迷馬の隠れ家 はてな本館

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あどランアーカイブ その47(◯◯と遊ぼう?!)

番組内で、何かとゲストのタレントと遊ぶ事が多かったこの番組。そういうトコは、現在も放送されている“探偵ナイトスクープ”や“痛快明石家電視台”にも相通じる部分ではあるが、大きな違いだったのは、それを一般視聴者ではなく、アナウンサーが遊んでる部分である。ま、そういう部分が“ウリ”の番組でしたから、当たり前といえばそこまでだが…。

とはいえ、アナウンサーも専門分野から外れては、単なる素人同然ですから、本番中に思いもよらないハプニングに巻き込まれたり、話が脱線する事もしばしば。特に“よってたかってインタビュー”は、出演してるアナウンサー全員でゲストに質問攻めにするコーナーなモンだから、質問の内容によっては、あらぬ方向に話が吹っ飛んで収拾がつかなくなる事も。中には、話の内容からゲストの方が逆に質問する事もあって、それで盛り上がる事もしばしば。また、特集コーナーの場合、たまに“よってたかって”のゲストがそのまま居残って進行する事もあり、コレが原因で話が脱線する事もあった。
千里丘時代の“あどラン”は、そういう意味では“ハプニングを楽しむ”番組だったのだが、茶屋町になって以降は、だんだんそういった部分よりも“予定調和”を重んずるフシが見受けられた。それは同時に、MBSにおけるアナウンサーの価値観が変貌していった事を意味する。つまり、千里丘時代はスタジオの雰囲気も自由そのものだったのが、茶屋町ではかなりの制約を受ける結果となったのだ。特に震災以降番組終了までの3年間は、気持ちの上でも完全に輝きを失っていた。番組を盛り上げようにも、先の震災で負った心の傷が癒えず、また、その事を感情に出さぬ様に気を配ってるつもりでも、それ故に精神的に疲労困憊を極めたのはいうまでもない。そして、JNN系列の“本局”であるTBSの堕落ぶりは、そのままMBSにも影響を及ぼした。それが結果として、この番組の寿命を縮めた。