迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

純喫茶“It's Me Cafe”2018 二杯目

マーティ(以下テ):米中の貿易摩擦問題…どうも不透明さが拭えないなぁ。
エルハ(以下エ):問題が出る度に、株価と為替が乱高下してるのを見てると、大国間での痴話喧嘩が、結果として世界中の経済を破壊してる様にも見えて、本当に不愉快よね。
テ:一概には言えないトコもあるけど、為替レートの話をすれば、輸入業者的には円高ドル安の方が儲かるんだよね。逆に円安ドル高って状態は輸出産業的には助かる話なんだけど…化石燃料を輸入に頼らざる得ない日本の場合、円高傾向の方が、燃料費の節減に繋がるから悩みどころでもあるんだ。産油国の生産規制を踏まえると。
エ:あと、携帯電話やパソコンに関する話でも、中国製の電子機器の取り扱いを規制する動きがあるけど…
テ:これは、使用データを勝手に抜き取る事による情報漏洩が問題だからだよ。正直、欧米諸国系企業のスマホでも、実際は、利用者の使用データをOSのアップデート時に集積してるから、中国製だけが叩かれる事自体、本来だとおかしな話なんだけど、中国系企業の多くは、中国政府が絡んでるから、ちょっと細工するだけで、勝手に個人情報などのデータを盗んで、悪用するのではとも言われてるからなんだ…ただ、その言いがかりをやってるのがアメリカ政府であり、それゆえに世界中が混乱してる訳なんだ。
エ:えっと…それって、どういう事なの?

 (カランカラン…)

テ:っと、いらっしゃい。

チルト(以下筑):やっとこ封印解けた…つか、今年もカープが日本一を逃したのか、正直訳がわからん。
テ:それはこっちが言いたいよ…なんで今年の阪神が、ダメ虎状態だったのか、こっちもイミフ過ぎてツッコミが入るよ…
エ:チルトさん、本日は何にします?注文がないなら、柚子緑茶になりますが。
筑:もみじ饅頭があるなら、それでいいよ…つか、柚子緑茶って、なんだ?

テ:また、これの説明?ま、いいんだけど…



(説明中…)


筑:なるほど、紅茶のフレーバーティーの緑茶版ってことか。面白いお茶だな…それはさておき、シリコンバレー界隈が大混乱してるってことの話だが、端的に説明すれば、昨今の電子機器は、様々な国の企業体が関与してる関係もあるからだ。
エ:それって、簡単に言えば、どういうことかしら?
筑:単純に言えば、グローバル化の弊害で、日本企業であっても、組み立てや部品調達まで日本でやってるとは限らないからこその話ってことだ。
テ:つまり、一つの製品を作るにしても、コストや納期などを踏まえたら、一ヶ所では作れないから、分散してやったら、さらにややこしい話が出てきたってことですね。
筑:例えば、マスターが使われてるパソコン…販売元は米国企業でも、その中の部品には、日本や台湾、北欧などの家電メーカーの子会社が供給してるモノもあって、当然、価格を安価に抑えたいとなれば、中国やインド等の半導体部品を使わざる得ない訳だ。更に、米本国のみで製造するとなれば、他国で売る場合、どうしても輸送コストが価格に上乗せされる…だから、出来るだけ販売したい地域に近いところでの生産を行った方がその分のコストが減らせる訳であって、ゆえに、販売したい地域の地元企業に製造委託…ライセンス生産をやる訳だよ。この方法で著名のは航空機業界で、ボーイング社の最新鋭旅客機、787シリーズは、多くの部品を日本の企業に委託して生産してるんだ。
テ:小型機だからこそ、その需要が見込める日本で製造した方が、部品調達も整備もやりやすいってことですね。
筑:それに似合うだけの、信頼された品質ってモノも重要だが、国際的なブランド力を維持するには、時として需要が見込める地域での、安定した生産体制が整っていないと無理だ。その下地の部分で、国家レベルでの不正関与が疑われれば、契約を切らざる得なくなる。しかし…それだけを理由に他社の技術で同レベルの製品を組み上げる方が、実は難易度が高く、故に市場に混乱を来たす事もあるって訳だ。そこんトコを、トランプ大統領も、習国家主席も全然理解していないようなんだよ。だから、世界経済で、株価が乱高下してるのは、そういうことだと言っていいだろう。
エ:要は、国家の代表たる人自身がつまらないプライドで大喧嘩すると、世界中の人々が大迷惑を被るってことね。