迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

さて…川内原発が再稼動し始めた訳で。

ようやく、ガソリン代が安くなりそうですなぁ…再稼動反対派の皆さん、無駄な抗議活動、お疲れさんですw でもねぇ…原発を即座に廃炉にしたくても、その“後処理”はどうされるんでしょうかね?そもそも、原発廃炉技術は未だに“手探り”であり、高レベル放射性廃棄物の最終処分は、核兵器廃絶と一緒で、非常に“難しい”問題です。だって、世界中の核を、安全、かつ永久に廃棄可能な土地は、現時点ではどこにもありませんから。まして、それを福島やチェルノブイリ等の避難区域(放射性物質汚染区域)にしようモノならば、世界中から避難轟々になるのは目に見えた話ですよ。(特に、元住民は激怒必至ですぞ。)そういった“最終処分”を学ぶためには、現行の原発を稼動させた上で、その廃炉までのプロセスを研究する事が重要なのであって、何もせずに放置すればいいという訳ではありません。むしろ、補修も行わずに放置すれば、福島の二の舞は想像が容易い話です。そういった事すら、わからないんでしょうかね?
でも、この夏の電気供給量は足りてるのにとおっしゃる方、ちょっと考え方を変えてみよう…それだけ、全体の降雨量が少ない事を意味してる訳で、別の意味で厄介な事になってませんか?そう、太陽光発電が好調であるという事は、日照時間は充分でも、その分、当然ながら気温が下がらない事も意味する。特に都市部や盆地は、あまりカンカン照りだと熱が篭って、夜でも30℃を下回らないとか、ましてゲリラ豪雨が多発する事を意味する訳である。山間部に適度に雨降る分にはいいんだが、都市部のゲリラ豪雨は、どんなに地下遊水池を設置してたとしても、その処理能力を超える雨が一気に、しかも短時間に降れば、交通網が麻痺したり、下水が溢れかえって不衛生な事になるのは、察しかつく。当然だが、集中豪雨が続けば、山肌の含水能力も限界に達する訳で、去年広島市内で起きた土砂災害も、結局はそういう事である。
まして、化石燃料を輸入に頼らざる得ない日本のエネルギー事情を踏まえると、火力発電に回す天然ガスや石油・石炭の量が増えると、その分のNOx(窒素化合物)が増える訳であり、いくら防塵、排煙設備が最新鋭の発電所があるからといってそれをガンガン使えば、却って大気汚染がひどくなるのは言うまでもない。もちろん、原発だって同じ理屈はある訳だが、CO2やNOxの問題を無視して語れば、極論を言えば、日本に“電気イラネ”な話になるw 当然、アーミッシュ的思想をお持ちの方なら賛同される方も多いかと思うが、その分の動力や夜間の光源確保が難しくなるのは言うまでもない。つまり、日本人はエネルギー問題をいち早く解決させる術として、少ない資源から高出力を生み出せる電気をみんなで使う事を選んだ訳であり、その“原動力”の資源として、水流を利用した水力発電蒸気機関の原理を応用した火力や軽水炉原発を選んだまでに過ぎない。んで、今注目されている地熱発電に関しては、昔から温泉利用をやってきた日本では、なかなか普及せずに今日に至っているのは、やはりそこにある利権が全てと言っていい。(まして、温泉を発電に利用するには、こまめなメンテナンスが不可欠で、配水管に蓄積される、いわゆる“湯の花”を効率よく除去できないと、すぐに使いモノにならなくなるw)ま、別府温泉の一部のホテルでは、実際に豊富な湧出量を利用して“温泉発電”を行っている訳だが、現時点での技術では、館内で利用する発電量には足りないのが現状なのだそうな。(だけど、外部から購入する電気料金が安くなったのは言うまでもないが…)
どっちにしても、今後の技術向上を目的とした原発稼働は“必要悪”であり、そこを批判してギャーギャー騒げば、廃炉すべき原発を放置した挙句、事故を引き起こす一因になりかねない。んでもって、発電に回す石油の使用量が減らないと、今後、運輸業や農水関係の燃料費が高騰する事を意味する…それって、農家や漁業関係者にとって頭が痛い話です。トラクターや漁船を使う以上、軽油が高騰されると死活問題に発展するし、大型漁船や海運業の場合、重油が過剰に高騰すれば、運行したくてもできなくなります。そうなると不便を強いられるのは、言うまでもなく沖縄や奄美等の離島住民であり、モノによっては北海道も御多分に洩れずです。(某運送会社の荷仕分け業務のバイト行ってたらわかるが、貨物の中身によっては、航空便での取り扱いができない代物もあるんだよ…化粧品とか、化学薬品の類は特にw)そういった関連性を含めた上で、それでも原発再稼働を反発するなら、自分の意思で“不便な生活”をやってみてください。どれぐらいまで耐えられますか?