迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

大衆食堂“FLAT RIVER”2017 三皿目

マーグ(以下グ):今日のジャンク飯は、一風変わったチーズトーストw 変わってるのは、普通は食パンを使いたいトコだが、そこはテーブルロールサイズのフランスパン…俗にハードコッペってヤツだな。縦に切り目を入れて、バターと好みのジャムをたっぷり塗って、そこにチーズをガッツリ乗せたらオーブントースターでこんがり焼けば完成だ。チーズをあえてカマンベールやブリーにすれば、ベリー系のジャムと相性バッチリだし、クリームチーズを使うなら、マーマレードがいいかもな…あ、こういう“裏ワザ”なのもアリかw
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コレ、マスターかなりハマってて、色々と使い勝手がいいジャムなんだってよ。
(ガラガラ…)
っと、いらっしゃい…おや?珍しいのが来たな。
かつみさん(以下巨):ほう…“大衆食堂”って聞いてたが、どっちかいえばフードコートの軽食に近いな。
ギィ(以下ギ):せやけど、マーグが作る料理は、ジャンクや言うても、味は保証できるで。酒に合う肴かて、ぎょうさん作ってるしな。
グ:ギィさん、褒めるか貶すか、どっちかにしろよw
巨:いやいや…ジャンクって言っても、それは食べ合わせや嗜好の問題であって、きちんと手間暇かけて作る料理でも、食べる人によっては家庭料理の範疇だったり、手抜きなモノでも素材がいいなら高級品と持ち上げるし、そこはそこだと思うよ。あ、おでんがあるのか…じゃ、大根とはんぺん、もらうよ。
ギ:ほな、僕はちくわと厚揚げで。
グ:かつみさんは東京出身だから、はんぺんは“白”ですよね?
巨:お、そういうことか…“おでん”と言っても、カウンター付近に鍋がいくつも並んでるのは、地域による味の差を混同しないためか。
グ:ま、そういう一面もあるね。オレの故郷だと、全部串に刺してる上に“はんぺん”も青魚系の黒いのが一般的だしな。ギィさんトコは関西だから、クジラと牛すじが欠かせないだろ?
ギ:そうそう…“コロ”っていう部位な。アレ、今ではなかなか手に入らへんし、調理方法も今の子らは知らんから、ホンマに美味しいおでん屋でないと、なかなか食べられへん。
巨:食文化ってのを語り出すと、ついつい“東京対大阪”って図式になりがちだが、基本的なことを言えば、東京の“食文化”っていうのは、様々な地方の、それこそ様々な味覚が集まった上で作られたトコがあって、どんな“郷土料理”を再現したつもりでも、実際にその地方独特の味になることはないね。あくまで“擬似”的な感覚がある…食材が全国各地から、それこそ集中して来るからこそ、“再現”はできる。が…
ギ:水や鮮度の加減やろな、そういうのって。いくら真似できるいうたかて、“本物”にはならへん。ここは“地方の概念”ってのを無視できるさかい、どんな料理でも“現地の味”にできるけど、それは引いて言えば“個性がない”のと一緒や。“本物”ってのは、どこまで言っても現地の環境や地元だからこその食材あってこその話や。取り寄せて作ったトコで、水が変わると微妙なモンやけど味も変わるし、自分の体調にも寄るわいな。
巨:あ、それは言えるね。いくら旨い信州そばが食べられる店が東京にあるって言っても、所詮は東京の水で仕込み、東京の店で作ってるから、明確に言えば“信州そば”とは言えないよな。あくまで“江戸前”ってのが東京だと前提にあって、そこから“田舎そば”としての流れで、各地のそばの産地ならではの調理方法があって、食べ方もそれぞれの地域的なモノがあるからこそだよな。
ギ:うどんもそうだが、コシがある讃岐、消化がいい福岡や伊勢、細めが主流の関西…地方によって味や概念が違うさかい、一概に“どれが旨い”とは言われへん。むしろ、地域ごとの味やからこそ、勝手に優劣付けること自体がアホらしいんや。
グ:ま、同じ地域でも作り手次第なトコもあるから、旨い店と不味い店ってのがあるしなw