迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

そんなに言うなら、何も喰うなw(食物サイクルの法則な話)

今日は2本投稿…いやね、久々にギックリ腰をやっちまって、バイトを休んだ次第である。(木曜夕方に突然グキッてやっちまって、しかも熱発まであったから、今朝方まで飲まず食わずで寝込んでた…いやマジでw)で、農作業をやるにも無理すりゃ再発必至なんで、しばらくお休みであるw(ま、トマトの収穫が今ピークだし、田植えはひと段落ついたけど差し苗作業が…)

そんな中、iPadTwitterをザラッと見てたら、トンチンカンなデモをやってる情報が飛び込んできた。もちろん、国会審議に伴うギャーギャーではなく、いわゆる“ヴィーガンこそ正義”的な話である…ヲイヲイ、そんなヴィーガン信者に問いたいが、アンタらが喰ってる野菜や果物って、どれだけの“動物の犠牲”の下で作られてるか知ってる?

食肉文化は野蛮と批判する人がいつも失念してるのは、その野菜や果物を生育させるには、作物に適した土壌にするために肥料を鋤きこむんだけど、植物性の堆肥だけでは、どうしてもバランスが悪くて苗が枯れることがあるんだよな…で、それを改善するには、必ず動物性の排泄物や残渣から作る肥料も必要であり、これらをバランスよく配合して作ってあるのが、ホムセンなんかで市販されている化学肥料の類って訳。言っちゃなんだが、美味しいトマトを作るには、ほんの少量魚粉を鋤きこむのは、ナス科は総じて“塩分が好きw”という性質上、牡蠣殻粉だけじゃ足りないんだよねw それに、牡蠣殻粉ってのは、葉物野菜や穀物を栽培するには適してるけど、追肥として使うには弛緩性なモンだから効かないことが多いんだよな。だから、速乾性を求めると、必然的に“だしの素”となる魚のアラで作る魚粉肥料が有効な訳。(裏を返すと、プランターで家庭菜園する時は、下手に化成肥料を使うより、ほんの少量のダシ粉、または削り粉を使った方が、プロ級の出来栄えになるw)あと、綿花も“塩分大好きw”な植物なため、干拓地で一番最初に作るモノとして選ばれる訳で、それで栄えたんが倉敷市であるw(←これ、ブラタ●リからの入れ知恵w)

閑話休題…牛糞や鶏糞も、生のままでは塩分濃度が高すぎるから、一旦堆肥サイレージで発酵させてから、製品として出荷してるんだが、これを仮に食肉文化をやめたとしたら、“代用品”はどこから採るの?ここで勘のいい人、結構農夫生活長いっしょw そうです、それこそ人糞で賄わざる得なくなる訳で、現在のような衛生管理ができるのは、水洗トイレが普及したことと、汲み取り式でも今は衛生管理上、専門業者によって定期的に汲み取ってるからであり、だからこそ、現在の“田舎の風景”には、そういった糞尿系の匂いが殆どなくなった訳である。(完全ではないのは、元肥に発酵した家畜糞を使うためw)つまり、肥料取締法に基づいた管理が行われており、人糞肥料が家庭で“作ってはいけない”という風になったのは、周辺地域での衛生管理が絡んでるからです。ぶっちゃけ論で言えば、今の野菜や果物を家庭で洗わずにすぐ食べられる背景には、過度に農薬を使わなくなったことに加え、人糞肥料による感染症被害を抑え込めるようになったからであり、もしも今でも生のままで人糞を田畑に撒けば、水源地が近いトコでは水質汚濁、それ以外なら土壌汚染が深刻になります。(特に耕作放棄地でそんなことをしたら…)

つまり、ホムセンの園芸コーナーや種苗店なんかで扱ってる肥料だって、食肉文化がないと“作れない”肥料がありまして、そして、そうやって精肉加工時、あるいは魚介調理時に出る残渣を加熱処理、あるいは発酵させてバーク材(おがくずやヤシガラ)と混ぜることで、初めて“生命のリサイクル”が完成する訳です。自然界の廻りもまた然りで、陸なら虫や菌類が、動植物の残渣を処理して、植物が栄養として吸い上げ、草食獣が草を食み、肉食獣がそれを食べる…捕食者が死ねば、また菌類や虫が“処理”する訳であり、食肉文化ってのは、その一端にしか過ぎない。人間もまた、自然界の理の中で生きてる以上、そこから外れた生活はできないし、もしそれができた時、果たしてそれは生命体としてどうなのか?マクロビクスを推奨する人にガチで聞きたいが、アレ、中身的には糖質が多いのなんでかな?肉を食べない方がいいと称する人は、その分、どこで“代償”を払うのかな?草食動物は天然の“草刈機”としては有能かもしれないけど、その“後の処理”を考えて言ってる?ま、競馬ファン(および関係者)には酷な話だが、馬肉を食べることも、一つの“供養”だと開き直れば、その命は決して無駄にはならない。

でもなんでこんな話をしてるかって?いやね、実は、オイラん家で飼ってる名古屋コーチンを、そろそろ“鶏鍋”にしようかって話が出てるんでw