チルトの他事掻論?!〜鳩山辞任で大騒動w〜

チルト(以下チ):こんばんは、そして、ご無沙汰しております。さて、久々にお呼びが掛かったので登場してみると…ﾁﾗｯ［タイトル］何事です、これは？
マーグ(以下グ):ザマーミロwオレが言った通りジャンかよ!!
チ:なぬ?! 鳩山首相が辞任しただと…しかも、小沢幹事長まで…どういう事だ、これは!!

グ:参院選が近付くにつれ、この８ヶ月の間、真っ当な政権運営をやっていなかった事がアダとなって、政権支持率が急降下したんだぜ。就任時は80%超えてたのに、今では20%を切っている…まして、政治資金規制法の編み目を潜った不正な献金や、脱税が明るみになった途端、政権政党としてのけじめをつけるどころか、開き直って無罪を主張しまくった事が、悪影響を及ぼしちまったんだ。
チ:しかし、それは秘書がやった事であり、まして、検察は陸山会の収支に関しては不起訴…
グ:甘いな…そんな事なんて、個人レベルの些細なミスだ。むしろ、普天間基地移設問題や宮崎の口蹄疫問題で、その舵取りを失敗した上で、尚かつ責任者自身が相手をバカにしたんだ。有権者だって、バカじゃねぇ。こんな首相が、いつまでも君臨していたんじゃ、真っ先に国そのものが滅亡するぜ。
チ:だが、普天間問題に関しては…
グ:鹿児島・徳之島移設を言ったは良いが、突然振って湧いた移設候補話に、島の住民が納得する訳ねぇだろ!!
チ:そもそも、徳之島が候補に挙がるのは、沖縄が使えなくなった時の代替地として、アメリカ海兵隊と日本政府が契約を交わしているからであり…
グ:おいおい…社民党の福島代表が大臣を罷免されてまでも守りたかったのは、憲法第９条の“戦争放棄”であり、そのためにも日本からアメリカ軍を追放する事が大前提だっていう事で、連立を組んだんだ。それを裏切った罪は、たとえ、最終的に実現不可能であったとして謝罪しても、沖縄県民だけでなく、鹿児島県に対しても侮辱した事に変わりはなく、許されねぇんだよ。
チ:それでも、努力して…
グ:わかっちゃいねぇな…既に、辺野古住民に対しても、自民党政権時代に何度も話し合いが持たれた末に決定した事案を破棄したのは、いうまでもなく鳩山政権であって、下野した自民党幹部でも、まして公明党や日本共産党などではない。
チ:…まさか、小沢さんは、その事を隠して、私を騙したというのか?!
グ:ご名答…当然の結果だろ。余命幾ばくも無いアンタを納得させた上で、尚かつ旧来の自民党と同じ事をやろうとしたんだ。小泉内閣…否、現在の自民党が行おうとしたのは、政党自身の“世代交代”であって、政権維持だの奪回だのといった綺麗事ではない。それ故に、公明党が実施している定年制を、党内にも設けようとしたんだ。それを阻害する高齢の議員が多過ぎて、求心力そのものが下がっちまっただけだ。
チ:私が求めた政治改革を、必ず実行させる…そう言ってくれた者が、こんなカタチで裏切られるとは…なぜ、政権政党が、こうも腐敗してしまいやすいのか…私には、理解できない…
(つ^T)ｸﾞｽｯ…
グ:“権力の魔性”ってのは、結果として、人間性までも奪っちまう程強力なモンだ。肩書きの重さを忘れる慢心が、やがては、警告を発する周囲の人間を疎く感じ、消し去ろうとする…アンタぐらいの人間だったら、イヤという程、経験してたハズだ。これでわかっただろ？なんでアンタが、マスターのトコへ来たのか…こういうのを、これからもマスター経由で見続けなきゃいけねぇからだ。そして、生前時に、如何に浅はかな考えをしてたかを知る為に、ここに来ちまったんだ。まして、今の時点でアメリカ軍が撤退すれば、確実に北朝鮮は、韓国と日本に核を打ち込みかねない…そこまでキナ臭くなっちまったんだ。オレもそうだが、アンタだって、あの醜い戦争を忘れたとは言わせねぇ。それを食い止める手段を否定したのは、いうまでもなく、アンタ自身だ!!
チ:………すまん。今更だが、“戦争反対”と“集団的自衛権の放棄”は別モノだった…そう認めざる得ない。
グ:戦争ってのは、大概の場合、やりたくてやってるんじゃなく、やらざる得ない状況に追い込まれてやっちまうモンなんだ。それを如何に防ぐかは、それこそ政治家の手腕に掛かっている部分だ。それでもダメだった時に、相手から打ち込まれた砲撃を、最小限の被害で止める役目を果たさなきゃいけねぇのが、自衛隊の本分じゃねぇか。バカにした以上、攻め込まれても、文句は言えねぇし、自然災害からの復旧でも、自力でやらなきゃいけなくなる。俗にいう“有事”ってヤツは、戦争ばかりじゃねぇ。それを知らずに“自衛隊不要”を論じたんだから、その罪は重いぜ。
チ:その罪は、私自身が背負うモノだ。マーグ…いろいろ、すまなかった。