迷馬の隠れ家 はてな本館

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サルでもわかる、任用御書学講座w その6

任用試験まで、もう1ヶ月しかないっすね。否、まだ1ヶ月あるんでしたw
え〜、今の言い回しだと“なんのこっちゃ?”と思われますが、今回のテーマは“宿命転換”のメカニズムを説こうという訳だ。つまり、心の持ちよう…生き様の“転換点”を見出すためのヒントが、今回の話の中心点です。
基本的に人生には様々な苦悩や困難が待ち構えていて、それを如何に乗り越えるかが“勝負どころ”です。当然ですが、基本的な苦悩である“生老病死”は誰も避ける事ができない運命ですし、様々な煩悩も自分自身を苦しめる要因です。しかし中には、現在進行形において“原因不明”なトラブルだってある訳で、こういうのを仏法では、過去世でやらかしたミスが原因…コレを“宿業”と称して説いてる訳です。一概に“宿業”そのものが不幸と結びついてるという訳ではありません。中にはコレのおかげで幸福になったケースもあり、現在の行為そのものが来世の自分にどう影響するかは、通常では予測不可能です。

仏法において、その様な働きを“三世の生命”とか“三世の因果”という風に表現してる訳だが、それは、現在も過去も未来もバラバラに存在する様なモンじゃなく、常に“同じ次元”にあるという訳である。したがって過去に悪事を働けば、その分が現代において悪い方に影響を及ぼし、更に未来は“暗くなる”という“負のスパイラル”を繰り返すと一般的な仏教系宗教団体なら教えるんだが、日蓮の場合はコレとは別の考え方で、過去に正法誹謗をやらかしたから、現世でそれを顧み、正法流布のために命をかけて戦うことで払拭できると教えたんです。つまり、単なる因果応報ではなく、遠い過去において謗法を犯した事が原因で様々な事例が発生してるなら、それを“解消”するためにも妙法を信じ、守って広宣流布するという実践で現世のうちにその運命を変える事ができると説いたんです。コレが宿命転換…つまり、何もしないままで見過ごすのではなく、何らかのアクションをもって未来を拓く事なのです。
その“宿命転換”を行う際に発生する様々な障害は、本来なら来世で受けるハズの“大難”が発生する…つまり、“転重軽受(てんじゅうきょうじゅ:重きを転じて軽く受くという意味)”の功徳を受けてるのであり、コレから“逃げる”という事は、当然ながら未来も真っ暗です。でも、そういった困難を真っ正面から受け止め、信心根本の姿勢で臨む者には、人生観そのものも変化します。それを“願兼於業(がんけいおごう:願いが業を兼ねるという意味)”言い、救済すべき者のために、敢て苦難の道を選ぶ生き様を示しています。
つまり、同じ“宿命”でも、過去世で悪事を働いて受けるモンという考えから、自らが進んで苦難の道を選んだ末の結果として受け入れるかで、その本質は変化します。(横浜出身の菫華の君が、なんで“関西常駐”を選んだのか…その意義を推し当てて考えると、競馬ファンなら今回の説明はだいたいわかってくれると思うw)