迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

エクウステーション 2010年9月号

シン(以下シ):競馬ファンの皆様、こんにちは。さて、このコーナーも今月に入り、通常モードでお届けしたいと思います。
ノブ(以下ノ):まいど、ノブさんやで。ボクも通常モードやさかい、こっちに登場って訳やねん。
シ:では早速…まずは、今年も行われている“サマーシリーズ”のうち、先日の新潟記念で“サマー2000シリーズ”が終了し、その新潟記念の混戦を制したナリタクリスタルが総合で13Pとなり、シリーズ優勝を飾りました。
ノ:小倉記念との2戦だけやけど、他のレースに参戦した馬が、軒並み結果を落した事もあり、堅実に夏場の競馬を凌ぎ切った事が、結果に結びついたようやね。
シ:ちなみに、“サマースプリントシリーズ”は総合で20P獲得しているワンカラットが、“サマージョッキーシリーズ”は藤岡祐介騎手が総合で32P獲得で、現在(8月29日時点)ではトップになっております。
ノ:ほんで、“サマージョッキーシリーズ”優勝騎手は、自動的にWSJSの出場権を手に入れる事ができるんや。そやさかい、このままの状況やと、藤岡(祐)騎手が東西のリーディングジョッキーとともに出場するって事になるんや。

シ:続いての話題です。8月29日、札幌競馬の第8レースクローバー賞で、サクラベルに騎乗していた藤田伸二騎手が、このレースを制し、JRA史上9人目、現役では5人目となる、通算1,700勝を達成しました。
ノ:その中には、G1勝ちが12鞍あって、主なモンでもフサイチコンコルド日本ダービーシルクジャスティス有馬記念…といった様に、主役を喰った様な格好のG1制覇が多いねん。そいで、2006年以降、区切りの100勝が5年連続して札幌競馬場で達成しとるねん。ま…藤田騎手自身、北海道出身やさかい、地元での区切りってのがオモロいやん。
シ:さて…やはり、ここで取り上げないといけませんね。先日、速報という格好でお伝えしましたが、8月29日の夕方、1988年の菊花賞スーパークリークが、浦河にある繋養先の日高SSで、老衰のため亡くなりました。
ノ:関係者の話によると、なんでもオグリキャップの訃報を受けた途端、急に食欲が落ちて、最後は腹痛を訴える様に苦しそうにしてたという事や。ま、最近のサラブレッドは長寿になったといっても、やっぱ20歳以上になると、健康管理等が難しゅうなるんや。まして、オグリキャップは不慮の事故やったけど、これはある意味、仕方の無い話や。
シ:でも、不思議な縁を感じますね。
ノ:そやな…ライバルがいなくなって、寂しかったんちゃうかな。そやからって、その後を追う様に亡くなったのは…そやね、ホンマに不思議やねぇ。
シ:ええ…適性距離こそクリークは長距離で、オグリはマイルでしたからね、その両雄が春秋のグランプリで激突したのも、もう20年以上前の話になってしまったんですね…
ノ:そやな…特にクリークは、制度変更に伴って、春秋の天皇賞を制した最初の馬だし、特に武豊騎手が最初に制したG1は、クリークの菊花賞やモンな。そやさかい、中・長距離で活躍してたイメージがあるな。
シ:オグリも、血統でこそマイラーなのですが、マイル路線よりも、中距離で実績がありましたからね…人間に喩えると、クリークはエリートをひた走るキャリア官僚なら、オグリは叩き上げで部隊長まで出世した、ノンキャリアの自衛官といった感じでしょうか。
ノ:ちょっとヘンな喩えかもしれんけど、あながち間違っていないと思うで。
シ:いずれにしても、昭和から平成に変わる、あの時代を駆け抜けた名馬が、この時期に天に召されたのは、新たな時代への始まりと、古き良き時代の終焉を意味してると言えるのではないでしょうか。

今月は、ここまでにしておきましょう。お相手は俺、シンと、
ノ:ノブでした。