迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

すべては“自分のせい”である事に気付け。

この春、東電が企業向けの電気料金を、2割程度引き上げるというニュースが飛び回っている。もちろん、一般家庭の電気料金も、かなりの引き上げ幅を言ってくるであろう。しかし、そもそも、原発が必要だった理由をわかっている人は、現時点でどれだけいるのであろうか?もっと突き詰めて言えば、東電をこんな“糞会社”にしたのは誰のせいであろうか?ますます、“脱原発”を唱えて我侭言いまくるバカに対して、敢えて“大炎上”を覚悟した上で、論破させてもらう。先に結論を言えば、すべて“自分自身”であるという事だ。

つまり、原発以前の話として、工場からの排煙による大気汚染や、鉄や胴を採掘・精錬する際に出る重金属による土壌汚染、そして、ダム建設や下水道整備の遅れによる水質汚濁…こういった、戦後の復興を急ぐあまりに、そして、発展途上国からな脱却を図るあまりに、肝心な部分がすっぽ抜けている事に気付いていないのが、現在の“市民運動家”の傾向である。そもそも、日本という国が鎖国から解かれた時、欧米諸国の言いなりになる事を良しとしなかった事まではともかく、そこで頑張る方向を“間違えた”からこそ、太平洋戦争での敗北があった訳であり、本来なら、とっくの昔にアジアの“君主”になっていてもおかしくなかった。(といっても、それが面白くなかったからこそ、白人どもが戦争を起こし易い様に嗾けた…と、オイラは邪推する訳でw)
つまり、すべては富国強兵という名の下での国策による無茶が祟った姿こそ、戦前の日本という訳であり、高度成長期において、その産業振興を鉄鋼や自動車、更には化学薬品等の理工科学分野中心で、本当の意味で重要な、食糧や環境整備といった基本的生存権の保持に必要な分野をおざなりにした…言葉を変えれば、食糧は“お金で買うモノ”という感覚にシフトしたのが、この国の不幸であり、またそれ故に、農業や漁業、林業といった昔からある分野の地位そのものを見下す様な教育をやっていった事が、今の“生き甲斐のない社会”を生み出したといって、過言ではないと思う。もっと言えば、そもそも“自給自足・地産地消”の定義とは、自分自身で全てを処理する事ができてこそであり、それが“一人”では、できないからこそ、社会にはそれぞれの役割分担がある…と学ぶのが、本来の“社会科学習”である。つまり、すべては自分と繋がっている…という概念を身につける為に社会科は学ぶべき教科であるにも拘らず、そこんトコは“地域がやってくれる”という認識で放置している教育現場にも、実は責任がある訳である。
逆に言えば、今のニート(引きこもり)の原因こそ、実は教育のあり方…というよりも、子どもに対して大人がどれだけの“真実”を教えているかが問題であり、もっと言えば、社会そのものが“自分自身との繋がり”に関して無頓着になったからこそである。国際化に必要なのは、実は語学力でもなければ、複雑な計算能力でもない。単純に、自分の足下を見て、次の展開を予測し行動を起こす“想像力”と“観察力”である。
スティーブ=ジョブズがなぜ成功したのか…その“答え”こそ、彼自身の想像力と観察力である。つまり、最初からジョブズは、コンピュータの可能性を、専門分野の人間に限る事を否定し、“誰にでも使えるツール”という概念だけで模索した…という訳である。同じ事は、松下幸之助の発想…企業とは人材を育成してこそという概念にも見え隠れしている部分である。また、それ故の苦労は、他人にバカにされた分だけ積み重なり、それが実績として結果を生む“財産”となる。崇峻天皇御書の一節“蔵の財より身の財すぐれたり、身の財よりも心の財第一なり”ではないが、重要なのは、結果に至るまでの経緯であって、最初から結果がわかっている事案を実行したところで、それが経験値として身に付く事はない。むしろ、途中のプロセスを省いた事によって、一番肝心のノウハウを自分で確かめるという手順をトバしてる訳だから、同じ事をやっても、成功するとは限らない。つまり、何度も失敗し繰り返しているうちに、答えに至るまでのプロセスがいくつもできる…という事は、それだけ分の“可能性”を見出すきっかけ作りができるという訳である。つまり、“答え”そのものが“ひとつじゃない”という部分に気付けば、わかり切った答えでも、“その通りになる”という固定概念を打ち破る事にもなるという事だ。
話が逸れたので元に戻すと、自分の生活を見つめ直し、過去のデータにある事案をひとつずつ検証し直すと、自ずと答えが見えてくる。つまり、“電気を使う”という事は、それだけ分化石燃料を使う事であり、また、その分だけ川が上流部で塞き止められるという事でもあり、そして原発を動かしていた…という事に気付かないと、最終的に痛い目に遭うのは自分自身だという事である。太陽光を使うにしても、風力を使うとしても、そして地熱を使うにしても、一番賢いのは、実は農業や林業を盛んにする事であり、漁業とタッグを組んで、環境管理の事業を行う事である。逆に言えば、今までの産業のあり方を180度方針転換しないと、この先日本は…いや世界は、本当の意味に滅亡する事になるでしょう。第一、世界中の海は既に、福島の原発事故以前に、ビキニ環礁タヒチ近海での核実験で、放射能汚染されているのですから…