迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

アニメが世間に受け入れられる背景…

昨今の映画興行の収益で、アニメが好調で賑わっているという。日本でここまでアニメ映画が興行的に成功してる背景には、ふたつの要素がある。ひとつは、家族連れで楽しむコンテンツとしては、アニメが一番適している…つまり、市場のターゲットとして子供がメインであるアニメは、シネコンに小学生以下の子供が一人で入場する事は“あり得ない”からこそ、必然的に保護者…つまり、数字が稼げる“大人同伴”となるからであり、もうひとつの要素は、深夜アニメが盛況である様に、いわゆる“アニヲタ世代”がそのまま大人になり、それ故の物語が必要になったからである。つまり、子育て世代が子供ン時に、テレビっ子でアニメ好きが、そのまま大人になるからこそ、アニメそのものの需要が増えた…という事になる。言い方を変えれば、手塚治虫が目指した“マンガの未来”を信じた“子供達”が、今のムーブメントを作り上げたと言って良いだろう。

特に、ギャンブルの世界において…こと、パチンコやスロットの筐体に、アニメを題材にしたモノが増えている。昔のパチンコなんてのは、本当に単純な仕掛けの“チューリップ”(いわゆる羽根モノ)系が主流だったのが、現在では液晶パネルを搭載し、スロット機能や映像に合わせたギミックを稼働させる機能が追加され、非常に目が疲れる…もとい、派手な機体が多くなった。また、中央競馬でも“ヱヴァンゲリヲン”や“進撃の巨人”とのコラボ企画が実施された様に、公営ギャンブルでは、アニメとのコラボも珍しくなくなってきている。(と言っても、マイナーなオートレースは流石に…)
閑話休題、つまり、今の50代前半以降の年齢…すなわち、オイラぐらいの歳となると、小学校入学時までに“宇宙戦艦ヤマト”や“機動戦士ガンダム”といった、子供が見るには内容がハード過ぎるアニメが作られ始めた頃であり、また、中学生ぐらいの頃には、“メガゾーン23”とか、“ドミニオン”といったOVA(オリジナルビデオアニメ)が作られる様になっていった。(タイトルだけで話がわかる人、相当なアニヲタですぞw)そういうのを見て育った世代が、子育てをやる様になると、必然的にそっち方向のアニメに没頭してる姿を見て、子供もハマる訳である。
最近の深夜アニメが増えた背景にも、そういう世代が没頭できる作品を求めた結果、内容的に昼間や家族で見るゴールデンタイム帯で放送するには際どくても、深夜やBS・CSで放映するには問題ない作品が、挙って公開される様になった…と言って良いだろう。逆をいえば、ヘタなドラマよりも数字が良い背景には、脚本もさることながら、スポンサーの“ごり押し”で決まる配役よりも、小規模な舞台で演劇をやっている人やラジオドラマで実績ある人に、声を充てて作るアニメの方が、よりリアルな世界観を体感できるからこそ、アニメの価値がある。そして、それに似合う作画…即ち、アニメーターの腕が良ければ良い程、ライトノベル系小説の世界観を映像化する際に、余計な雑念が入らなくて済む…これが一番の理由であろう。
逆をいえば、子供時代に一切のアニメを見なかったのであれば、アニメにハマる“大人”になる事はない。しかし、幼少期に“それゆけアンパンマン”やかいけつゾロリ”等の幼児向けアニメの“原作絵本”や“児童小説”を読む以上、避けては通れない。(アンパンマンは特に、乳幼児向けの雑貨によくデザインされているから)こういった事を踏まえると、如何にアニメの“メディア戦略”が重要、且つ、浸透してるかがおわかりいただけるかと思う。かく言うオイラ…このネタ書きながら、手元のiPadのアプリ経由でニコ生の“創聖のアクエリオン”シリーズ一挙放送を見ながらやってたりする訳でw