迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

My favorite announcer vol.59

いやはや、昨日更新予定だったのだが、ちょっと京都競馬場でエ杯観戦やって、帰りにドンチャン騒ぎしたら、すっかり午前様(?!)になっちまったんで、今日更新です。で、先に断っておくが、今年の12月更新分で、この“My favorite announcer”の月イチ(レギュラー)更新は、終了することにしました。てのも、紹介できるアナ自身が減ってまして…要するに、ネタ切れですw とはいえ、不定期ながらシリーズそのものは継続しますが…ま、なによりキリが良い(次で60回目)んで、区切りをつけましょう。
てな訳で、今月紹介するのは、薫兄の同期…緒形憲吾アナの話です。既に定年を迎えたんで、紹介するには、ちょうどいいかなぁ…って感じで取り上げる次第である。とはいえ、実のトコを言うと、“あどラン”放送中の時期にアナウンサー室から別部署に異勤したんで、取り上げる部分は“現役時代”のみという格好になります。薫兄のトコでも書いたが、見た目に似合わず“演劇青年”というキャラと、MBS最強の“武闘家”というイメージだけしかないというのは、“あどラン”ファン共通の印象といったトコでしょうかw

独特の野太い(てか、甲高い?!)声と、いかにも“九州男児”といった見た目。しかも大柄に思われがちなんだが、薫兄と並んじゃうと、実は背が低かったりしますw それでも、薫兄にとっては、大切な親友であると同時に、時としてライバルという存在であったのは、間違いないです。でも、薫兄と出逢う前…てか、学生時代は、松倉アナ同様に、学生運動に明け暮れた時期があったそうで、熊本から京都の大学へ進学した時、先輩とともに京都の街をデモ行進したクチだそうな。しかし、元々幕末時代の話が好きだった憲吾さんにとって、父親からの手紙の一言で我に返り、そこから演劇の道を選ぶ様になったんだとか。しかし、ずんぐりむっくりな体型は、絵的にイマイチな役柄しか回ってこなかった事もあり、それなら…といって、ラジオやテレビでのナレーションの仕事をしたくなって、MBSを受けたという訳です。で、そこでスポアナを目指す薫兄と出逢う訳です。
だけど、新人時代の写真を見たらわかるんだが、イマどき風にいえば“イケメン”系の薫兄にバラエティー系のアナになる様に辞令が出たのに対し、どう見ても“田舎っぺ大将”な彼には、スポアナの辞令が出た訳です。さっきも言ったが、二人のやりたい事とは、まったくの正反対の辞令…そこでとった行動が、お互いの辞令を交換するという荒技をやってのけたのです。こうして、見た目のゴツさを気にせずできるラジオのアナウンサーへ、その一歩を示す事になるのです。
結婚し、子どもが生まれた時、良い意味で“強い父になろう”と思った時に、たまたま新聞広告で見つけたのが日本拳法という武術で、ここからが、“武闘派アナ”というイメージが色濃くなってくる訳です。“日本拳法”というのがイマイチわからない人の為に説明すると、徒手空拳系武術のひとつで、ぶっちゃけ空手と柔道の中間みたいなヤツなんだが、投げ倒した後マウント状態でとどめの一撃を加えるという、総合格闘技としての要素が大きい。そのため、安全面を考慮して、選手は胴着の上にプロテクターを装備した状態で試合に出る。言ってしまえば、テレビのアナとして大事な顔面を保護しながら、尚かつ思いっきり拳や蹴りを出せる競技とあって、習い始める訳である。元々、ちょっと臆病なクチなのだが、この格闘技と出逢い、それが後に“あどラン”でのキャラとしては“武闘家”というポジションへ昇華されるきっかけとなるのです。
そして、演劇青年として叶えたかった夢が、“あどラン”の中で実現するチャンスを迎えるのです。そう、“あどラン”本2冊目にちょっと書いてますが、時代劇SPの第二弾として“新撰組”をやる事になり、その主役である近藤勇役を演ずる事になるのです。そして、そのスナップ写真を良く見ると…そうなんですよね、配役上の偶然とはいえ、薫兄がすぐ近くにいるんです。そして、誰よりも熱く、徹底して演じる様は、他のアナ達を唖然とさせたのは、いうまでもありませんw
薫兄に言わせると、運の強さと優しさ(人の良さ)は、誰にも負けないんじゃないかな…ってことらしんだが、それを伺い知る話として、薫兄自身の入院話(以前、薫兄のトコで書いた十二指腸潰瘍でのドタバタです…)のひとつに、事ある毎に見舞いに来ては、薫兄の嫁さんと子ども達の面倒を見ていたそうで、その件に関しては、今でも感謝してるんだとか。その逆に、憲吾さんはというと、長男が(確か左耳)難聴になってしまった時に、薫兄は慰めてくれたそうな。(ぶっちゃけ、蜂谷家と緒方家は、家族ぐるみでの付き合いが長いらしい…)だからこそ、異勤で“あどラン”降板となった時に、番組内で薫兄と熱い友情を見せつけたのも頷ける訳です。