迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

純喫茶“It’s me Cafe”2014 三杯目

マーティ(以下テ):なんかアメリカで、北朝鮮の首脳を茶化した映画が問題になってるようだけど、これって大人気ないね。コメディだからなんでも“許される”という概念と、他国の首脳陣をバカにする事は、一見すると別問題でも、いろんな“人種差別”が孕んでいる以上、注意しないといけないのに。
エルハ(以下エ):当然だけど、責任を北朝鮮に擦りつけるのも、異常過ぎるわ。映画配給会社を襲ったハッカーは、北朝鮮を名乗ってるだけのアメリカ人である可能性も、否定できないのに。
テ:そういう意味では、アメリカはいろんな意味で難しい国なのかもな。黒人であれば、たとえ少年で、何の罪も犯していなくても射殺され、ユダヤ人であれば、何度殺人を犯しても精神異常の病人として扱ったり…
エ:根幹的な民族や宗教による差別が根強くて、それゆえの人間不信なのかも…それって、一番不幸な話よね。
テ:それはそうと、今日は何を作ってるのだい?
エ:マスターさんが飲んでいた、サングリアが余ってる様なんで、ゼリーを作ろうかと。もちろん、きちんと加熱してアルコールを飛ばさないと、あなたみたいに、食べた途端に酔っ払ってしまいますわw
テ:シンちゃんだったら、そこはホットワインにして出してるだろうな。サングリアは、ワインに柑橘系の果汁を加えたライトカクテルだけど、コレに、クローブやシナモン、きび砂糖などを加えて、軽く一煮立ちさせて作れば、冬場のナイトキャップに向いているんだよ。ま、できればボクの場合、ノンアルコールになるまで煮立たせてほしいけどw
(カランカラン…)
っと、いらっしゃい。
カイル(以下カ):…まったく、なんでこうまでマナーレスな人が増えたんだ?
エ:あらあら…どうかしたの、カイル。
カ:いや…昨日、東京駅開業100年の記念Suicaが、数量限定で発売される…ハズだったのに、転売を目的とした徹夜組が殺到した挙句、一部が暴徒化して場内が騒然となったために、発売が中止されたんです。
テ:…穏やかじゃないな、それは。
カ:元々、記念切符や乗車券は、鉄道マニアにとっては垂涎の的なのはボクでもわかりますが、それを相手にした転売を目論む、いわゆる“転売ヤー”って人達が、必要以上に買い占める行為は如何なモノかと思うんですよ。それと、同じ目的で並んでる“鉄ヲタ”を称する人達のマナーの悪さ…あれも正直、誰も注意しないのかって言いたくなります。
テ:そういえば、カイルはそういう“ヲタマナー”の向上を、常々訴えていたよね?
カ:ええ…幾ら何でも、今のファンを称する人達のマナー低下は酷すぎます。確かに、徹夜してでも並ばないと、手に入らない程の活況だったのはわかるけど、そんなに熱狂的な人って、本当はごく少数派だと思うんです。
エ:確かに、それは言えてるわね。
カ:本来、ファンを称するのであれば、主催者や会場を提供してくれている施設の関係者などに迷惑をかけてはならないという暗黙のルールが存在してたのに、それがことごとく破られている様に思うんです。
テ:それはおそらく、マスメディアが、面白おかしく流行を作ろうとして、本来のファンがやらないような事を、さも“熱狂的ファン”と誤解されるような行動を取り上げ、大々的に報じてる影響もあるからだと思うね。
カ:やっぱ、マーティでもそう感じてます?
テ:ああ、ボクもカイルが考えていることに対して、理解はできるよ。ホラ、ボクの“生前さん”が在籍してたトコって、妙な勘違いを堂々と報じて、世間の流行を発信してるフリをするイタい放送局だったからさw そこんトコは、本当に真面目なファンに申し訳ないな…って感じるよ。
カ:ですよね…確かに、自分のコレクションを自慢したい気持ちはわかるけど、そこはさりげなく、かつ、生活の一部として使ってナンボなトコがある訳で、いわゆる“珍品”としてのコレクションなんてのは、その道の人間以外には、何の価値もないですからね。例えば、プロ野球のグッズでも、自分が贔屓にしてるチームに在籍してる選手のサインとかならともかく、一般的なステーショナリーとかで自分の贔屓にしてるチームのロゴとかが入ったヤツって…
テ:それに関しては、関西でもごく普通だったりするよw
カ:え?そういうモノですか…
テ:むしろ、マスメディアに踊らされやすい風土だからなぁ…大阪はw ただ、それがガス抜きになってるんだろうね。件の東京駅での騒動を考えると、今の日本には、適度な“ガス抜き”が必要なんだと思うよ。
カ:でも、それを一部のマニアとかファンを称してる不逞の輩のせいで、真っ当なファンやマニアが叩かれるのは、ボクは許せないな。
テ:結局は、そこが問題なんだよ。真っ当の意見を述べてる人よりも、つまらない事で起きた騒ぎを拡散してる人の方が“正義”になってる事が、実は異常事態なのに、誰一人として気づいていない。
エ:さっき、あなたが言ってた、件の映画の事でもそうよね。
テ:そこなんだよね…人種差別撤廃を声高に叫んでる人に限って、他人を侮蔑してる自覚がないから何も解決しないのに、それを指摘されると逆ギレするし…ここまで人間不信が深刻になると、本当に“大切なモノ”を失わないと、気付けないのかなぁ。
エ:災害や紛争等で、自分の“宝物”を失って、さらに自分を見失ってては、結局、幸せは遠退くだけで、自暴自棄から破壊衝動に負ける事になるわ。
テ:マスターも常々言ってるけど、自分の我侭が100%叶う世界ってのは、その我侭の分だけ他人を傷つけ、破壊する行為に支配された、一番不幸な世界だって。子供の時ならそれでもいいけど、大人ってのは、それでは“いけない”事を知った上で、本当の幸福を考え、行動を起こすことができる人でなければいけない…
カ:ボクは、それができなかった…だから…
テ:あ、カイル…悪いな。詫びと言ってはなんだ、ホットチョコおごるよ。