迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

昨今の野菜ジュースは侮れない

今週のお題「最近おいしかったもの」

↑って訳で、以前の“トラBAR”感覚でネタを一本…w

 

 

市販の野菜ジュースと聞いて、皆さんなら速攻で、何を思い浮かべます?ド定番のトマト?フルーツミックス系?通販型チルド?乳酸菌配合粉末青汁?ホント、最近は種類や味が豊富で、目移りしますが、昔と違って、多くの製品は、いわゆる“野菜特有”の青臭さが少ない製品が主流でしたね。この背景にあるのは、ジュース用に品種改良された野菜が増えた事や、製造工程が大幅に変更された事などが要因として挙げられるかと思います。また、原料の品質が良くなったという事は、即ち、今までは何で青臭くて飲み難いモノだったのかを考えると、結局は原料である野菜の栽培方法の技術革新があったとみなすべきでもある訳です。

 

現在発売されているマトジュースは、大手メーカーの製品だとジュース専用に開発された、市販の生食用より小振りで、実のしまった感じの品種が使われています。これは、製造工程の際に加熱して、余分な水分を飛ばす時に栄養素の一部(特にビタミン類)が、どうしても抜けてしまうからです。これを少しでも残存させるために、わざと生食ではエグ味やクセの強い品種を使う事で、余分な添加物(抜けた栄養素)の補充をしなくても製造できるのです。しかし、それゆえの弱点として、どうしても青臭さが残ります。だから、他の野菜とのミッックスジュースにする場合、臭み消しと風味を和らげる目的で、レモン汁やリンゴジュースを混ぜる訳です。

 

これが、各地のJAから発売されてるトマトジュースの場合、多くの場合は生食用のトマトを流用してる事が多く、最もポピュラーな品種は“桃太郎”という、エグ味が少なく大粒な果実になるモノが使われてます…ただ、コレの欠点は、大きな実であるが故にジュースにすると水っぽさが目立ちます。だけど、飲み易さという点だけで言えば、JAのトマト産地生産ジュースの方が、生食用の消費を目的にしてるだけあって、変な雑味がないのが特徴といえます。

 

他の野菜ジュースで、昨今目にする様になったのは、ニンジン…セロリやミツバと同じセリ科の植物であるが故に、子供の頃は苦手だった人も多いのではと思いますが、最近の西洋ニンジン(横向き失礼…オグりんが咥えているコレ↓)

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は、皮も薄くセリ科特有の青臭さも少なく、甘味の方が強いため、生でも美味しく食べられるモノが多いです。また、トマトやパプリカと同様に、カラフルな色合いの品種も出回っているため、同じニンジンジュースといえど、色以上に味も違う。

 

しかし、野菜ミクスジュースは今でも、青臭いモノがあるが、それをフォローするミックス素材として、レモン汁やリンゴジュース、昨今ではマンゴーが使われている。その原点は、オイラの記憶が正しければ、ヤクルトから出てた“きになるヤサイ”シリーズ…当時は3種類あって、シトラスセロリ(オレンジとセロリ)、パインキャロット(パインアップルとニンジン)、アップルトマト(リンゴとトマト)があったんだが、正直、臭み等を消すために薄味過ぎて、中途半端だったw だが、これがのちにカゴメの“野菜生活100”シリーズ”の登場に繋がる訳で、いわゆる“濃い味”系のミックスジュースにシフトしたことでブレイクする訳である。そして、野菜のみでのミッックスジュースで革命的なモノとして、伊藤園から“充実野菜”シリーズが登場した事によって、より野菜摂取量を補ってる感が強い製品が、一般的に好まれる様になった訳である。

 

ちなみに…野菜のみのミックスジュースや、トマトジュースがどうしても飲み難いという人は、カップポタージュスープ(コーンよりもジャガイモや茸がベターだが、そこは好みでw)やコンソメで割ってみることをオススメする…そもそも、野菜ミックスジュースは中南米ガスパチョがルーツになってるトコがあるんで、どうしても材料に使われるキュウリやセロリの青臭さが目立ちがち…また、トマトジュースを使ったカクテルの中には“ブラッティブル”というブラッティメアリーをビーフブイヨンで割ったレシピがあるぐらい、スープの塩味や肉の旨味と相性がいいんで、それで慣らしていった方が、とっつきやすいと思う。また、ミネストローネの時短レシピで、野菜ミックスジュースと加工肉(サラダチキンやベーコン)、水煮豆(最近はミックスビーンズとかがあるんで、それを活用)を一緒に耐熱容器にブチ込んでレンチンすれば、忙しい時間でもしっかり食べられる朝食が出来上がるw