迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

シンとノブさんのエクウステーション 2010年6月号

シン(以下シ):競馬ファンの皆様、こんばんは。先週の日本ダービーで、春のクラシック戦は終了しましたが、成績はいかがだったでしょうか?
ノブ(以下ノ):まいど、ノブさんやで。こないだのトークん時は、お休みしてもうてすんまへん。
シ:そういえばノブさん、先々週のオークスは、まさかの決着でしたよね。
ノ:そやなぁ…まさか、今年の“樫の女王”が、2頭も誕生するとはねぇ。
シ:ご存知の方も多いでしょうが、5月23日に行われた、第71回オークスは、最後の直線で、馬場の外目から一気に追い上げたアパパネサンテミリオンが、内で粘るアグネスワルツをかわし、激しい叩き合いの末、両馬共に鼻面を合わせたところでゴールし、約12分もの長い写真判定の結果、G1、及びクラシック史上初となる、2頭同着優勝という結果となりました。
ノ:平場競走でも、1位同着は珍しいケースやねんけど、G1で、しかも牝馬クラシックでのこの結果は、極めてレアなケースといっても過言やないねん。マンガの世界では、“みどりのマキバオー”ってのに、主役のミドリマキバオーとライバルが、ダービーで同着優勝という内容のがあるんやけど、それが、現実で起きてもうたって事やねん。
シ:俺の後輩が、ご丁寧にも他の公営競技でそういうケースがあったかどうかという、データを取材してくれてましたが、特に、最高位のレース限定で調べても、今回のケースは、全く前例のない、非常に稀なケースだという事が判明しました。
ノ:ホンマ、現場で観戦された方に撮っては、結果云々よりも、記憶に残る名勝負を見られたという衝撃の方が大きかったんちゃうかな…って思うね。

シ:次の話題です。6月2日に、TCK特別区競馬組合は、現行のダートグレード競走の出走資格に関する事項を一部変更し、今月末に行われる帝王賞(Jpn-1)から適用する事を発表しました。
ノ:今までの規定やと、1年以上休養しとった馬は、いくら過去の戦績が良くても、出走できひんという事やったんやけど、今回から、TCKへの出走登録時に総合調教試験を合格するか、JRAでのゲート発走試験に合格したら、出走する資格を得る事ができるって訳やねん。
シ:これを受けて、去年のかしわ記念(Jpn-1)以来、脚部不安で休養していたカネヒキリの復帰戦が、ゲート発走試験次第では、帝王賞になる可能性が出てきました。
ノ:今回の改定には、大きく2つの理由があるんやけど、そのひとつは、近年の医療技術によって、長期休養明けでも、結果を残す馬が増えたって事と、もうひとつ、TCK独自のルールによって、本来やったら出走資格のある有名馬が出走できひんのは、ダートグレード競走実施の本旨から外れ、ホンマの意味での“ダート最強馬決定戦”にならへんから…って事やねん。もっとも、TCKとしては、実力馬であるカネヒキリ帝王賞へ出走して欲しいから、こういう規定変更をやったと勘繰られてもしゃーないんやけどな。

シ:では今月は、この辺で失礼します。お相手は俺、シンと。
ノ:ノブでした。ほな ノシ