迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

モノの“価値観”なんてのは、人それぞれな話。

とあるアニメのDVD無償配布に関して、様々なトコでトラブルがあった様だが、これに関してオイラの見解は、“どうでもいい”である…ってのも、オイラは自分の所有物に関して、特にiPhone関連やスタバのクリエイトユアタンブラー(現在のじゃなくて、ポリカーボネード容器だった頃のヤツw)は、自作イラストを取り付ける事を習慣にしている。様々な絵面がWeb上では転がっているが、自分の趣味に合ってると思って“他人の作品”を使うのは、どうも抵抗があるからだ。だから、使ってるMacの壁紙画面も、iPadiPhoneの待受画面も、自作のイラスト(菫華の君)で統一してるし、透明なiPhoneケースを利用して、本体とケースの間に御来光様のイラストを挟んである。


こうすることで、他人のモノと区別できるようにしてる訳であり、自分が作ったモノであるからこそ、どう使おうが自分の勝手であるw

著作権に関して、以前にも書いたとは思うが、商業ベースでやるのであれば、分相応の料金をいただいた上で“仕事”としてやるのがスジであって、その“料金”…即ち、作品制作にかかる作家としての時間的な束縛や、その資料を集める労力等に対する“対価”を、依頼者が支払わずに“外部発注”した作品を用いて一儲けしようというのは、言語道断である。だが…真の意味で“等価交換の理”をわかった上で話すなら、どんなに苦労して、時間を割いて作った“作品”であっても、第三者から見たら、そういった“裏側”を知らないからこそ、本当の価値を見出すことはできないし、故に“対価”すら払えない…てか、(事情がわからない上に、真贋の区別もつかないから)払うことができない。そういった部分を踏まえると、いわゆる“転売ヤー”が蔓延る最大の原因は、クリエイター(製作者)とエンドユーザー(消費者)が“直接取引”できる場がないことと、場があったとしても、そこまで行くほどの熱意が双方にないからこそ、どうしても“仲介”が必要になるからである…正確に言えば、想いはあれども、時間的、あるいは金銭的な“余裕”が、どうしても作り出せないから、ついつい“仲介者”に依頼する訳であり、そこにいた方が、様々な部分で“美味しい”から、通貨以外のモノに対する価値を見出せない人は、エンドユーザーを“金蔓”としか見てないし、クリエイターは“金の卵を産む雌鶏”にしか見えない訳である。

逆に言えば、“真の価値”が解ってる人同士での“取引”ってのは、必要最低限での部分でしかやり合わない。なぜなら、“感情的”になって散財すれば、却って品質や性能が退化することを理解してるからである。クリエイターが自分の意のままにならないからと見縊って、エンドユーザーが勝手に作品をケチつけて値引きをしようとすれば、その分だけ手抜きすることだってできる訳だし、一部のエンドユーザーに靡いて作風を変更したりすれば、その分だけ他のユーザーが離れて収益を得られなくなる。だから、双方の“妥協点”を見出すには、その“中間”を狙うしかない訳であり、あまりにニッチ過ぎるから難しい訳である。故に、臆病な“値段設定”になるし、相手もまた分相応のモノしか手に入らない訳である…そこを嘲笑い、“商売”としてユーザーもクリエイターもバカにして、浪費してるのが“転売ヤー”のいうトコの“市場取引”なのである。特に古物商…アンティークの世界では、ちょくちょく見られる話だが、これとて、需要と供給のバランスから見て、栄枯盛衰な部分があり、人気があるクリエイターの作品で、数量が限られた上に、残存数が希少だと高騰すると思われがちだが、時代によって価値そのものが変化するため、暴落するのも早い。だから、モノによっては時代的な背景や、真贋に関する裏付けが必要になる訳で、ここんトコが解ってる人でないと、商売が成り立たない訳である。

昨今の、クリエイターに“無茶な注文”を付けるエンドユーザーに関する問題とて、仮に製作したモノが後年において、途方も無い価値が付く様になれば“美味しい”と考えるエンドユーザーに問題がある訳で、それに応えるクリエイターも、相手が欲する以上の品質で作る必要はない訳であり、本当の意味で“等価交換”を見出すには、クリエイターは手を抜いても良い訳だし、エンドユーザーも“無償提供”で求めてる以上は、出来栄えや品質は期待しない方が得策である。本気で自分が惚れ込んだ作品を、いつでも作ってくれるクリエイターであって欲しいなら、それに似合うだけの“対価”をきちんと支払うべきであり、自分が求める“対価”を理解して、支援してくれるエンドユーザーに対しては、それに似合うモノで製作して応えてやるのがクリエイターであるべきだと、オイラは考える訳である。

で、なんでこんな事を書いてるかって言えば、実はバイト先で、オイラが描くイラストを使って“アルバム”を作りたいという依頼があって、私的使用を目的としてるからボランティアで引き受けた訳だが…(ry