迷馬の隠れ家 はてな本館

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正しい感覚な人ほど殺されやすい…歪んだ正義とは(3)

つい先日から世界中に…というか、日本のメディアが大騒ぎしてる、北朝鮮の“自由人”金正男殺害のニュース。詳細については深くやるつもりはないが、見方を変えれば、これは北朝鮮政府…というよりも、金日成に対して反抗的だった人々によって仕組まれた“亡国のシナリオ”ではないかと勘ぐらざる得ない。なぜなら、祖父や父親が一番溺愛し、中国トップに対しても厚遇されていた存在を“抹消”した訳であるから、既に政府機関そのものは“反金日成”に乗っ取られている可能性があると考えていい。逆に言えば、“外国人”を使ってわざわざ海外で殺害しなくても、単にリーダーとしての資質がない存在だから“後継者”にならなかっただけで、しかも中国のみならず欧米各国との“パイプ役”として活用してたら、金正恩も世界から必要以上に叩かれることはなかったハズである。これこそ“集団的無知”の一番恐ろしいことであり、民衆の多くは政府機関の“異変”に気付かないが故に、後継者が単なる“飾り”であることに気付かないだけでなく、いつのまには“偉大なる指導者”に反発する者によって、しかも現行のルールを利用して狂わされていても、全くわからないままで“恐怖支配”に怯える日々を過ごさねばならなくなる。この事にいち早く気付いて行動してたからこそ、殺害されたと考えたら、一番気の毒なのは、何も知らずに“後継指導者”として担がれている金正恩よりも、北朝鮮に生まれたばっかりに、あるいは北朝鮮籍であるがゆえに差別を受ける事になる子供達自身である…何の関係ない存在でありながら、為政者のせいで苦労するのは、いつの時代でも子供たちであり、そして、責任を取らずに逃げるのは、いつの時代でも中枢にいる、いわゆる“エリート”とか“特権階級”であることを自慢気に騙って相手を見下す、自称インテリである。
“本物”の賢者とは、どこまでも“バカ”である…ひっくり返せば、求道心にあふれ、自分の不得手な分野に対しても、愚直なまでに知識や研鑽を広めるために学ぼうとする謙虚さ、そして、それに似合うだけの行動力を指す。つまり、“インテリ”は誇るのではなく、学びをやめない、どこまでも成長を望む存在でなければいけないのである。昨今の“インテリ”は、自分の思い通りにならないとすぐに批判に走る。自分の計画や作戦が否定されると、協力すらしない。もちろん、“自己の正義”の下においてはそれでもいいが、その双肩に命運を預けられるほと、自分自身の意見が正しいのであれば、なんで“不幸の連鎖”を止められないのか…そこんトコのツメが甘い。なぜなら、自分の意見の“乗るか反るか”は相手次第であり、その意見を尊重できないのであれば、当然のごとく、誰からも認めてくれない。反発しあって喧嘩になっても、それは“相手を思う”一念からのすれ違いであって、犯人探しをしても解決することなどない。むしろ、傷付いてまでも我を通す強い意志の下では、誰しもが悪であり、正義でもある。だが、それは“相手”があってこその話であり、誰もいない世界では、我が物顔で傍若無人しても、誰も叱らないし、まず一緒に喜ぶことすらない…“誰もいない”からねw モノに当たるにしたって、その“標的”が存在しなかったら拳は空振るだけであり、破壊対象がなければ、壊すことすらできない…“何もない”からこその“自由”なハズなのに、この“不自由さ”はなんでしょうかね?
つまり、結局は誰しも“構ってちゃん”な訳であって、なんらかの“依存する存在”があってこそ、初めて“自由”なのである。好き勝手やってるように見えて、実際はいろんなモノに依存し、互いの存在に縋り、頼ってるのが実情である。それは直接的なモノだけでなく、巡り巡って顕著になる場合もある。だから“問題行動”ってのは、いつの時代でも、なんらかのカタチで現れ、それをやった人自身、良い意味でも、悪い意味でも“痕跡”を残そうと躍起になる。そこには正義も悪もない…他人が見て判断する上に基準となるのが、今までの“経験値”なだけであって、経験上“悪い結果”しか印象に残ってなければ、どんな実績も“データ改竄やってるかも?”と疑い深いままで終わる。直感で物事を判断してる人でも、その基準は“自分の経験測”であり、他人が示したデータなんてのは、実際の“正解”が多数派の方であっても信用しない。だから負けても恨みや妬み、僻みを発しない。情報バイアスをかけたままで、自分にとって“都合のいい数値”をかき集めて“証拠”にしたとしても、削除された方のデータに“真実”が埋もれてしまえば、“新事実”がそこにあっても、素直に認めることなんてできない…そういうモンなんですよねw