迷馬の隠れ家 はてな本館

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視聴率(ry 視聴者参加型バラエティー編

この部門は、やはり“探偵!ナイトスクープ”の独壇場と言っても良いかもしれないが、基本的には、いくつかのグループ分けができる部門であろう。が、現在主流のスタイルは、電話やWebを駆使した投票方式の“疑似参加型”であろう。とはいえ、本来面白いのは、視聴者と出演者が“ガチンコ”でやり合うスタイルであり、スタジオや公的ホールで公開放送を行う形式の方であり、未だに大阪のバラエティー番組は、こっちの方がウケる訳である。

では、なんで首都圏ではウケが悪いか…その最大の原因は、“恥”の文化であるということだ。つまり、見てるモンにとっても、他人の失態やウケ狙いのNGシーンは、とてもじゃないが見れたモンじゃないという感覚があるからで、地方だとオープンで面白可笑しくても、東京では却って“恥ずかしい”のである。言い方を変えれば、“都会”だからこそ、地元での醜態をそのまま晒すことは、他人にバカにされる要因という概念が働く為、必然的に“匿名希望”が増えるのであり、それ故にウケないのである。
しかし皮肉な話だが、“ナイトスクープ”は、系列“本局”であるハズのテレ朝で放映したらウケず、TVKテレビ神奈川等でこっそり放送してると、かなりウケている。つまり、コレが答えなのである。作ってるのは同じ放送局でも、放映権を有する放送局の“体質”そのものが影響しやすく、独立U局ではウケても、東京のテレビ局そのものでは自分トコの番組以外はクソミソな扱いをするという悪癖を、視聴者が知っているからそうなる訳である。
“視聴者参加型”でも、体力自慢系(SASUKEとかKUNOICHIとか…)やクイズ系は、特定の“常連”が覇を競っている内容だと、結果的に他の視聴者が参加しにくくなる反面、常連同士の白熱バトルは見てる分には面白い。しかし、それは特定のタレントで固定されるレギュラーゲストと同じで、一見さん扱いの参加者は、なかなか画面に映らず、参加してても紹介されないままカットされる者も出る。投稿系でもまた然りで、一部の視聴者のネタ以外採用されなくなると、他の視聴者が投稿しなくなり、常連が“ネタ切れ”で投稿しなくなると、途端に番組そのものが廃れる危険がある。トーク参加系の場合、MCの腕が善し悪しを決める大きな要因であり、“痛快明石家電視台”や“新婚さんいらっしゃい”の様に、長続きする番組は、メインMCであるさんまや三枝師匠の“盛り上げ方”が上手いからであり、参加している視聴者自身も、ついつい彼等のペースに乗るから、更に面白くなるのである。
そういう意味では、ABCは基本的に、公開放送そのもののノウハウがある為に、視聴者参加型バラエティー番組を永続的に放送することができ、それ以外の放送局では、そのノウハウを活かせる為の技術がイマイチだからウケないのであろう。