迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

マーティの真面目にプライオリティー 2014年6月号(正しく知ろう、低血糖と糖尿病の話。)

マーティ(以下テ):ども、マーティです。
マーグ(以下グ):ういーっす、マーグだぜ。
テ:さて、今月の“まじプラ”なんですが…マスター、今回のテーマは、ボクに対する嫌味っすか?
(いくら“生前さん”が糖尿病だったからと言っても、アンタの事じゃないってばw)
グ:ま、オレも他人事じゃねぇ話なんだけどな…とはいえ、今回、糖尿病の話というよりも、低血糖に関する話をやるんだろ?マスターが言うには、義母がインスリンの過剰摂取で、ちょいちょいやらかすらしいから、この際、キチンと対処法を知っといた方が良いんじゃねぇかって事なんだぜ。
テ:あ、そっち方向の話ですか…ボクの経験上では、そういう非常事態に陥った事がないんで、ちょっとわかり辛いトコですね。
グ:オレの“生前さん”の場合は、癌の罹患部位が膵臓だったからよう、多少はわからなくはねぇんだよな。
テ:と、いう訳で、今回は日本糖尿病協会ホームページの解説を基に、糖尿病患者が時々陥る“低血糖症”に関する話題をご紹介しましょう。
グ:具体的に、糖尿病ってヤツは、血中糖度バランスが崩れ、体内でエネルギーとして消費されずに排出してしまう、生活習慣病として名高いヤツなんだけど…
テ:正確に言えば、体内のブドウ糖を消費するには、膵臓で分泌されるインスリンというホルモンが必要なのですが、加齢や食生活の乱れ、運動不足等による基礎代謝の低下によって、血中糖度が過剰になるのが、一般的に言われる“糖尿病”…医学上では2型糖尿病とされるモノで、先天的、あるいは後天的に膵臓の機能が弱く、インスリンが分泌されない状態が、1型糖尿病(インスリン依存型)となります。1型糖尿病患者として、有名な人を挙げるなら、阪神タイガース岩田稔投手がそうですねw
グ:ちょ…なにげにトラネタ差し込んできただろ?
テ:いや、これ本当の話だよ、マーグ。彼の場合でも、専門医の指示に従い、試合中の低血糖症を防ぐ為に、スポーツドリンクの摂取をこまめにやってるんだ。
グ:ふーん…で、2型でも外部からのインスリン摂取は避けられねぇんだろ?
テ:2型の場合、ボクの“生前さん”みたいにカロリー制限による食事療法だけで済むケースが多いんだけど、基礎代謝が落ちて、膵臓からの分泌だけで間に合わないと判断されると、膵臓の保護も兼ねて、インスリンの皮下注射や経口投与を行う訳です。膵臓インスリン分泌が追いつけば、投薬は中止できますが、1型の場合、そもそも膵臓の機能がダメになっている為、外部からのインスリン投与は、臓器移植をしない限り、一生続けなければなりません。
グ:ゲッ! Σ(o厳О;|||) オレの“生前さん”って、本当はそういう状態だったのかよ?!
テ:…ボクの“生前さん”も、ほぼ全摘しちゃったから、もしも社会復帰ができたとしても、インスリン投与の為の注射一式は、手放せなかったかもしれないけどね…ともかく、インスリンブドウ糖代謝に必要なのは、糖尿病を知る上で重要な事だけど、外部からインスリンを投与するにしても、医師・薬剤師の指導の下で、正しく投与してないと、却って命に関わる事になりかねないんだ。
グ:ん、どういうこった?
テ:少な過ぎるのは当然だけど、過剰な摂取は、低血糖症を招きかねないからなんだ。
グ:てか…低血糖でも、なんとかなるモンだろ?
テ:ところがねぇ…低血糖による意識低下で、最悪は死に至る事もあるんだよ。
グ:うげっ…マジかよ。
テ:詳しい事に関しては、専門医から説明してもらうといいけど、とにかく、インスリンを過剰に投与すると、必要以上にブドウ糖が消費され、それによる意識障害が起きる事で、高齢者の場合は認知症が悪化する事もある…だから、一時的に意識が朦朧とした場合は、緊急の糖分補給を行う必要があるんだ。
グ:でもよう…それってカロリー摂取量を制限されている患者の場合、ヤバくねぇか?
テ:そこは“緊急処置”として、気にせずに行っていいんだよ。意識がある時には、キャンディーや蜂蜜、あと、大型ドラック店舗で取扱ってるんだけど、タブレット状のブドウ糖が販売されてるんで、これを口に含ませればいいんだよ。水分不足も考えられる場合は、コーラやラムネ等のジュース類を飲ませるという方法もあるよ。
グ:この場合、いわゆる“ダイエット飲料”ってのはNGなんだろ?
テ:当然w 成分表に“果糖ブドウ糖液糖”って表記されてるなら大丈夫だけど、人工甘味料…特にカロリーオフを謳ったアスパルテームみたいなのは、糖分の補給にならないどころか、他の弊害を受ける可能性があるから、普段ならともかく、緊急時は手を出さない方がいいよ。
グ:でも、意識がない時はどうすりゃいい?
テ:誤飲防止も兼ねて、唇と歯の間に砂糖、またはブドウ糖を含ませるか、グルカゴン(グリコーゲンを分解し、ブドウ糖へ変換するホルモン剤)を筋肉注射で投与する…って事だけど、どうにもならないと思った時点で、救急車を呼ぶ方が無難だね。
グ:つまり、気絶してしまった場合は、迷わず119しろって事だな。
テ:肝臓が正常に機能してるなら、一時的に意識混濁したとしても、30分ほど涼しい所で安静にしていれば、意識が回復するから、そこからジュース類を摂取させても遅くないよ。でも、アルコールの過剰摂取等がある場合は、救急車を手配し、救急隊員に“糖尿病”である事を告げた方がいいよ。とにかく、糖尿病を放置してはいけないのは当然としても、自分の勝手な判断で、過度な食事制限や運動は、低血糖症を招きかねないから、必ず医師の指導の下で、正しく付合っていきましょう。

という訳で、今月はここまで。お相手はボク、マーティと…
グ:マーグでしたw