迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

発癌リスクを恐れるなら、餓死した方がいいよw

なにやら、一部の国際機関で赤肉(要は獣肉)は発癌リスクが高いというデータが公表されたようだが、そもそも、どんな食いモンであっても、大なり小なりの発癌リスクが伴うのは当然の話であり、ぶっちゃけ論でいえば、悪性腫瘍の殆どは、過度な細胞の老化現象であって、消化器系の癌の殆どは、過剰なエネルギー摂取や飲酒が原因の一つ。(当然だが、排泄障害も発癌リスクが高くなる訳で…)言い方を変えれば、自然治癒力や免疫力の“暴走”が、悪性腫瘍の正体と言って良い訳で、消化器系の場合、単純に暴飲暴食や過度な摂食障害等によって、胃粘膜や肝臓、膵臓などにダメージが蓄積された結果、臓器自身の修復よりも体内に取り込もうとする栄養やミネラル分の処理に追われ、経年老化が激しくなる…と考えると、あながち嘘ではなくなる。
そして何より、“家畜肉を食す”ということは、家畜に与えた飼料に問題があれば、それは家畜の肉にも蓄積されてる訳であり、飼料となる穀物や牧草を養生する土壌が、なんらかの汚染を受けてる場合、家畜が食せば、その分だけ肉に濃縮された状態になる訳で、それを屠畜して人間が食せばどうなるか?ここに思考が至れば、“肉食えば癌になる”という“理由”に結びつく事になる。そうでなくても、農作物を作る上で考えるべきは、放射性物質を含む重金属による土壌汚染と農薬などによる水汚染である。一番わかりやすい実例を言えば、かつて神通川流域で発生した“イタイイタイ病”で、神通川上流域にある神岡鉱山からの未処理廃水が原因で、下流域の土壌や水がカドミウムで汚染され、それを長期にわたって摂取した住民が、腎不全や骨粗鬆症に類似した症状を訴えた訳である。人間ですらこういう症状を起こす訳だから、家畜に“食用に向かないから”と言って汚染された土壌の作物を与え、肥育すればどうなるか…遠く想像に及ばない事はなかろう。
ではなんで、そういう事になるか?一言で言えば“一生栄養失調気味”だからです。つまり、成長するにしろ、体力回復を待つにしろ、それに伴うミネラル成分やエネルギーの代謝によって、毎日摂取以上に消費していく訳であり、それを補おうとすれば、必然的に類似成分を取り込んでしまう訳です。30年ぐらい前かな、とあるサプリメントのテレビCMで、出演した医学博士は「きちんと食事を摂れば、私はいらないと思います。」というセリフを、やや自虐的に述べる部分があった。当時の栄養士ですら、バランスの良い食事さえ摂れば、健康を保つ事ができるという認識でしかなかった訳だが、今はどうだろう?キチンとした食事を摂ってるハズなのに、栄養バランスが偏り過ぎてると言って、栄養補助としてのサプリメントの摂取を推奨する医師すら現れている始末だ。念のために言っておくが、サプリメントの多くの材料は、本来であれば食料残渣として捨てられる部分…つまり“生ゴミ”として処分されてた部分だったりする訳であり、そこを捨てる事なく食すべきと言われれば、現物を見れば食べる気無くすかも知れない様な状況になりうる。だから、科学的な処理をして原型をなくし、強引にでも飲み込める粒状や液状にして販売してる訳である。当然だが、原材料がどこで作付けされたかによって、どの様な成分が混ざってるか、その土壌と水の品質を鑑みないと、危なっかしくて食べられない。ちなみに、オイラん家の米(ヒノヒカリ)は、原則として“無農薬”で作付けしてるが、JAS規格では“無農薬”と表示して販売する事はできない。なぜなら、農業用水の溜池の上流部にゴルフ場があるためだ。言い方を変えれば、ゴルフ場の芝管理に使用される農薬が、下流域にある農地や用水路から検出される以上は、いくら有機肥料で無農薬に拘って育てたつもりでも、JAS規格では“農薬使用”を理由に“普通の農作物”として取り扱われる事になる。つまり、本物の“オーガニック農作物”を謳いたければ、農地周辺の環境がいかなる状況なのかを把握し、そして、徹底した管理が問われる事になる。ぶっちゃけ、農家の生活が苦しいのは、この厳格なまでの品質規格があるためであり、企業と連携してるトコだといくらでもどうにかなる事でも、家族経営の零細農家ではそのコストの方がバカにならないから、泣く泣く“普通扱い”でやらざる得ないのだ。
ここまで解説すれば、お気付きかと思う…発癌リスクを恐れるあまりに食べる事をやめれば、生命維持なんぞクソクラエになる。つまり、タイトルの意味は、生きてるからこそ“食べる”事ができるのであって、病気になる事ばっか考えて何も口にしない方が、却って健康な肉体を維持する事はできないって事だ。しかも、先進国で“栄養失調”に悩む人が増えているのは、摂取カロリーばかりに目を向けすぎて、肝心なミネラル成分の補充や老廃物の排泄を念頭に置いた腸内細菌のバランスを考えてこなかったツケであり、さらには工業の発展に伴う環境破壊…特に重金属中毒や放射性物質による体内被曝が頻発する背景には、70年前の“原爆投下”という悲劇も加味しておかなければならないのである。だが、そこに目を捉われて肝心な事を忘れてはいけない。とにかく“食べないと生命維持はできない”のだから、気にするべきは足りない栄養素をどうやって補うかである。摂った分のエネルギーは、体を動かし、頭を使えばいくらでも消費できるが、同時に、ミネラル分も消費してる事を意識し、それをどう補い、還元するかで様々な病気のリスクを減らす事ができる。だから、本当に健康体でいたいなら、思い存分に自分の食べたいものを食べたら、その分消費して排泄する事を心掛ければいいだけの話である。ま、何事もデータだけ鵜呑みしたトコで、健康を維持できる訳じゃないからねw