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視聴率のいい番組の作り方w ドラマ編

正直言うと、オイラは昔からドラマ番組は嫌いである。アニメやバラエティ、実況が上手いスポーツ中継なら、無理してでも見る事はあるが、何故かドラマに関しては、単発モノ以外はウザ過ぎて見る気が起きない。もちろん、それは国内のヤツだけでなく、海外モノでも同じ。ただ、“視聴率のいい番組”というカテゴライズで話す場合、“ウケるドラマ”の要点だけは、見なくても大体わかる。

ドラマに関して、重要なのは3点。1つ目は脚本の出来、2つ目は配役とストーリーのバランス、そして最後は時代背景だ。
まずは“脚本”というより、原作とドラマ上の脚色の“差”が、どこまであるかというモノ。つまり、原作そのものは面白くとも、いざ映像化した時に、その世界観をぶっ壊す様なセリフがあると、それだけで興ざめする。逆に言えば、原作そのものはつまらないモノでも、その世界観を“活かす”為に観点を変える事は、映像化において重要なファクターともいえる。
次に、“配役とストーリーのバランス”なんだが、どんなにイケメン俳優や人気タレントを起用しても、ストーリーそのものと合致してなければ、速攻で飽きられる。その逆もまた然りで、ストーリーそのものはいい感じなのに、演技力が乏しいアイドルや、実力のない“代々タレント”を起用する様では、結果としてつまらない番組になってしまう危険性がある。
そして、“時代背景”とは、ドラマを放映する時代の世相が、“どんな風な夢を見たいか”という観点から、ストーリーを選んでいるかである。恋愛モノにしても、都会の風景が良いか、地方の純朴なのが良いかは、世間に対するリサーチが不可欠であり、視聴者の世代や時間帯によって、ストーリー上の時代設定にも気を配る必要性がある。
この3つが上手くかみ合ってるドラマは、何回見ても飽きないし、再放送でも十分に視聴率が取れる。が、1つでもバランスが悪いと、コアなマニアでも見向きもしなくなる。また、シリーズモノでも、放映される時代によって、若干の手直しが施されていても、ストーリーそのものの本筋さえ外していなければ、永続的に見る事が出来るし、途中から見た人でも、物語の全体的な内容を把握する事が出来る。
ところが、現在のドラマに関していうと…その殆どがチクハグな状態といって良いだろう。もちろん、中にはキチンと視聴率を取れているドラマもあるが、どうもバランスの悪い作品が多過ぎる様な気がする。ま、それだげ、舞台や映画の経験が少なく、演技そのものが未熟な俳優・女優が増え過ぎたという事だろう。(もちろん、それ以上に脚本家が、まともな話を書けなくなったという事かもしれないが…)