迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

大衆食堂“ふらっとりばー”2014 六皿目

マーグ(以下グ):結局、昨日の海難事故で、遊漁船の船長と釣り客一人が死亡した…か。にしても、同乗の釣り客に、状況説明させるにしても、事故直後のパニック状態では、正確な事を聞き出せる訳ねぇだろ?しかも、救命胴衣を着けてないって、自殺行為もいいトコだぜ。昨今のマリンレジャーにおいて、最低でも簡易型フローティングベルト(着水時に自動で浮き輪になるヤツ)を着用していれば、万一船外に投げ出されても、救助がラクになるだけでなく、怪我をしてても助かる見込みは格段に上がるんだぜ。そういう初歩的な防災意識ナシで、小型船舶の免許がよく取れたモンだぜ。
(ガラガラ…)
っと、いらっしゃい。
アッシュ(以下ア):防災や減災に関して言えば、19年前のアレは、様々な意味で教訓になってるよな。
グ:そういや、明日はそうだったな…阪神・淡路大震災から、もう19年も経つのか。
アポロン(以下晃):早朝の神戸を襲った、あの忌まわしき都市直下型地震震源となったのは、淡路島北部にある野島断層が動いた事による、活断層地震だったな。
グ:あの当時ですら、防災の意識…特に地震に関しては、京阪神はほぼノーマークだったからな。
晃:それは仕方ない話だ。人々の関心は、あくまで首都である東京とその周辺での被害の想定であって、まして、京阪神エリアは、喫緊の震災…特に津波による被害ばかり気にし過ぎて、近隣の活断層は計算されとらんかったからな。
ア:特に阪神間の場合…土地柄、地盤が弱い上に平地が少なく、山と海が接してるからな。埋立地が多い事もあって、港湾区域で液状化が起きて、道路や倉庫がしっちゃかめっちゃか…救援物資を積んだフェリーや貨物船が着岸できずに、大変だったからな。
グ:それと、長田区や兵庫区では、大規模な火災が発生しただろ?
ア:あれも、消火栓が使えなくなっただけでなく、救援に来た他地域の消防車が、接続ノズルの形状がバラバラだった事が仇になり、しかも近くに給水可能な河川がないから、余計に酷い事になった…
晃:そして、物見遊参なマスコミが、過剰にヘリコプターを飛ばすから、結局、瓦礫の下敷きになった犠牲者が数多かった事も、批判される事になったよな。
グ:同じ事は、3年前の東北でもあったよな。
晃:言えてる…悲惨な状況を伝えたい気持ちと使命感は認めてやるが、それをエンタメにしてはいけない…現場の惨状が、いかにも作り物っぽくなるだけでなく、事実が歪む。
グ:だが、それ故に、現在の“防災”に関する様々な教訓が生まれたのも、事実だよな。
ア:その通り。特に自治体や国による公助は、情報が錯綜すると不公平な状態になる。だから、自助・共助がカギになる。
グ:ま、その話は明日、みっちりやる事にして…何が喰いたい?
晃:おっと、そうだった…ワシはツナポテトコロッケとハイボール。御主はどうする?
ア:オレ?そうだな…肉じゃが、頼めるか?
グ:ツナ缶とマッシュポテト…フレークタイプのインスタントで作ると簡単だが、それじゃ味気ないから、食感を楽しむ為に角切りにした長芋を混ぜて、衣を付けて揚げれば、少し変わり種のコロッケになるぜ。肉じゃがなら、男爵芋と牛の小間切れ、タマネギを、市販のすき焼きの素(割り下)で煮込めば、簡単に作れるぜ。もっと簡単に作りたいなら、ちょっと値が張るが、牛肉の大和煮を使うといいぜ。レンジでチンしたフライポテトを加えて一煮立ちさせる事で、時間を短縮させる事ができる。特に、災害の備えで備蓄してる缶詰めがあるなら、賞味期限ヤバめのヤツは、入換えの際に作ってみてはどうかな?
ア:…流石、缶詰めフリークw
グ:あ…あのなぁ。