迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

たとえあなたが去って行っても〜お疲れ様、薫兄〜

ついに“引退”する事になった様です。そう、オイラが敬愛する競馬アナ、薫兄が先週(10/27)のCRK“パーフェクト競馬”午前の実況を最後に、使い続けた双眼鏡を置きました。MBSアナとして38年、そして競馬実況専門として25年間、ずっと競馬場から実況し続けた薫兄。あなたがいたから、オイラは競馬ファンとして、そして一人の実況アナファンとして、ここまでずっと応援してました。
そもそもの出逢いは、“あどラン”がきっかけだったとはいえ、TVに映ってた薫兄を見て、“競馬実況アナにも、こんな“カッコイイ”ヤツがいるんだ!!”と、心ときめきました。実際、某所でのイベントで初めてお会いした時、TVよりもハンサムで、しかもスレンダーな体型に、ますます熱を上げちゃいました。それ以来、はっきり言ってストーカーまがいな行動をしばしばやっちまって、ヤバかった事も多々ありw それでも適度に距離を置きつつ、ずっと“週刊競馬ブック”のレポートを読んだり、MBSのアナウンサー室のページをこまめにチェックしたり、とにかく、ちょっとでも薫兄の事を知りたくて奔走した記憶が、今となっては懐かしい思い出です。

2年前の定年時に、このBlogでも大々的に取り上げた程、オイラは薫兄の事が好きだった。もちろん、“カッコイイ”だけのアナウンサーはゴマンといるが、競馬実況をやっている姿や、マラソンランナーズハイ状態の姿すら絵になるアナウンサーは、数が知れてる。しかもG1でもファンマナーの悪さを放送中に嘆き、実況中にも拘らず激怒してリスナーを驚かせるアナは、彼ぐらいなモンだった。ある意味、菫華の君も(他局のアナなのに…)薫兄のこの姿に影響を受けたクチだとは思う。なんせ、競馬と競艇の事を語らせると、ものすごく熱く語る。特に住之江競艇では、多くのファンや関係者から絶大な支持があり、余程の事でない限り場内FMのスタジオにその姿はあった。
“あどラン本”2冊目には、ガーデニング好きを公表しているのだが、この最後の一文には、こんな言葉を書いている。

『競馬の仕事にはいずれ終止符が打たれるだろうが、花好きは一生変わるまい。』
その時を向かえて、今の薫兄はどう思ってるだろうか。マラソンもずっと続けてるのは、オイラも把握してる範疇なんでアレだが、この言葉通りに今後はガーデニングに勤しむ毎日なんだろうか?それとも、以前やってた柴犬のブリーダーとして毎日を過ごすのだろうか?気になって仕方がない。
しかし、確実にわかるのは、今週からは薫兄の実況をラジオで聞く事ができなくなったという事。そして、もう競馬場の放送席付近で、“競馬実況アナ”としての姿を見る事はなくなったという事だけだ。でも、寂しいハズなのに、なぜか涙すらでない。そう、すでに“惜別の時”が来るのをオイラは知ってたからだ。そしてそれは、決して菫華の君とは違う、“いつかまた逢える”という思いがあるからだ。
ただ、今は薫兄に対して、そっと伝えたい言葉がある。

“あなたに出逢えて、本当によかった。
あなたと一緒に競馬を観戦できた事、本当に楽しかった。
また、いつか競馬場で逢いましょう…
ありがとう。そして、お疲れ様でした。”
14年前に貰ったサイン、今でも大事な宝物です。