迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

深夜食堂“FLAT RIVER” 2011 第三夜

マーグ(以下グ):最近、米からパンを作る為の機械が品薄状態だっていうが、よくよく考えたら、朝食は餅やお粥でも良いじゃねぇか?米粒を炊いただけの米飯より、消化もいいし腹持ちがいい。しかもローカロリーなら言う事無しじゃん。ま、お粥はともかく、餅の場合、食べ方を間違えると、喉に詰まらせて大変な事になっちまうから、入れ歯が必要な高齢者とか、咀嚼力が落ちている病人等は、なるだけ白玉粉や団子粉で作った代替食の方が無難だな。あと、どうしても餅を食べたいなら、揚げ餅にするか、かき餅にする方が食べやすいハズだぜ。かき餅は、普通の餅を薄くスライスしてから一晩以上、軒下等風通しの良い場所で干してから、焼き網をセットした炭火(普通のガス火でも良いぜ、直火がないならなら、オーブントースターで代用w)の上で焼き上げて、倍ぐらいの大きさになったトコで塩や醤油をつけて食べてみな。カレー粉を混ぜた塩を振るのも良いかもな。あ、揚げる場合も、一旦干した状態から作った方が、食感がパリパリして美味いぞ。

っと、いらっし…何しに来やがった?!
アンジー:ムハハハハ…今宵は旨い飯をたらふく食う為に、この店を陣取らせて…
ヽ(  −)ノミ ━━∽∽∽ザ(TДT|||)クッ∽∽⊂
タック(以下タ):失礼…また淫乱魔王が、このサイトを占拠しようとする動きを察知して、参上仕った。先程、“封魔の槍”をヤツの身体に突き刺したので、しばらくすれば、女人の姿となって大人しくするだろう…

グ:つうか、それやっちまうと、オマエも“女性”になっちまうだろ?
タ:心配はいらん…そもそも折者は、ヤツの暴走を止めるのが務めであり、それが時折何らかの弾みで外れるからこそ、こうやって“封魔の槍”でヤツの身体を貫き、魔力を中和させているのでござる。そのために、折者の霊力が削られ、本来の姿を保持できなくとも…
グ:わあった、わあった。で、ついでだから、何喰ってく?
たくみん(以下た):…あ、マーグはん。あたいは、澄ましのお雑煮、鰹と干し椎茸の出汁で。
グ:(ノ∀`)アチャー もう封印完了かよ?!
た:え、あらやだ…あたい、またやっちゃった…
あんり(以下あ):ウチもお雑煮、白みそで丸餅。
グ:へいへい…(ったく、この二人は、何時見ても厄介な存在だよ…)

ところで、二人は出身、ドコだっけ?
あ:ウチは京都。
た:あたいは高知。でも、どっちか言ったら、関西での生活の方が長いぞな。
グ:だったら、白みそもイケるクチじゃねぇのか?
た:あたい、お雑煮が甘いのってちょっと…しかも、結構濃厚でしょ?
あ:えー!!あの甘さととろみ加減が、お餅にはエエんやないの?
グ:ま、京都市内は盆地で、冬の寒さはハンパねぇからな。濃いめのあんかけとか、結構食べるよな。
あ:そや。少しでもあったかい状態を保つ為には、あんかけ風のお出汁や、ショウガを利かせたお出汁が、この時期は普通や。白みそかて、この時期やからこそ扱える食材やし。
グ:通常の味噌と違って、発酵時間が短く、しかも塩分が薄い為、賞味期限が結構短いんだよな。
あ:そやけど、冬場における魚の保存用に使てる事多いで。
グ:ありゃ、酒粕や花麹を混ぜ込むから、保存が利くんだよ。
た:ほんで、山岳地域だったけん、生物が手に入りにくいで、塩干物が多く流通しとったぞな。ほじゃけん、棒鱈や鯖のへしこやら、調理の難しゅう食材がおばんざいに使われちょった訳ぞな。
あ:そやったら、今の物流って、その常識が覆ってもうた姿やのね。
グ:だろうね。でなかったら、京都の料亭等で生魚の刺身なんて喰えねぇモンな。
あ:そうどす。今でこそ、鮮度のええ魚介類が手軽に手に入る様なったけど、昔はそれこそ、生ものは口にできまへんでしたわ。
た:そじゃけん、送り手の方も、なるだけ品質のいい食材を京都へ届けるのに、苦労したでの。その苦労の一端が、鰹節が誕生するきっかけになったぞな。
グ:確かに…