迷馬の隠れ家 はてな本館

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あどランアーカイブ その35(ジングル問題とキダ・タローの“野望”)

本題の前に、昨日の銃撃で被害に遭われた長崎市長は、結局今日の早朝に亡くなられたとの事です。ご冥福をお祈りすると同時に、市長候補者は全員、決して選挙運動の自粛をしないでください。コレは、民主主義の選挙制度に対する冒涜です。コレくらいに怯まず、むしろ正々堂々と真っ向から暴力を振るう不逞の輩と闘ってください。それが亡くなられた前市長に対して何よりの供養になります。そして、当選した暁には前市長同様に、核廃絶と世界平和を訴える為政者であってください。(だけど、裏金や不正で市民から信用をなくさない様にw)

さて、ここからが本日の本題。“あどラン”の衰退期をもっとも象徴する出来事として、“キダ・タローのジングル盗作疑惑”があります。そもそも事の発端は、“あどラン”のジングルが視聴者を不愉快にさせる様な言葉に聞こえるという“苦情”から、ジングルを変えようという訳で準備してる最中に、自称“なにわのモーツァルト”ことキダ・タローがしゃしゃり出て、新ジンクルを作曲してやろうという事になった訳です。で、いくつかの候補があるうちのひとつ…コレが後にとんでもない“問題”へと発展するサウンドを使う事で決定した。しかし、一部のマニアックな視聴者から“コレ、他局のジングルやで!!”という苦情が相次ぐ様になったのです。

実は、キダのオッサンは、“あどラン”のジングル提供をやるまではMBSの番組とは疎遠でして、他局ではなんだかんだ言いながら、最低でも1番組のテーマソングやジングルを手がけてました。特にABCでのテーマソングはテレビ・ラジオを問わず、かなりの数を作ってました。特に有名なモンと言えば“ABCヤングリクエスト”のテーマとか、“プロポーズ大作戦”(同タイトルのドラマが最近放送されてる様だが…w)、KTVだと“花の新婚冠ピューター”のテーマ、YTVの“2時のワイドショー”のテーマが、実はキダのオッサンの作品です。で、残っていたのがキダのオッサンにとって“鬼門”だったMBSの番組であって、コレのテーマかジングルを作れば“在阪TV全制覇”が掛かっていたのです。
しかしこのオッサン、自分で“なにわのモーツァルト”と言っときながら、結構他人の楽曲をパクる達人としても悪名高く、被害に遭った作曲家も数知れずともいわれる程の“極悪人”でもあるのです。そんな中のひとつが、“あどラン”のジングルだった訳です。そこで、番組内で検証をしようという訳で、二つの曲を聴き比べると…ものの見事に“ウリ二つ”だった訳です。そこで番組では、その著作権違反を犯した可能性と、オッサンの言い分を“公開裁判”という形式で論議をやろうという事になったのです。
とはいえ、相手は腐っても音楽に精通した作曲家であり、アナウンサー達は音楽の世界では素人。オッサンが簡単に自分の罪を認める訳はなく、散々翻弄した挙げ句、自分の作品集CDの販売広告にちゃっかり番組を使っちゃった訳です。コレでは視聴者も呆れ返るのがオチというもの。この“事件”をきっかけに、どんどん堕落した番組内容へと変わっていく事になるのです。