迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

エクウステーション 2010年8月23日号

競馬ファンの皆様、こんばんは。今日もこの時間は俺、シンがお届けする“エクステ”でお楽しみください。
まずは、大記録達成のニュースです。8月19日、門別競馬場で行われた第31回王冠賞で、牝馬のクラキンコが優勝し、先の北斗賞、北海優駿に続きホッカイドウ競馬3歳三冠レース全制覇を成し遂げました。牝馬による道営三冠は史上初で、通算では4頭目の“道営三冠馬”となります。
次の話題は…先程(8/23現在)帯広競馬場で行わました、JRAジョッキーDAYエキシビジョンレースの結果をお伝えします。現地ではあいにくの雨模様の様でしたが、2つのエキシビジョンレースが開催され、総合優勝は、今回初出場の藤岡佑介騎手となりました。詳しい内容は、リンク先の方でご確認してもらうとして、今回は2回目のレースに、今話題の“中高年の星”ゴールデンバージが出走しましたが、流石に前日の草競馬に出走した事と、雨がたたって、7着になりました。なお、ばんえいシアターでは、先程のレースのリプレイが視聴できます。

さて、ここからは、ちょっと俺なりに実況アナに関する“苦情”について、経験者として一言いわせてもらいます。最近、某掲示板で、特に木和田に関しての悪質とも取れる書き込みが時折見られます。まして、仕事と宗教は、まったくの別件であり、その事を理由に文句を書いている事自体、競馬中継をナメているとしか言い様がありません。俺も現役時の時は、スタンド上段にある放送席の角度に何度も泣かされたクチですし、まして、“モニターを見ろ”という指摘に関して言わせてもらうと、実は、俺達の実況に合わせたカメラワークを行っているという事に気付いていらっしゃらないのでしょうか?つまり、モニターのカメラマンも、その事を理解した上で、カメラを回しているのです。
まして、言い間違いの指摘でも、発音が難しい馬名も、最近では結構増えています。こればかりは、いくら練習したからといって、本番の実況で、それを上手く発音できるかは、ある意味“賭け”みたいなモノです。俺が日頃言っていた通り、稽古不足を本番は待ってくれません。逆に言えば、どんなに疑似レースで、あるいは過去のアーカイブを見ながら練習したとしても、現場で、しかもリアルタイムで目の前の情景を実況するのは、非常に難しい事です。まして、レース中は、どんなに平静を装っていても、実際はゴール前の攻防で、興奮状態になっているアナウンサーが殆どです。手元のモニターを見る“余裕”があるという事は、逆に言えば競馬実況という“仕事”に対して、手を抜いていると言っても過言じゃありません。それは、過去のレース実況…特に藤田先輩や北野先輩の実況を聞いてもらえれば、察しがつくと思います。“録り直し”になっている実況は、その殆どが何らかの言い間違いや誤認があって、ファンに多大な迷惑を掛けたという“謝罪”を意味しています。(もちろん、俺みたいに“病を圧して…”となった実況は、今にして聞き直すと、相当痛々しくて、申し訳ないぐらいです。)
まして、今のラジオNIKKEIの実況アナに、これ以上欠員を出す余裕は全くない状態であり、特に大阪支社分…つまり関西での競馬中継に関しては、事実上、常駐の檜川一人で切盛りしなくてはいけない状態です。小塚だって、再来年には恐らく、本社の方に戻るでしょうし、現時点でフォローに入ってくれている大関が常駐してくれるとは限りません。(これも、半分は俺のせいなんですが…)木和田だって、一度は視力の事もあり、競馬の仕事を離れました。でも、様々な事情を考えると、戻ってこざる得なかったのも事実です。そういった事も知らずに、悪口を書くのであるならば、彼等に変わって、全て俺が受けて立ちます。迷馬さんには迷惑をかけるかもしれませんが、実況アナとしてこの仕事を誇りに感じて精進している後輩達を、そして先輩達をバカにしてる輩に対して、俺自身許せないんです。

ちょっと、アツくなり過ぎましたねw そろそろ今週は時間となりましたので、この辺で失礼します。