迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

本当の“ファシズム”ってのは、僻みからの歪み…

手短に言えば、政治家と庶民の生活がかけ離れていることが許せないと言ってる人、それ、ファシズム的感情ですよ…もっと言えば、富裕層が私財で客人をもてなすのと、公的な生活保護を悪用して贅沢三昧では、完全に意味が違う。前者は分相応の経済活動をやってる訳であり、また、先方のスケジュールや自分の都合に沿った上でやってるのであり、後者は法律の抜け目、欠陥を利用して“ラクして儲ける”クチである。言っちゃ悪いが、為政者の“贅沢”は、本来は海外からの来賓や関系各所に対してのもてなし…つまり、敬意を払っている意思表示であって、相手の趣味や嗜好に合わせて用意するからそうなるだけで、もし、迎賓館に招待されたVIPに対して、“緊縮政策をやってますから…”という理由で、晩餐会にカップラーメンや缶コーヒーを出されたら、どう思う?お国柄を解ってる相手ならともかく、そうじゃない相手だと“なんでやねん”となる。

簡単にファシズム…いわゆる“単一化”社会についてはっきり言っちまえば、ポピュリズムの行き着く先ではなく、様々な思想概念が錯綜して“マンドクセ”な状態に陥った時に具現化する訳であり、ぶっちゃけ、他人に対する僻みと、自分を“特別な存在”として扱ってほしいあまりに、他人への迷惑を顧みない態度からの“自分好みの世界”に世間そのものを変えようとする心理である。なんでドイツがナチス政権に走ったかと言えば、その要因の一つが、第一次世界大戦後の“後始末”を、他の欧州各国から、ある意味押し付けられた事による不信感があり、そこにヒトラーが提唱した政治改革に、多くのドイツ国民が賛同したためである。そして、その際たる標的となったのが、いかにも“特権階級”のように振舞っていたユダヤ人であり、他国からの移民や性的マイノリティー(ゲイやホモ等)…てか、キリスト教的に異端な存在として、嫌われていた人々だった。だから、“純然たるドイツ国民”だけでドイツを建て直そうと躍起になる思想が好まれ、それに異議を発する人を、多くのドイツ国民は“自分と無関係”だからと言って潰していったのが、かの有名なホロゴーストの“正体”である…と、オイラは思っている。この図式、実は今の韓国における反日感情と同じで、長い間、自分達は日本に虐げられたから、日本からあらゆるモノを奪っても許されるという概念が蔓延ってしまい、そこに異議を唱える人は、たとえ政治家だろうが著名な大学教授だろうが関係なく撲殺することが“正義”になってる訳である。

そこには、“責任”の所在はない…みんなやってるから、あるいは、他と同じことをしないと自分が殺されるという危機意識から、無意識のうちに人権侵害や犯罪幇助に走る訳である。そして、救済を求める人に対して、関わり合いを持ちたくないあまりに無視したり、救護のために致しかたない行動(救命行動としてAEDを使うために、公衆の面前で女性の衣服を脱がす、信号を渡りきれずにまごついてる高齢者に対して、タックルをかけて接近するクルマから避ける…)を、勘違いして犯罪者呼ばわりされたら、警察や消防から褒められても気分が悪い。

そう、ポピュリズムは“大衆迎合”なトコがある反面、だからと言って他人の意見を封殺するような事にはならない…意見を聞いた上で多数決という、民主主義の基本前提は守られている。が、ファシズムは実は共産主義に近いトコがあって、その行き着く先が、絶対王政的な独裁政権であり、反対意見は全て“異端”と見做して排斥されるのである。つまり、かつての欧州共産圏(特にソ連)がやってたことは、とてもじゃないがナチスのことを批判する立場ではないw そして、それらの“責任”は、本来は国民…否、全世界中の人々それぞれに存在するのに、それを“他人のせい”にし続けた結果が、法や規則から外れた時点で排斥対象となる、非常に息苦しい社会に変貌した訳である。ま、その方が“ラク”だったからこそ、堕落した結果が表現や言論の自由を排した、単一規格化社会に陥る訳で…