迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

コピー商品系のリンクを貼らない理由w

著作権に関する、様々な規制が新たに掛かり始めている訳だが、そもそも“著作権”というモノは、どうあるべきかを考えた事があるだろうか?基本的な話をすれば、作り手自身が何かを作れば、その時点で制作者自身に著作権は与えられる。そしてそれは同時に、制作者自身の“著作人格権”も与えられている。わかりやすく言えば、テレビやラジオの番組には、番組制作に関する著作権は、大概の場合は制作会社と放送局のダブルネームで表記される。(昔は、制作・著作共に放送局名のみで表記されてたが…)しかし…

さっきからコメント承認待ちのメールが着てたんで、ちょっと確認をしたら、完全にOUTなサイトから“リンク貼ってちょw”的なサイトからの、いわゆる広告系コメントだった。当然だが、二度と来るなの意味も込めて、既に禁止ID登録した上で削除したw え、なんで“OUT”なのかって?そりゃマズいでしょ、いわゆる“コピー商品”の通販サイトだから。
そう、どんな製品でも、その形や機能にも“著作権”というモノが存在し、そういった知的財産は、時と場合によっては裁判沙汰になる。よくわかる話は、ここんトコの“三星(サムスン)vs Apple”のタブレット端末に関する特許侵害。コレ自身、要はiPad三星タブレットの技術をパクった…という“言いがかり”を三星が起訴した事に対して、アメリカの裁判所は“返り討ち”にした…というアレ。コレに関しても、要はアメリカと韓国での知的財産(この場合は、製品の特許)に関する法律の違いが、結果としてモメる原因となっている訳である。そこんトコに関していえば、中国と諸外国における“商標特許”にまつわるトラブルも、その類に当てはまる。
閑話休題、つまり、国税局や税関が必死になって水際で“コピー商品”の流入を防いでいるのは、商標を保持しているメーカーの“著作権”と“商標権”を守る為である。しかし、こうやって堂々とネット上で通販商売をやっているバカがいる以上、実際は、日本国内に“コピー商品”が流通している…という“証拠”である。では何故、未だに日本にそういった“コピー商品”がまかり通るのか?その最大の“理由”が、その商標権そのものが、価格に上乗せされている以上、良い商品でも“割高”なイメージを持たれてしまっている事、そして“超一流”といわれるブランドの製品を、何とかして手にしたい…という庶民の欲求そのものである。言ってみれば、貧困なのに“無茶しやがって…”的な事を、叶えてやろうと詐欺してるのが、コピー商品の“正体”である。逆を言えば、コピーでもなんでも、品質のいい製品なら、そして安価であれば、貧困層でも手が届くであろう…という意地汚い商魂がある以上は、商標権を保有するもメーカーと規制庁がタッグ組んで取り締まりをやっても、完全にはなくならない事を意味する。つまり、コピーする者にとって、メーカーの“商標権”や“著作権”といった知的財産こそ、実は一番“邪魔”なモノなのである。
しかし、考えようによっては、コピーをされる程“完璧”な製品だからこそ、こういうのが蔓延るとも言えるし、また、コピー商品が出回れば出回る程、皮肉にも商標価値が高くなる。言ってみれば、落ちぶれた演歌歌手が、モノマネ芸人に模写されて、それが世間的にウケたことで、再びブレイクする…というアレである。逆に、どんなに優れた物語や演劇の脚本であったとしても、有名な作品になってないモノは、コピーされる事もなければ、“パクり元”として紹介される事もない。それを“ヨシ”とするかどうかは、制作者自身の胸算用とも言えるのである。
ネットの世界では、いわゆる“二次制作”された作品(動画やイラスト、テキスト小説等)が公開されているが、作品によっては、完全に著作権の侵害をやっているヤツもある。ただ、一部の作品…特に"東方”シリーズや“初音ミク”等の音声作成ソフトで作られた作品に関しては、原作の著作権そのものを曖昧にし、むしろ利用者全員で共有する事で、金銭的な取引を制限して、自由に制作できる環境…いわゆる“コモンズ”という管理方法の下で、いろんな作品に“二次作品”としての著作権を認めているケースがある。つまり、原作としての地位を維持したまま、だけど、完全なコピーではなく、元ネタを基軸にした“別モノ”を作る事に関して、ある特定の条件を付けて許可してる…というヤツである。逆を言えば、変な規制を作るあまりに、本来なら守られるべき作者としての権限が、却って悪質なコピーを生み出す原因のもなっている…という訳である。わかり易い話をすれば、“モンティ・パイソン”というイギリスの低俗な娯楽番組があるのだが、世界中にファンがいて、ちょくちょく番組をダビングして動画サイトに上げる、悪質な視聴者がいた事を逆手に取って、過去の放送分を全て、You Tubeの公式アカウント上で公開した…という大胆な“解決策”をやった事例がある。つまり、制作者自身が“自炊”して、違法アップロードを防ぐという“荒技”に出た訳だ。本来なら、それを先にやっていれば、なんにも揉める事はない話だ…という旨を彼等は主張して、そういう行為に出たのである。
だからこそ、オイラは自分のBlog上に、安易な広告を載せないし、そして、そういったコピー商品を取り扱う業者に対して、情け容赦なく“アク禁”の措置をとってきた。今後もその方針は、変えるつもりはない。だって、気持ち悪いですよ、自分の知らないトコで、自分の作品を勝手に改竄した上に、その著作権を主張される事は。だからこそ、許せないんです。

教訓:コピー商品を根絶させる事は無理でも、自分自身が気をつけて、コピー商品を取扱う業者をアク禁にしていけば、被害を最小限に抑えられる。