迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

海犬もバカですなぁ…

反捕鯨団体シー・シェパード(SS)」が和歌山県太地(たいじ)町に団体幹部を長期派遣し、地元のイルカ漁に圧力をかけている。太地町は、隠し撮り映像でイルカ漁を批判し、今春、米アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した映画「ザ・コーヴ」の舞台。SSは日本に狙いを定めた活動で注目を集め、多額の寄付金を得るようになったことから、今回も知名度の高い場所で存在感を示し、勢力の拡大を図るのが目的とみられる。SSは12月にオーストラリアから抗議船を出し、再び調査捕鯨妨害をすることも宣言、“日本たたき”の姿勢を強めている。(by:msn産経ニュース 2010年10月8日)
ま、毎度の事だが、海犬を通じての“JAPAN BASHING"は、ある意味海洋民族全般をバカにし過ぎというか…ま、そういうのに資金を渡してる連中の殆どが、白人セレブと称してるか、反日アジアン系企業の連中という事だろうなと…w

だからこそ、みんな冷静になって欲しい。こういう連中は、後先を考えていないどころか、とりあえず“生活費がもらえれば…”感覚でやっているのがオチであり、民族文化の違いを学んでいない。つまり、自分達が如何に“自然破壊をやっているか”という自覚が無いのだ。原住民の生活を“野蛮”と罵るのなら、その生活圏を侵蝕し、自分達の文化を無理矢理持ち込む方が、よっぽど野蛮である。なぜなら、その時点で在来種が…特に持ち込んできた家畜の為に、“害獣”として勝手に乱獲したのが原因で、生態系が崩れたからだ。言う迄もないが、オーストラリアでのカンガルー大量繁殖の原因は、その天敵であるディンゴ(有袋類のオオカミみたいなヤツ)を撲滅した事であり、その時点で日本の捕鯨を批判する筋合いなどないのである。
ま、ある意味皮肉を込めて言わせてもらうが、そこまでクジラやイルカを猟る事を“野蛮だ”と批判するなら、海犬はその運動資金を全部注ぎ込んで太地町の土地を全部買い占め、そこで地球上に生息するクジラを飼育してみたらどうだろうか?そこまで“守ってやりたい”と思うなら、それ位できて当たり前だし、その活動を支持して欲しいと訴えるなら、話はわかる。が、ただ単純に“捕鯨やめろ”では、辻褄が合わなくなるどころか、“環境保全”の名目の為に出資してる企業が、実は戦争が起きる事を期待してる…と穿った印象を、消費者が持ってしまう可能性も出てくる。そしてそれが業績悪化の一因となってしまえば…あるいは、外国人に対する不信感を煽ってしまえば、まさしく自分自身が損益を負うハメになる。
以前にも言ったが、“襟を正してモノは言え”の基本は、相手を見下すのではなく、対等な立場として“学ぶ姿勢”を示す事であり、理解できるまで双方が言い分を分析し学び合う事が重要なのである。逆に言えば、相手をバカにするなら、それ相応の“代償”を用意して臨むべきであり、相手の言いなりになったり、ゴリ押しで問題を解決させようとするのは、非常に“努力の無駄遣い”である。つまり、喧嘩をするのは相手を充分に理解できない上に、その“痛み”をもって訴えている姿勢であって、相手が存在しない限り、発生しない…というか、意味がない。単純な話、近代戦争の究極の答えは、喧嘩相手を“抹殺”する事であり、その最終兵器が核兵器だって事。なら、今すぐにでも中国やオーストラリア、そしてロシアやアメリカは、日本にバンバン核兵器を打ち込めば良いだけの話である。しかし、その“代償”として、地球上の生物が全滅する可能性があり、たとえ生き残れたとしても、放射能で汚染された大地や海の恵みを食する事は、自殺行為そのものと考えていい…そう、水銀汚染がどうのというレベルで済まされないのである。話が逸れるが…現実的な話、今でも広島市周辺と長崎市諫早市では、原爆による健康被害を訴える、いわゆる“被爆者”の子孫がいて、DNAの単位で原爆症になる危険性を孕んでいる人達がいる。アメリカの主張のみで言えば、日本の責任で済むだろうけど、実際に核を使ってヒロシマナガサキに核汚染をやらかしたのは、言う迄もなくアメリカ空軍である。
忘れてはいけない…相手の風習を“野蛮な行為”と罵るのは、相手を知る為の学習機会を逃しているのと同意である。そして、地域の文化を学ばずにバカにする行為は、それ故に非常時に逃げ遅れて被災するのである。そこに住む人々が、長年の経験で培ってきた事が、ベストとは限らない…が、逆を言えば、それより優れた方法があるならば用いるべきでも、自分では無理だと思ったら、地元の人間の指示に従うべきである。“郷に入れば郷に従え”とは、まさにコレである。ま、いずれわかるでしょうなぁ…その地域に根ざした文化を破壊したツケが、必ず自分の身を滅ぼすという事を。