迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

何をもって“敗北”と言えるのか?

今日は昼間に、ちょっと大阪まで出たんだが、天王寺駅東口で、対極的な団体が威勢のいい声で反米感情剥き出しな事を言っていた。一方は、安保法制の中身を無視して“戦争法反対”と訴え、もう一方は“戦争に負けたのは弱かったから…今なら勝てる”とバカみたいな事を言って、両方の言い分を聞いてて、オイラ的には鼻で嗤うレベルでしかなかった…アンタら、学校の歴史の授業で、何を学んできたんだとw
原爆を広島や長崎に落とされて“敗北”というのであれば、裏を返せば、そうでもしないと反撃されるとアメリカが恐れた結果であり、むしろ、どんなに街が火の海になろうが、放射線被曝でボロボロになろうが、こんな“短期間”で復興し、経済発展を遂げた国がドコにある?もっと言えば、武力で殲滅作戦を展開した国は、その勢力を維持できなくて、経済も内政もボロボロではないか?粋がって共産主義を掲げた国が、どれだけ残ってる?言っちゃなんだが、オイラからしたら、全部“敗北者”にしか見えないぜ。本気で国の体裁を維持し、発展を遂げようと躍起になってる国ほど、強い指導者とそれに伴う哲学や宗教理念が整っている。そうじゃないトコほど、完全に迷走してるのが、今の世界の情勢と言っていい。逆を言えば、過去に奢れ、縋ってる国ほど、惨めで無様な体裁を晒してるじゃねぇか。
じゃ、何をもって“戦争に負けた”と言えるか?一過的な敗北…つまり、武力の差や資源の差による物理・物質的な部分で推し量るなら、いわゆる“大国”と称する国々に負けて当然だった日本。だけど、あの戦争で本当の“敗北者”ってのは、オイラ的には“日本以外”だと思っている。なぜなら、本当に日本が71年前の戦争で“負けた”のであれば、その時点で地図上から、そして、様々な観点から、日本の今までの歴史から文化、言語、自然…それら全てが消滅してないとおかしい…だが、結局残ってるではないか。逆に当時存在した国で、内情がボロボロになったり、貧富の差が激しくなった国はどこか?当時存在しえなかった中国(中華人民共和国中国共産党による独裁政治)を除けば、言わずもがなである。当然だが、朝鮮半島二国も、あの当時は大日本帝国の領土であり、韓国・朝鮮人という存在も、実質はいなかった…全員が“日本人”という扱いである。あそこが国として独立したのは朝鮮戦争以降の話であり、しかも完全に分離したのは停戦合意に基づいて、仮の“国境”として北緯38度に引いたまでにすぎない。そんなことすらすっぽかして吠えてる時点で“正しい歴史認識”なんてのは存在しない。言い方変えれば、従軍慰安婦問題とて、訴えてる人自身が“日本国籍”を保有してるならともかく、それを“放棄”した時点で関係ない話じゃないか?もし、それでも訴えるのであれば、朝鮮半島の歴史において、いつ日本が武力によって朝鮮半島を侵略したか、その“証拠”を提示してもらいたいモノである。念のために言えば、日朝併合は李氏朝鮮王朝側から言い寄った話であり、当時の日本政府は懐疑的であった訳で、特に伊藤博文は併合に関して“反対”の立場だった…彼が殺されたことによって、急に話がまとまったのであり、その時点で本来であれば、その“恨み”は日本ではなく、自分自身に向けるべき事案だったハズである。ではなんで朝鮮人中国共産党は、その“矛先”を日本にしてるのか?
オイラ的に言えば、それこそ民衆からの“批判回避”のためであるとしか言えない…もっと言えば、反米感情を剥き出しにしたら、かえって欧米諸国とロシアからフルボッコされるのが目に見えてるのと、日本人のお人好しな性格に“甘えてる”からである。本気で欧米列国や旧来のソ連と渡り合った外交や技術協力を取り付けたいなら、今の無作法を改めるしかない。そういう事も知らず、まして日本よりも経済成長を遂げたとするから横柄になる訳で、どんなに自国が巨万の富を得ても“貧しい”と感じるのは、精神的な部分の“成長”が伴ってないからである。日本とて、高度成長期に無作法な態度を指摘された時期があった。しかし、その原因は、あまりにも戦後復興を急ぎ過ぎたからこその話であり、また、諸外国…特に白人社会において、日本の“反撃”を恐れたことで、相互理解を深めようと考え出したからこその話である。だから、日本人観光客を“特別視”して他の観光客と“隔離”する方向で接客した訳であり、海外から日本へ渡航する観光客も、できるだけ東京(オリンピック開催地)と大阪(万博開催地)以外の地域には行こうとしなかった訳である。その後、一部の若者が“それじゃつまんない”と言い出してあれこれ恥を掻く内に、世界中に理解が広がったと言っていい…その“波”に乗り遅れたのが件の三国であり、もともと国交を樹立する前から様々な問題があって、中国と韓国が正式に日本と国交を通わせるようになったのは、つい30年前の話である…そう、完全に出遅れてる上に、日本を“格下”に見る教育が進んだ事で、余計にことがおかしな方向に行ってる訳である。当然だが、北朝鮮だけは何時まで経っても“鎖国状態”だから、さらにヘンチクリンになってる訳で…
自分自身では相手に“勝った”と思える部分があったとしても、そこに奢れて堕落したら、いつしか成長が止まり、そして腐敗する。栄枯盛衰の理とは、自らの意思で向上しよう、精進しようという人には繁栄が、現状維持や自己満足で止まれば衰亡が待っていることを指す。したがって、それに抗うのであれば、常に成長を望んで精進し続けなければならない訳で、少しでも怠惰になれば、そこから綻びて廃れる事になる。だから必死にその理を覆したくて、だけど却って衰亡の道を辿ってるのである。間違っちゃいけないが、“独裁政治”でも許される時とは、指導者に対して民衆が全幅の信頼を置いてるからこそであって、そこを履き違え、求心力の衰えを武力による抑制でカバーしようとすれば、必ずその刃は自分自身に向く事になる…そうなれば“力の暴走”は止まらなくなり、やがて何もかもが滅ぶ事になる。それこそ、本当の意味での“敗北”である。真の“勝利”とは、何があったとしても、自分の意思で、再び立ち上がり、未来に向かって突き進む事である。その先に絶望が待ち受けていようとも、後に続く若輩者を信じ、道を切り拓くために犠牲になることを厭わない人こそ、本物の勇者であり“勝利者”である。未来を信じられる人こそ、次世代をどこまでも慈しみ、育まんとする。“敗北者”とは信じることを忘れ、過去を懐かしみ“戻りたい”と願う愚か者である。だから、次世代を担う若者すら、敵と見做して討とうとする…それこそ、まさに今の共産革命を叫ぶ老害共の醜態である。弱いヤツ程よく吠えるというが、もっと弱いヤツほど、自分では手に負えないような暴力を、保身のために欲する。それがやがて、自分を蝕む元凶と知らずに…