迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

深夜食堂“ふらっとりばー”2018 四皿目

マーグ(以下グ):センター試験も終わって、ホッと一息だな…だが、こういう時ほど風邪を引くからなぁ、最後まで、気を引き締めていこうぜ。それにしても、今年は野菜が高騰しまくってるな。去年10月の台風が、未だに影響あるらしくってよ、葉物野菜の生育が遅れてんだよな…マスターんトコの畑でも、ほうれん草が生育不良で、今だに出荷に適合するサイズになってないんだって…ま、そんな時は冷凍野菜や日干し野菜で凌ごうぜ。切り干し大根やニンジンなどの根菜類の乾物は、好みが分かれるトコだが、煮物や炒め物を作る時には、結構重宝するんだぜ。水で戻してから、余分な水分を絞って、適当に作った煮汁に放り込めば、あっという間に一品ができる。しかも、根菜類は豚バラと相性いいから、中華にも、和食にも使えるんだよなぁ…
(ガラガラ…)
っと、いらっしゃい…
ハルトラ(以下ハ):さぶいなぁ…こういう時は、粕汁やね…あるか?
アッシュ(以下ア):私もそれをいただこう…ついでに、焼き厚揚げも。
グ:流石にこうも寒すぎると、アルコールの力を借りたいよな…いい酒粕ってのは、イヤな癖がないから、こってりした白味噌と合わせると、味が引き立つんだよな…そこに、根菜と、魚介にするか肉にするかで好みが分かれるんだよな…
ハ:あーそれはあるな。ワイは鮭のアラが入ってる方がエエんやけど…
ア:アレは、処理を失敗すると、魚臭くて喰えたモノじゃない…入れるなら鱈にしてくれって感じだ。
グ:二人とも魚をチョイスしたようだが、やはり好みの差が出るな。今回のは、後入れで湯引きした鮭の切り身にしてる。
ハ:めっちゃ、惜しい…だが、アッシュと一緒である以上は、そこは意見を尊重しようやないの。
ア:とりあえず、臭みを少なくして、純然に食べやすい調理で助かる。
グ:ま…魚介類や肉類は、後入れトッピング程度で留めた方が、選択肢が増える分、ベースに余分な味を加えなくて済むからな。
ア:味付け…か。そういや、星野の仙ちゃんが亡くなったらしいな。
グ:え…マジっすか?
ハ:ホンマか?アッシュ…
ア:もう、10日以上前の話だぞ。なんでもマーグ、アンタの“生前さん”と同じ病だったそうな。
グ:…それ、ちょっと信じ難いな。だが、間違いはないんだな?
ハ:あの“闘将”がなぁ…ま、話聞いたら、ここんトコは難病との戦いやったらしいし、相当ボロボロやったんやろな、ワイの“生前さん”以上に。
ア:最後まで、家族以外の周囲に対しては、病状を明かさなかったんだとさ…らしいと言えばらしい“終わり方”だな。
グ:オレの“生前さん”もそうだけど、膵癌は早期発見が難しく、予後が芳しくない…しかも、胃の裏側にあるから、胃に転移してたらもう…
ハ:肝臓や肺、胃腸は部分摘出しとっても、ある程度ならリカバリーできるが、膵臓はなぁ…仮に全摘できたとしても、その後は常に、インスリンの皮下投与から逃れられへん。生活習慣病でなるⅡ型糖尿病と違ごうて、突発的になることが多い難病のⅠ型糖尿病同様に、栄養の吸収…特にブドウ糖代謝ができひんくなるさかい、大変なモンやって。
グ:Ⅱ型は状態さえ落ち着けば、投与するインスリンを減らすことも可能だが、Ⅰ型はなぁ…先天性だったり突発性だったりと厄介なことが多いんだよな。
ア:ま、積もる話は“こっち”到着後にやるとして、今はただ…中日だけでなく、阪神楽天にも“闘将魂”を叩き込んだ、名監督の威徳に対し、細やかながら献杯しようではないか。
グ:だな。
ハ:せやな…