迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

一連の“麿騒動”に関する私考…

名伏し難い“麿”に関する一連の流れを見て、去年の人事異動の内容を考えると、迂闊に手を出したフジテレビが“悪い”って話になる。てのも、NHKの地方主幹局(札幌・仙台・名古屋・大阪・高松・広島・福岡)に在籍してたベテランが、閑職とも言える地方局(しかも前職とは無縁なトコ)にバシルーラしてる時点で気付くべきであり、分相応の粗相をやらかしてるからこそ、人気が高くても“封印”せざる得なかっただけの話である。だから、オイラとしては、アミーゴの強運さもさることながら、なんで自分トコにいる人材を活かさず、しかも育成する事を放棄してるのか、そっちの方が問題の様な気がして仕方ない。

これが予見できた背景には、寺谷アナの著書に書かれてた、NHKの人事に関する記述がヒントになる。言うまでもなく、彼は昔、NHKに在籍してた訳であり、アナウンサーになる以前は、報道やドキュメント番組の制作とかをやってたディレクターでもある。そんな彼の記述には、NHKの人事とは、様々な側面から“人材育成”としての移動と、“懲罰”を意味する移動があることが読み取れる訳である。当の本人は、最初から近畿局(大阪放送局を基幹に据えてるエリア)での勤務を希望してたが、その態度が気に入らなくて、東京本局で番組制作の業務に就く事を命ぜられたクチである。だから、大津局で欠員(=田丸アナのMBS移籍)が出るまで、アナウンスの研修を受けるどころか、全く畑違いな仕事しかやらせてもらえなかったという。ちなみに、田丸アナも相当な“やらかし”系であった様で、MBSへの移籍も、関西に留まりたい一心での決断であり、そのまま残ってたとしても、おそらく地方局ドサ回りで終わってる可能性があった様である。(過去のデータ漁ってると、どうもNHKアナとしては大成できない様な内容なんで…w)

また、同じ案件で推測するには、舩山親方の話も参考になる…去年の有馬記念の日を最後にラジニケを離れフリーになったんだが、その前は、実はNHKのアナウンサーとして“デビュー”してたんだが、在籍年数が1年ちょい…しかも山形放送局に配属され、アナウンス業務と関係ない事もやらされた事もあった様で、それに嫌気がさして退局し、一旦フリーでやってたけど未熟だから仕事に恵まれず、それでラジニケのレースアナ講座を受けて入社した訳である。(で、ラジニケ辞めた理由は、おそらくAbemaTVで大相撲の中継をやるという情報を得て、NHKに入局した“本来の目的”である相撲の実況をやりたかったから…と考えると、なんとなく察しがつくw)

つまり、NHKのアナといっても、新人や中堅の“地方ドサ回り”は、基本的には鍛錬の場であり、そこで地域の人に認知され、実績を挙げられた人が地方基幹局や東京本局に配属となり、幹部候補生となると、そこで異勤が止まる訳である。しかし、なんらかの“問題”を抱えてる場合、せっかく基幹局のメインキャスターを務めたとしても、容赦無く地方閑末局へのバシルーラが行われる訳である。もちろん、基幹局に配属される事を自らの意思で拒む人もいる訳で、一概に言えないトコがあるが、ベテランなのにドサ回り状態になってるアナウンサーは、相当な“問題児”と考えると、普通に考えて、手を出す事自体、相当なギャンブル行為である事を意味する。故に、表向きの意味としては今年の大河ドラマが“鹿児島の英雄”だからこそ、その宣伝大使という役割での配属と考えたのであれば、意味としてわからなくもないが、基幹局の中でも東京本局と同レベル扱いになる大阪放送局からの転属という時点で、裏の意味…すなわち“なんかトラブった”と推測するのが普通ではなかろうか。

あ、一つ例外事項を取り上げると、スポーツ実況アナが地方局に配属されてることがちょくちょくあるのだが、大概は基幹局所属なのは、競技会場の多くが、基幹局がある地域に集中してることに起因してるトコがあり、大相撲や高校野球の時は、全国から国技館や甲子園に接収することになる。小野塚アナが神戸放送局に在籍してた理由も、ある意味コレで“拗らせた”結果であり、シニアとして大阪放送局へ転属となっても、甲子園球場からチャリで10分のトコに自宅があるため、別段自宅を引っ越そうとは思わないんだとか。もういっちょ、面白い例を挙げると、奈良放送局の原アナは、以前は大阪放送局にいたんだが、“ならナビ”の前任キャスターが松山放送局へ異勤となったのを機に移動したんだが、たまーに、なぜか大阪放送局で昼ニュースを読んでたりすることがあるw