迷馬の隠れ家 はてな本館

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あどランアーカイブ その55(MBSの基本は、やっぱり“あどラン”w)

この話題でネタ出しするのは、実に6年ぶりw そのきっかけは“痛快明石家電視台”で先日、MBS在籍アナSPが放映され、その話をした途端、一部のフォロワーさんが喰い付いた次第である…まぁ、予告映像とか見てると、ガチで“あどラン”のノリだったからなぁ…w

だが、今のMBSのメンツで“あどラン”の経験者といえば、最年長の啓文や柏木アナ、水野アナはともかく、最晩年期に入社した亨クンまでの“あどラン茶屋町組”も、今や中堅〜ベテランの域に入ってる状況であり、むしろ“あどラン以後組”の方がメンバー的には多数派である。
しかし…完全に“あどラン”という番組が、MBSでも“古めかしい記憶”として語られる程度の番組に成り下がってるとは言い難い。なぜなら、ことある毎に“ちちんぷいぷい”や“明石家電視台”などで、擬似的な“あどラン”が行われていること、開局の節目に特番で“あどラン”が一時的に復活したり、ラジオでも擬似的に“あどラン”状態になることを踏まえると、今でもMBSの“伝統”として残ったことは、かつての“あどラン”ファンとしては嬉しい反面、このメンツで千里丘時代のノリを再現させられるかといえば、正直“できない”と思う…けど、それはそれだ。むしろ、現代版の“あどラン”を作るのであれば、もうそろそろ潮時に来てるのではと思う。あそこまでの個性派はいなくても、インパクトあるキャラクターが揃ったことを踏まえれば、ナイターオフのラジオ版だけでも復活して欲しいモノである。
今一度、この番組の存在を知らなかった人向けにサラっと番組内容を開設すると、毎週水曜深夜に、MBSに在籍するアナウンサーだけでドンチャン騒ぎする、アナウンサーフリーク垂涎の“底抜け脱線バラエティー”である。とにかく、ゲストコーナーである“よってたかってインタビュー”以外は、いろんな意味でフリーダムw 真面目な時事ネタからとんでもない“お遊戯会(?!)”まで、とにかく何でもアリな番組でした。ただ、制作時に“自己満足なネタ、ゴシップ系、エロはNG”という掟があり、そういう部分では結構“お堅い”トコもありましたが…脱線する時は上司だ部下だと騒ぎ立てずに、“下克上上等”な状況でしたw それゆえに、若手がベテランを喰ったり、逆にベテランが若手のお株を奪ったりは、この番組内では日常茶飯事でした。
でも、一番の魅力は、アナウンサーだって“一人の人間”であるという、ごく当たり前なことを赤裸々にネタとしで披露されていたことであり、その中でも“本業”を活かしたセッションや、単なる描写も“白熱の現場”風に実況(?!)するネタは、改めて今見返しても、現在の番組制作にも活かせるスキルではないかと思われます。事実、ラジニケのレースアナ養成講座も、そのスキルをどう活かすかまで指導してる点を踏まえると、あながち“あどラン”でやってたことは、無駄ではなかったということになるでしょう。
随分昔に紹介した、フジの番組“晴れたらイイね”も、初期の頃の雰囲気は“あどラン”を踏襲してるトコがあり、それがのちにアウトドアに特化した内容に変更になって以降、そして、共演タレントの方が“主役”になって以降は、完全に“別番組”に変貌してしまいました。ま、アウトドアを本格的に紹介する番組自体、あまりに特殊だったことを踏まえると、この変貌ぶりは致し方ない部分がありましたが…wその他にもNTVで“オジサンズ11”という、フリーアナウンサー中心でドタバタする番組もありましたが、これは完全に“あどラン”とは異質すぎて、比較するにも内容があまりにもスカスカでした…正直言って。どうも東京の放送局が“あどラン”の真似事をすると、視聴率を気にするあまりに、本来であれば魅力ある彼らが、番組として担当させると貧弱化する傾向が顕著すぎて、見てて痛々しかったです。(ま、“オジサンズ11”に関して言えば、あの人の追悼の意もあったからなぁ…)

そういう意味では、この番組を完全コピーして放送できるのは、やはり在阪局に限るのかもしれませんw