迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

My favorite Contents vol.12(“Don't Clap!!”と夏フェスの話)



以前紹介した“なつかしラジオ大全”を読んで、ちょっと懐かしい話…というか、カイルが今一度“サフスノ”リスナーに呼びかけるつもりで、ネタにしますw 皆さんは“Don't Clap キャンペーン”というのをご存知ですか?かつて、“サフスノ”内で展開した、コンサートでのバラード楽曲における、不用意な手拍子を止めようという企画…そもそも、ニューミュージック…現在のJ-Pop系の走りのサウンドにおいて、コンサート会場では、ちょっとした“トラブル”がありました。それは、アイドル系グループやフォークソングに馴れた人達が、バラードでも普段のノリで手拍子するケースが後を絶たなかった…折角の愛をテーマにしたバラードも、調子外れな手拍子で台無しになるだけでなく、他のファンからも不愉快な想いをさせる行為だと、一部のアーティストやファンから声が上がってたのを受けて、コレを番組リスナーからでも始めようと呼びかけたのが、“Don't Clap!バラードで手拍子はやめようキャンペーン”という訳である。事実、“サフスノ”リスナーのみならず、本気で音楽を愛してくれるリスナーやファンから支持され、また、リスナーでこのキャンペーンに賛同した者に対し、番組から“賛同の証し”として、専用のバッジが配布された程である。

さて、ここからは、カイル本とマーグに、ちょっと登場してもらって、昨今の“夏フェス”系コンサートの事情やこのキャンペーンを再びやるなら、どう呼びかけるべきか…ってトコをしゃべってもらいましょw



カイル(以下カ):アローッハ、カイルっす。
マーグ(以下グ):ういーっす、マーグだぜ。
カ:…いや、懐かしいのを引っ張り出してきましたねw 確かに…番組内でずっと呼びかけたヤツです。
グ:そうだな…確かにコレは、カイルが言い出しっぺみたいなヤツだったよな。
カ:先程、マスターさんから軽く紹介された“Don't Clap”キャンペーンは、今風でいうトコの“ヲタマナー向上委員会”的なノリのキャンペーンでした。今から30年以上前の話ですが、当時の日本の音楽シーンは、今よりもジャンルそのものが細分化されていなくて、人気アーティストであっても、代表曲がノリの良いサウンドであると、渾身のバラード曲であっても、ファンが勝手にノリノリの手拍子をやっちゃうトコがあったんです。折角の良質なサウンドも、これじゃ楽しくない…そこで、せめてTPOに合わせた“音楽の楽しみ方”を、ボクから提案しようという事で、最初にやり始めたのが、このキャンペーンだったんです。
グ:丁度この頃って、山下達郎松任谷由実(当時は荒井由美)みたいなフォークとも、演歌とも違うジャンル…そういうのを総じて“ニューミュージック”というカテゴリーにブッ込んでたんだが、とにかくノリのいい曲が売れるモンだからよう、多くのファンが勘違いしてたトコがあったんだ。最近でこそ、バラード系の曲に関しては、静かにサイリウムを振ったり、音楽に合わせて軽くスイングする人の方が多いけど、あの当時は、とにかく騒ぐ方が主流だったよな?
カ:そうそう…アーティストの方から見て、折角、コンサートの興奮状態を一旦沈めようと“静かな楽曲”を提供する為にバラードを用意してても、軽いノリのままで手拍子をみんながやっちゃうものだから、結局、会場の空気が落ち着かないまま最後までやっちゃって、ファンもアーティストもグッタリ…なんて事が、コンサートではよくあったんだよね。
グ:折角のライブだってのに、楽曲そっちのけで声援やパフォーマンスする、勘違いした一部のファンのせいで、どんな内容のライブだったか思い出せない…ってのは、正直面白くないな。アイドル系のコンサートでもそうだが、相手にアピールする為に騒げば良いってのは、却って他のファンの迷惑以外にないよな。
カ:そこなんですよ…それで、最低でもボクの番組を聞いているリスナーには、コンサートでの“マナー”として、バラード楽曲に対して手拍子をするな…という約束事を決めたんです。
グ:なるほど…その地道なキャンペーンが、今日のライブコンサートでのパフォーマンスに繋がってるってこっただな。
カ:でも…アイドルユニット系のコンサートでは、未だに“マナーレス”が多い様ですね。
グ:ありゃ、仕方ない部分だねw 昨今のハロプロ系とかAKB48なんかの場合、それこそ“ファミリーで楽しむ事”を主眼にしてるといっても、実際にカネ払って騒いでるのは、いわゆる“ヲタ系”のファンだからね。ジャニーズ系なんて、もってのほか。話が逸れて悪いが、幾分マナーが良くなったと言っても、会場の外での行動が…アレはいただけないね。
カ:言えてますね。アイドル系でも、バラードの楽曲ってのは、数は少ないといっても、まったくないって訳じゃありませんから、せめてソロバラードとかの時は、静かに聞いてやる事も必要じゃないでしょうか。
グ:そういう事でいえば、これからのシーズンは、野外での大型音楽イベントが目白押しだよな。大阪では“Meet The World Beat”(FM802のリスナー招待制コンサート)を皮切りに、サマソニ(っと、コレは東京でもやるんだったなw)とか、ラッシュボール等のオムニバス形式の野外ライブコンサートがある上に、アーティスト毎の野外コンサートもあるんだよな。ホールやドーム球場と違って、屋根や壁がない分開放的なのは良いけど、会場によっては、近隣に迷惑を掛ける事もあると思うんだ。
カ:万博記念公園の場合、特に周辺は住宅地ですからね。いくら昼間のライブといっても、節度ある行動が問われます。それに、炎天下での野外コンサートである事も視野に入れると、熱中症対策や急な天候の変化に合わせた対策が、参加するファンには求められます。
グ:そうそう…特に木陰がない泉大津フェニックスとかだと、まず飲料と日焼け止め、帽子、サングラスにタオルは必須アイテムだぜ。あと、余裕があるヤツはコンビニで売ってる様な、使い捨てのレインコートがベスト。雨傘はライブの際に周囲の迷惑になるから、たとえ透明なビニール傘でも御法度だ。
カ:あと、夏フェス系のライブでは、基本的にオールスタンディング。故に、野外用の折畳み椅子やビニールシート等の敷物も、原則として持ち込み禁止…と言っても、会場によってはピクニックコートの様なトコを用意してる場合もあるので、そこは公式ホムペ等で要確認。でも…基本的には、みんなで気持ち良く音楽を楽しみたいんだから、ちょっとした心掛け一つで、もっとみんなで楽しめると思うんだ。だから、あの当時と同じ様に、もっと自由に音楽を楽しむ為にも、万全の準備と…
グ:曲調に合わせたノリで楽しむ事…だろ?
カ:…そういうことです。