迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

情報旅館天松楼 2014 二泊目w

ノブ(以下ノ):3月やってのに、ホンマ、寒いでんなぁ…
オグりん(以下栗):でも、競馬の方はいよいよクラシック前哨戦が盛り上がってきてるだお。それにもうすぐ、ドバイミーティングがあるだお。
ノ:競馬が行われる事は、とても平和な事なんやで。そもそも、物騒なトコでは、競馬なんぞ、やってられんからな。
栗:そういえば…ウクライナって国が、なんか不安定な事になってるって聞いた事あるだお。
ノ:クリミア半島とその周辺は、キエフ以西と違うて、ロシア人入植者が多いさかい、どうしてもアメリカに対する不信感があるからや。ウクライナの多くの人々は、ソ連崩壊後の独立後、EU(欧州連合)への加入と、ロシア依存の体勢を何とかしとうて、今までなんとかやってきたけど、選挙で選ばれた大統領が親ロ派で、ロシアからの支援を受け入れようとしたさかい、多くの国民が暴動を起こしたんや。そやからロシアは、ウクライナ…特にクリミア半島に入植してるロシア人を保護する為に、国境周辺に軍を展開してるんやけど、アメリカはそれを“侵略行為”と見做しとるんや。
栗:う〜ん、人間って、よくわかんない生き物だおね。
ノ:この問題、一応は、対話による外交でなんとか収めようとはしとるようなんやけど…
(ウィーン)
お、ようおこし、天松楼へ。
チルト(以下筑):邪魔するよ…ウクライナ情勢の話か、確かにキナ臭い状況になっているな。
ノ:チルはんは、どう推測されてはるん?
筑:現時点で私が言えるのは、最悪の事態を招くのは、恐らくアメリカの言い分だろうな。ロシアの言い分は、あくまで在外邦人の保護を念頭に置いてやってるまでであり、また、クリミアは自治政府がある地域…そこがロシアへの編入を急いでいる事情を考えると、裏ではロシアの干渉によって操作された可能性は否定できないものの、だからと言ってアメリカが口を挟む事ではない。本来、ウクライナ政府は、国民に対して十分な説明を行った上でロシアとの付合い方を決めるのがスジであったにも拘らず、大統領が“勝手に”ロシアからの支援を決めた事が、事を拗らせていた原因となっている。
ノ:ほな、選挙そのものがロシアやアメリカの顔色をうかがいながら行われた、不正があるって事かいな?
筑:一概には言えないが、そう考えると解り易いだろうな。
栗:でも…なんで選挙で選ばれた国長が、国民から追放されるのだお?
筑:そもそもの選挙で、本当に国を思い、民衆を束ねて運営するだけの指導力があると思うかい?
栗:ボクちん、馬だからわかんない…
ノ:チルはん、家畜にそれを訊ねても、理解できへんと思うで。
筑:なら聞くが、草食獣にとって“リーダー”の役割はなんだ?
栗:んと…先頭にいて、群れを導く存在…かな?
筑:ま、そうなるだろうな。その“リーダー”が信用できる存在なら、誰も迷う事はない。しかし、本当に信用して良いのかわからない時…特に、国家の安泰を願う状況において、今まで虐げられていた状況からの脱却を図る途中で、その仇敵に救援を求めるという選択肢はどう思う?
ノ:あ、そういう事か…阪神大震災の時でもそうやったけど、自衛隊に対してあまり良いイメージを持たれへんかった自治体が、それ故に自衛隊派遣を要請するのに躊躇したんと同じって事か。
筑:当たらずとも、遠からず…ってトコだな。だからこそ、国民の多くが混乱してる訳であり、ロシアにしてみれば、ある意味“しめしめ…“と言ったトコだろう。しかし、ソ連時代と同じやり方をすれば、必ずウクライウナ全土が“火の海”に包まれる可能性がある。どっちにしても、今の段階では、アメリカは手を引くべきであり、ロシアも過剰な反応を示すべきではない。この問題自身は、あくまでウクライナ国民が、民族や風習の違いを超えたトコで、本気で“祖国のため”を思う行動を、自らやっていく事が大事だ。独立国家である以上、本来、近隣諸国に“甘える”行為は慎むべきであり、自分達自身でどうにかしていこうと考える事が、国民としての義務ではなかろうか。
栗:う〜ん、やっぱり人間って、おかしな存在だお。