迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

プロフィールなんてのは、いくらでも詐称できる。

何やら、某報道番組で活躍してたコメンテーターのプロフィール…しかも経歴が、実はデタラメだったという話。滑稽ですねw 学歴で物事を見る人ほど引っかかりやすい話だし、騙されたとわかった途端に批判する行為は、羞恥心の欠片もない行為だねw 以前にも言ったけど、学歴・経歴なんてのは、バレない限り詐称しまくろうと思えばできることだし、学歴以上の知識や経験なんてのは、後からいくらでも、しかも、自分が欲する限りは手に入るモノである。さらに言えば、それを活かせるのであれば、これほど世間に対して強い“武器”になるモノはない。
そもそも、顔や身体を整形したり、知識を深めるために有名大学の“公開講座”に参加するのは、いろんな意味での“芸の肥やし”である。落語家にとって、時事ネタからお色気芸までの幅広いジャンルの知識を持ってるのは、それこそ師匠の世話役をやってる時から様々なジャンルの人々を観察し、そこに古典落語の台本にアレンジを加えていくからこそ身に付く訳であって、そこんトコの知識や観察力が結びつかないと、中途半場な噺家にしかなれない。もちろん、“落語家”として挫折したからといって、それが無駄になってるのであれば、明石家さんま嘉門達夫が芸能界に残れる訳がない。芸人として生き残れないという危機を感じたからこそ、山崎邦正(=月亭方正)や世界のワタナベ(=桂三度)が落語家に転向したのも、また然り。たとえ学歴が京大卒でも、ロザンの宇治原みたいに漫才師になるケースもあれば、高校中退で三遊亭楽太郎(現:円楽)に弟子入りしたけど芽が出ず、フリーになってから逆に才覚を現した伊集院光のようなケースもあるし、たけし軍団としてバカやってたのに宮崎県知事を経て国会議員になった東国原英夫のようなケースも踏まえると、どんな経歴・学歴を持ってたって、当人がそれを“活かす”行動を取っていたなら、それはすべて無駄にはならない…それどころか、さらなる進化を遂げることだってできる事案である。しかし、そういった自分自身の経験や知識をフルに“活かす”ことができない人ほど、自分の学歴や肩書きを自慢したがる。もっと言えば、自分よりも学歴が下だと思われる相手であったり、年下だと見下す人は、総じて“ハッタリプロフィール”に騙されやすい。もっと言えば、自分自身が使いきれてないスキルを、他人が使いこなしてること自体が許せないから虚勢を張るのであり、同じレベル、あるいは格下だと思った途端に、相手の精神がズタボロになるまで叩くのである。
だけど、ちょっと考えて欲しい…相手をズタボロに叩くのは良いが、それで自分のスキルが向上するのか?答えはノーだ。なぜなら、他人をバカにするヒマがあるなら、その分を鍛錬に費やしたり、教養を磨くために使えば良いのに、それをやってない時点でお察しである。言い方変えれば、“勉強嫌い”が大人になっても治らなかったからこそ、もっと言えば、元々“勉強よりもサボる事”にしか労力を費やせなかった自分自身が惨めなのに、それを認めることができないから、とにかく他人の欠点や劣勢を突いて、傷付く様を嗤う訳である。だがそれって、自分自身の“醜い姿”であって、“他人事”として笑いたいからそうするだけであって、本当は“惨めな自分”でしかない。だから人は、ことあるごとに自分自身を偽り、他人を否定し傷つけることでしか、自分の心を癒せないと思い込む訳である。はっきり言って、それでは誰も救えないし、自分の憂いや憎しみを晴らすことすらできない。
ではなんで、件のマスメディアは騙されたのか?とっても簡単なことです…自分自身の奢れた態度が招いた、自業自得です。一部のジャーナリストがテレビ番組をジャックして偏重報道こそが“正義”と言い放ってることそのものが、件のコメンテーターの“素性”を見抜くことすらできなかった、まさに“観察力不足”を露呈したようなモンです。むしろ、関西圏在住のオッサンの方が、世間のことや法律に関する知識が豊富だったりします。ぶっちゃけ、学会員でも公選法や道交法などの“身近な法律”に関しては、下手な弁護士よりも詳しいですよw それは、実経験が豊富だからこそであり、また、常に様々なトラブルに対処するための勉強会を、各種の会合とかでやってるようなモンですから、必然的に身に付きますよ。当然ながら、宗教に関する比較とかもやってるからこそ、様々な処世術も身に付くし、そういう分野では強い訳です。そして何より、日頃から学びの姿勢…言い方を変えれば、常に“相手の話を聞く”耳を鍛えてるからこそ、様々な知識や経験が“活きる”のです。メディアリテラシーの基本は、様々な“意見を聞く”ことであり、そこから自分の意見を導き出すことです。しかし、それを否定してるのは誰でしょう?
そういったことを踏まえれば、件のコメンテーターを叩いてる人々は、非常にみっともないです。タイトルの通り、どんな経歴や学歴も、その気になればいくらでも詐称できます。それをやらないと勝ち得なかった地位があるとしたら、これとて相当な度胸と努力が必要です。そんなこともできない自分が、こういう“詐欺師”に騙されたことに腹を立てるヒマがあるなら、それこそ見習うべきです…自分自身を世間に対して売り込むには、バレたら“詐欺師”として叩かれる覚悟の上で、ハッタリをカマしてアピールし続けることが、一番重要だってことを。