迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

鉄道Bar“グランシャリオ” 2017 第一夜


カイル(以下カ):ホークース、ホオークーーース、なーんかいホークス…いやはや、福岡ソフトバンクホークスファンの皆様、パ・リーグ優勝おめでとうございますってことで、その前身である南海ホークスの歌をお届けしましたw 今回のテーマはズバリ“プロ野球チームを保有してる(してた)鉄道会社”ってことで、結構古い楽曲やマイナーな楽曲を選曲させていただきます。ま…最後の“オチ”に関しては、現段階では秘密ですけどねw
(チャランキャラン…)
あ、いらっしゃいませ、グランシャリオへようこそ。
アッシュ(以下ア):今回はこっちに邪魔すんぞ…入店音を、車内ドアチャイムに変えたのか。
カ:あ、鋭いっすね…一応、JR西日本の227系チャイムにしてありますw
ナイン(以下ナ):芸が細かいってw
ア:しかも店内に流れてる“南海ホークスの歌”は、いわゆる“南海電鉄バージョン”とも言われるヤツじゃないか。
カ:オリジナルとされるのは、ハワイアン歌手だった灰田勝彦さんが歌われたモノですが、TVCMとかで使われたのは、実はこのバージョンのカラオケなんですよね。
ナ:あーそういうことか。なんか、ボクの知ってる感じと違うから、ちょっとおかしいと思ったけど、そういうバージョン違いってのが存在するんだ。
カ:同じ楽曲でも、収録した時代や演奏した人などによって、微妙に変化しますからね。
ア:そうそう…オリジナルとカバーで違うのは、歌い手の場合は声質や歌いやすさによる差が大きいからな。同じ音階でも、ビブラートが掛かる人、小節が回る人、全くフラットで歌える人と、個人差が出るから面白いのだよ。もちろん、演奏者自身も、オリジナルの譜面通りに奏でる人と、そこにアレンジを加える人と、完全に“別の曲”に作り変える人と様々だからな。
ナ:そうですね…ボクの歌った楽曲でも、アレンジャーさんによってレゲェ風やロック調などに変えられちゃってますからねw
カ:球団名が変わったことで、丸ごと楽曲が変わるならともかく、同じ球団歌(応援歌)でも、楽曲そのままで歌詞を微妙に変更することもありますよね。
ア:それこそ、今回挙げた南海…もとい、ソフトバンクがそうだな。同じ“いざゆけ若鷹軍団”でも、前身のダイエーバージョンと現行のソフトバンクバージョンでは、普通に聴いてると解りづらいが、球団名以外の部分でも、かなりアレンジ変えてきてるからな。
ナ:ちょっと話変えるけどさ、昔って、鉄道会社がプロ野球チームを保有することが多かったよね。現在進行形で球団を保有してるのは、阪神と西武だけになったけど…
カ:埼玉西武の前身も、同じ鉄道会社で西鉄保有してたんだけど…
ナ:あ、そうだったよねw でも…なんで西鉄から西武に身売りしたんだっけ?
ア:鉄道会社というのは、公共交通機関である以上、ちょっとしたことで経営難に陥りやすい。特に西鉄の場合、沿線の経済が冷え込んだことが大きいからな。
カ:九州の経済って、その昔は重工業と炭鉱がメインだったけど、急速なモータリゼーション化と石炭の海外輸入が影を落とした…ってことっすよね。
ア:そうそう、だから西鉄は鉄道事業よりもバス事業の方に軸足を置くようになり、一部の不採算路線をバス路線へと振り替えたんだ。
ナ:沿線の土地開発も、ままならなかったってこと?
ア:というより、本業の方に軸足をおけば、広告効果が高い人気球団だったらともかく、2リーグ制に移行した時に、巨人がいるセ・リーグではなく、パ・リーグだったのが全てと言ってもいいのかもしれないな。
カ:パ・リーグのうち、当時4球団は、いずれも鉄道会社でしたからねぇ…しかも在阪私鉄3社が各々球団を保有してた訳ですから、大阪では人気割れしたのも仕方ないのかもしれませんね。
ア:しかもメディアは、当時からある意味“阪神贔屓”な報道が多かったからなぁ…パ・リーグの優勝争いに在阪3球団が絡んでるとともかく、酷い時には優勝の事実を報じる記事を見つけるのも一苦労だったからな。
カ:だからバブル崩壊の頃に、南海と阪急が身売りを行い、その後近鉄も本業の業績悪化を理由に、当時のオリックスとの“合併”を図ったって訳ですよね…
ア:ま、その裏に、巨人の経営陣が騒動に一枚噛んでたという事実があるけどな…それで誕生したのが東北楽天だろ?
ナ:経営難を理由に“スポンサー撤退”で球団が消えるのはともかく、“身売り”はまだマシだと考えた方が良いのかもね。だって、紆余曲折はあっても、今も12球団でプロ野球は維持されてるモンね。
カ:一軍の方はそうですが、二軍はそれゆえの歪な状態になっちゃったんですけどねw では、今宵の一杯を供しましょう…今日は球団歌が南海だったので、ホークスグリーンに肖って…ジン4に対しミント(グリーン)リキュールとパイナップルジュースを各々1、シェイカーに入れてよくシェイクしたら…アラウンドザワールドです。アルコール度数は強めですが、お好みでパインジュースとミントリキュールの量を調整すれば、比較的飲みやすいカクテルになります。