迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

旬は農家から買い付けろw

今回は新企画の“テスト”も兼ねて…Let's Enjoy farm Life(略して“LEFL”)と称して、農業の“まじめ”な話を…現在、トマトが市場小売価格、大玉2個で500円とか、バカみたいな価格で販売されている訳だが、実はそこには“からくり”がある。それを知っていれば、なんで農家からの“直接買付け”の方が(送料込みでも)安いのかが、理解できるかと思う。

大体、市場に出回っている野菜は、その殆どが“A級品”とか“一級品”と称するモノで、傷や変形等が無い、いわゆる“良品”として扱われる、見栄えの良いモノである。つまり、調理し易く、見た目も映えるし、しかも美味しいとあれば、その価値は非常に高い。が、実はそこがミソなのであるw というのも、卸市場等に出荷する際に、生産農家は大きさや形、作物によっては熟成度(果実は特に、鮮度の加減で、コレが重要になる)によって選別するんだが、その際にどうしても“無駄”になるモノが出る。味や品質は良くても、成育過程の都合で、どうしても実割れ(果実が結実する時に雨が掛かると、そこの部分の細胞が弱くなり、膨らみに耐えられずに割れる現象)や帯化(細胞単位で隣同士が結合する現象。日照不足や低温等が原因とされる。)といった“変形”や成育不良による“筋入り”(ナス科の植物によく見られる現象。育苗時、特に畑への植え換え時に一度でも萎れると、それが影響してめしべに変な筋が入り、それがそのまま実になる。)等といった“見映えが悪い”ヤツや、収穫時期を逸して成長し過ぎたヤツ(根菜や葉野菜系…特にアブラナ科系の野菜は、味が極端に落ちるw)は、そのままだと田畑の肥料になるか、産廃として“処分”せざる得ない。(近隣に家畜農家があるなら、まだ飼料として出荷できるんでアレではあるが…)
そこで、農家の人々は、一般家庭向けや業者向けに、価格を抑えて大量に買ってもらう様に、自宅の軒先や近所の道路脇に“直売所”を設ける事が多い。取り扱っているモノは、市場取引に出す“A級品”も扱うが、基本的には、上記の通り、市場に出す事が出来ない、いわゆる“B級品”とか、規格外(過熟したモノや、大き過ぎて市場では取引不可として返品扱いになったモノ等)も売っている訳である。実はココがポイント。市場に出ない“理由”さえわかってしまえば、ヘタにスーパーや青果店等で買うよりも、安価でしかも美味しい野菜を仕入れる事ができる…という訳。逆を言えば、市場小売価格を“安定化”させる為に、ワザと出荷しない農作物もあるという事を知っておけば、時期を狙って農家の下へ行けば、いち早く、しかも安く美味しい野菜や果物を手に入れる事ができる…という訳である。
ちなみに…オイラんトコではトマトが在庫処分セール中だったりするw ついでにエンドウ豆も希望があれば販売する状況である。夏場から秋に掛けては、キュウリも出荷予定…だったりする。ま、奈良・法隆寺近辺にお越しの際は、立ち寄ってみて。ちなみにヒントは、すぐ近くに本格的なゴルフ場がある。(わからないヤツは、斑鳩町の地図でググれw)ま、興味ある方はコメ欄に一言4649ですw