Kail's Bar“グランシャリオ”2016 第一夜

カイル(以下カ):せーつーないこーととー、しーんじるこーとと、ロマンースはたーだ、一度きりーだけどー…今年もうまくできるかなぁ。ボク的に、鉄道だけで話ししたいことがあっても、なかなか話がやりづらい雰囲気ある人ばっかだからなぁ、今回もどうなるやら…
(ｶﾗﾝｺﾛﾝ…)
お、ようこそ、グランシャリオへ…
ジャスティ(以下ジ):あ、そっか…こっちはカイル担当だから、鉄ネタ中心だったっけ。
ナイン(以下ナ):そうでしたね…で、今回は鉄道CM特集？
カ:イヤイヤ、ボクんトコは特にテーマ決めてませんから、自由にされて結構ですよw シンのトコは基本、競馬かスポーツ中心の話をやりたい人専用ですんで…
ジ:んじゃ、気兼ねなく雑談できるってことだね。
ナ:とはいえ、店主が鉄好きなら、それに合わせるのも、乙な付き合い方じゃないかな？
カ:そこまで気を使わなくても…
ナ:だって、さっきからカウンターテーブルのジオラマに、Nゲージの500系エヴァモデルが走り回ってるからさ、気になるんだよねw
カ:す…するどいw
ジ:そういえば、なんで500系が東海道新幹線から追い出されたんだい？僕もこれ、かっこいいなぁ…って思ってたけど、乗る機会があんましなかったからさ…カイルはそこんトコ、わかる？
カ:これは、JR東海の方でケチがついたことによるモノで、500系の形状だと、思った以上に利用客を乗せられないことと、意外と揺れが激しい車体なんですよ。で、高速走行に適して、且つ、一両当たりの乗客数を増大させるために開発されたのが、現行の700系シリーズで、その中でもN700Aが主流になった訳です。
ジ:あ、なるほど…あ、注文忘れてたw 今日はプレモルマスタードリームを。
カ:ナインさんは、どうされます？
ナ:じゃ、サングリア…シトラスホワイトで。
カ:かしこまりました。
ナ:で、山陽新幹線のこだま専用車両となった訳だけど、それもちゃんとした理由があるのかい？
カ:これはブレーキ性能が“各駅停車”に向いていたからこその話ですね…新幹線版の阪神5000系シリーズ、通称“ジェットカー”と言った方がわかりやすいかと…
ジ:…僕、それわかんない。
ナ:まぁ…関東じゃ馴染み薄いからなぁ、阪神電車ってw 球団の方が有名すぎて、親会社が鉄道会社だってのを知ってる人の方が少ないと思うよ。
カ:厳密に言えば、現在は阪急とある意味合併してますが…ま、阪神の路線は、路面電車時代から引き継いでいる部分が多く、その関係で駅間の距離が短く、しかも優等列車の往来が激しいため、どうしても普通列車の運行がネックになるんです。そこで、待避線だけでなく、駅間移動の効率化を図るため、5000系シリーズは代々、高加速・高減速を肝とした制御装置を搭載した車両として有名なんです。同じ理屈で近鉄にも、通称“ラビットカー”という普通列車専用車が、かつていましたけどね。
ナ:関西の鉄道って、そういうの多いよねw
ジ:あ、そういえば…このジオラマを走ってる新幹線車両、なんか運転期間が延長になったらしいね。
ナ:え…来年のダイヤ改正で500系が消える予定じゃなかったのかい？
カ:どうやら、1日1往復という運行スケジュールと、国内外のエヴァファンから予約や問い合わせが多かったこと、何より、500系の形状ととことんエヴァの世界観をあしらった内装(特に1号車)などが付加価値を生み出し、これに乗るためのパックツアーが好評だったことから、2018年のダイヤ改正まで運行を継続することとなったようですね。確か、マスターも新大阪まで写真撮りに行ってますからw

ジ:あ、これはカラーリングも、デザインもクールな仕上がりっすね。
ナ:いろんな意味で、これはエヴァファンに感謝ってトコじゃない？
カ:500系のファンでしたら、当然そうなりますね…さて、今宵のサービスを供しますか…テキーラとクレーム ド カシスを3:1で氷が入ったタンブラーに注ぎ、そこにフレッシュレモンを絞ってジンジャーエールで割る…エル・ディアブロです。甘いカシスの香りと、ジンジャーエールの刺激をお楽しみください。
ナ:使徒と戦うエヴァ…まさに“天使”と“悪魔”だねw