迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

で、大阪への万博誘致が成功した訳だが…

23日、フランスのパリで開かれたBIE(博覧会国際事務局)で、決選投票の末に、ロシアとアゼルバイジャンを抑え、大阪での開催が決まった…花博から35年後、そして熱狂の渦に包まれた大阪(千里)万博から実に55年後、今度は大阪市内のUSJにほど近い(本来ならオリンピック開催予定地だった)夢洲に、あの熱気が帰ってくることとなる。

 

ま、SNSでは毎度のことながら、ネガティブな意見が飛び交ってる様なんだが、先に結論を言えば、1秒先の“未来”すら予測不能なのにも関わらず、よくもまあ、7年後の答えをピーキャー言えるなと思えて仕方ない。予測ってのは、あくまで当たる様なモノじゃないからこそ、その“答え”は無尽蔵にある訳であり、それがたまたま、どう転んだかで“成功”とか“失敗”なんて言う方がナンセンス。やってみないとわからない事を、さも先に“失敗”ありきで語るのは、自分がそこに参加できないから故の僻みと、参加しても“楽しくない”と思うからこその妬みでしかない。自分の“思い通り”になる事だけが“楽しい”とは限らないし、本当に興味がないのであれば、まず話題にすら挙がらない。

 

実際、1970年の大阪(千里)万博の時でも、当時の大阪市交通局が地下鉄利用の需要を甘く見て、国からの打診で特例による御堂筋線延伸を蹴った訳だが、その後どうなったかはご存知の通り。今でも初乗りが安い北大阪急行の運営は、あの熱気から生まれた財産であり、それが今でも残ってるからこそ、箕面への延伸があっても、その赤字幅が最小で済むという試算が出てる。その教訓があったにも関わらず、花博の時、また利用者の数値を読み誤って、建設費をケチるために、長堀鶴見緑地線の車体規格を小さくしたが為に、混雑したのはいうまでもない。(ま、リニアモーターで作ったってのも、車体規格がコンパクト化した要因にもなってるんだが…)

 

そういう意味では、京阪の中之島線は思い切った“先行投資”であり、今後、会場付近までの延伸が見込まれる事を考えれば、確実にペイできる。もちろん、JR西日本や大阪メトロも、会場アクセスの路線としての延伸を行うだろうから、熾烈な争いになる事は予測されるが、それに似合うだけの収益は見込める。ここの部分を見誤って、新線計画や延伸工事を“無駄事業”と切り捨てるのであれば、関西の経済…特に土木関係の需要は、もっと落ちぶれる事になる。それを“望んでる”のであれば別に構わないが、日本の経済全般を考えると、災害復興も大事だが、それに見合うだけの資金を、いかにして調達するかって部分を踏まえた上で語るべきであって、単に富裕層…高額所得者相手に重税を課したり、国際的な大企業に無償奉仕を求める事自体、完全に本末転倒な話である。業績がいい企業は、それに似合うだけの収益…即ち、経済的に潤滑だって事であり、投資した以上の結果が、失敗の数以上にあったからこその話である。業績が悪くても参画する事を表明するのは、先行投資する事で、今後の収益回復を狙ってのことであって、何もせずにいたら、それこそ廃業待った無しである。

 

重要なのは“持続可能な開発”であり、そのために“できること”を何もせずにボーっと待ってるだけでは、結果として“時代遅れ”になるだけで、取り残されるだけになる。自分が取り残されて、ハブられるのが嫌なら、面倒でも参加して、話題について行くしかない。逆に、そんな事を気にしてないのであれば、わざわざ他人がやろうとしてる事に口を挟む必要もないし、不参加でも誰も文句言わない。自分の価値観が他人にブチ壊されるのが嫌だというなら、“他人の価値観”をどう取り扱ったかを考えた方がいい…他人を、“自分好み”に誘導したくて価値観を強引に押し付けてたなら、その反動は必ず、自分が望まなくてもやって来る。逆に互いの価値観を尊重し合えてるのであれば、想像以上の“幸福な結果”が舞い込んで来る。いかなる答えも、そこにあるのは、自分自身の“選択肢”によってもたらされたモノであり、望み通りの結果だけを求めるのであれば、時として形振り構わず動くしかない。それによって周囲が不幸になっても、決して後悔してはいけない…まだ開催までに7年も時間がある。この間に何があったとしても、進むべき道が定まった以上は、そこを目標にして進めばいいだけ。それが嫌なら、勝手にドロップアウトしても、誰も止めないから心配すんなw