迷馬の隠れ家 はてな本館

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いよいよ…RADIKO本格運用開始!!

えーと、既にラジオ好きなら御存知かと思うが、12月1日、本格運用に向けて、東京と大阪のラジオ局13社と電通が共同出資で、現行の“RADIKO”を運営する会社を設立し、利用エリアも若干拡大するとの事です。つまり、大阪エリア組は、今まで使えなかった滋賀県和歌山県でも、12月1日からは、大阪の6局を、パソコンやiPodAndroid搭載スマートフォン経由で、雑音を苦にせずに聴く事ができる様になります。

で、一部の報道では、来年の春以降、大阪近郊…という事は、CRKKBS京都WBC和歌山放送等も加入予定との事。つまり、関西限定とはいえ、CRKの全ての番組が“IPサイマルによるステレオ放送”が始まるという事です。(ついでにいえば、名古屋や北海道などでも、来年以降にサービスを開始するとか。)
しかし問題点もあって、特に、IPによるサービスエリア固定というのは、多くのリスナーをバカにしてる様にしか思えない。また、著作権の問題も…インターネット上でのラジオ配信は、この問題が未だ解決していない事もあって、実は楽曲の配信に関してはかなりの制約がある。(故に、ライブストリーミングポッドキャスト配信の“しゃべって”でサントラなしという状況は、ここが原因といってよいw)それと、無償配信は違法ダウンロードや違法コピーの"温床”にもなりかねないという意見もある。しかし、それは日本でFMが開局する時にも指摘された話であり、それ故にFMの電波の出力が、民放の場合最大でも10kWに抑えられている現実がある。コレと同じ原理が、“RADIKO”でもいわれているのである。
だが、本当に重要なのは、広範囲でのリスナーの獲得であって、こういった“エリア制限”を設けてまで運用する事に、本当に意味があるのだろうかと、オイラは疑念を持っている。特にラジオNIKKEIの場合、関東限定ではなく、“全国配信”というカテゴライズで扱ってやらないと、本当に聴きたいと思ってるユーザーは、置いてけぼりをますます喰らうだけだと思う。もちろん、その対処法としてiPod用のアプリを用意してて、月額350円の有料配信をやっているとはいえ、それでも一部の番組に配信制限が掛かっている為に、まともなカタチで聴ける番組が少な過ぎる。(いや、競馬中継やそれに付随する関連番組が聴けるのはいいが…)一部のリスナーが、“RADIKO”での配信が関東のみなのに対して、失望している内容のコメントを寄越している様に、ラジオの本当の“楽しさ”を、諸般の事情という一言で封印している事は、よっぽどもったいない話である。
しかし、現在のラジオをめぐる環境は、はっきり言って芳しくないのが現状であり、受信感度が良いとされるカーステレオのラジオでも、一部の放送局が障害を受けるエリアが都市部を中心に広がっている。それを解消する為の“切り札”として、この“RADIKO”が誕生したといっても良い。逆を言えば、昔ながらの生活をみんながしていたならば、こんな技術もいらなかったという事である。
ま、どっちにしたって、来月以降はラジオが更に面白くなる事だけは確かだ。