迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

原発廃止を訴えるなら…その二 “周波数”という名のATフィールドw


本題に入る前に、昨日の補足…地熱発電の仕組みを説明すると、原子炉や化石燃料系ボイラーを使う代わりに、地下のマグマ熱を利用して水蒸気を作り、タービンを回す方法なんだが、施設そのものを活火山の麓に作らないと意味が無いし、もしも火山が噴火したら“はい、それま〜で〜よ〜w”な状況となる。つまり、浅間山桜島等の様に噴煙を上げていたり、顕著な火山活動をやっている場所なら設置できるが、爆発的な噴火を起こし、施設内に火砕流が流れ込んだら、そこで作業している者は犠牲になる可能性もあるって事。(ま、雲仙・普賢岳火砕流被害を知っているなら、その威力は、お解りかと思う…)また、相手が火山である以上、硫化水素も問題になる訳で…

さて、今日のお題は、“なんで東西で周波数を合わさなかったのか?”という話。昨日も書いたが、そもそも、東京電力東北電力、そして北海道電力は、東京に倣って50Hzで発電をしているが、中部電力以西の西日本…正確に言えば、静岡県富士川新潟県糸魚川を境にした区分が60Hzで発電をやっていて、元々は京都の蹴上発電所が使ってた発電機がアメリカ製のモノだった訳である。(ちなみに、東京のはドイツ製)つまり、日本で最初の発電所を持っていた、現在の関西電力と、後々関西圏と同じ様に電力需要を見越して作った、現在の東京電力で意見が食い違った事が、今日の“ATフィールド展開中w”の原因になっているって訳だ。そのため、大規模な電力障害が発生すると、各々の管内同士なら何とかフォローできるが、今回の様な状態になると、それがアダになってしまう訳である。
実のところ、双方で周波数の統一を考えていたフシ(てか、長野県全域と富士川糸魚川に隣接するエリアでは、東西の周波数がゴチャ混ぜだったりするw)があって、双方の隣接する発電所とかには、両方の周波数に対応した発電器を持ってはいるんだが、今まで使ってないモンだから、なかなか融通が利かなかったりするw しかも、周波数を調整して送電しようと思っても、その変換器そのものが少ない為、最大でも100万kWが限界なのだ。(追記:で、現段階では、関電中部電力が、一部の水力発電所で、EVA初号機バリの“ATフィールド破り”をやっとりますが…)
すぐに統一する事は難しいと思うが、原発の数を減らすには、東西の周波数をどちらか…効率的に良いのは60Hz発電器なんだが…に合わせるか、周波数変換施設そのものの数を増やすしか無い。言い方を変えると、東京だからとか関西だからとかじゃなく、双方で共有できるモノは共有する事で無駄を省いた方が、将来的に電力の供給バランスを均一に保つ事ができる。その分で浮いた出力分の原発を停止、あるいは廃炉すれば、そもそもの問題点を解決させられるのだが…そこんトコは、また明日w