迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

純喫茶“It's Me Cafe”2018 四杯目

マーティ(以下テ):言葉が悪いかも知れないが、全くもって“芸人の本文”ってのを理解せずに発言してる人、最近増えたような気がするね。
エルハ(以下エ):言わんとする意図に関しては、私も同意…でも、芸能人だって、日本に国籍がある以上は“国民”として自由に意見を言うのは、別にいいんじゃない?
テ:もちろん、それはそれだけど、“お笑い”ってジャンルの芸事をやってる人が、“笑えない話”をしてる姿は、見てるこっちが居た堪れないよ…どういうのかなぁ、それは“芸人”として発言すべきじゃないというか、自己の主張が“正しい”と思って芸にしてるのか…なんだろう、モヤモヤするんだよね。
エ:う〜ん…確かに、考え過ぎかも知れないけど、真面目だからこそ“気付かない”のかも…

(カランカラン…)
テ:っと、いらっしゃい。
エ:あらあら、今日は硬派なコンビね…
たー坊(以下隆):先に注文するわ…ストロングコーヒーとスフレチーズケーキセットで。
アンジー(以下安):我輩は今回のオススメでいいぞ。
隆:オススメって…けったいな緑茶と和菓子のセットだろ?俺、柑橘系はポン酢以外だと苦手やさかい…
安:噂に聞いてたが、そうでもないぞ…緑茶としての体裁を守りつつ、仄かに香る 柚子の風味は、我輩的にはアリだと思うぞ。
テ:それはともかく、お二人はどう思われます?昨今の芸人の“政治的発言”に対して。
安:ゆゆしく思う反面、自分の“発言”に対して、最後まで責任が持てるのであれば、深刻になる必要はないと思うな。ただ…マーティが言わんとするトコを察するに、仮にも“お笑い芸人!”である以上、聴衆の面前で“笑えない話”をやること自体、いただけないのは理解できるな。
隆:そやろなぁ…“笑い”ってのも種類があってや、第三者から見て“おもろい”ってのが前提にあるさかい、難しいってのを理解してなアカン。マーティが“笑えない芸人”って件から見てる者は、そこが欠けとる…“笑ってもらえた”んじゃなくて“笑われてる”ってのが解ってない。
安:我輩的な感覚で言えば、自分が被害を受けてることをネタにするのはいいが、それが万民が求めた“笑い”かって問われたら、恐らく違うはずだ。ここの部分を履き違えて、自分の芸は“正しい”というなら、いじめ問題なんぞ、解決するモンじゃない…根本的に、それは他人を侮辱した嘲笑であって、本物の“笑い”からかけ離れた、人権侵害の行為だ。
隆:そうそう…イジっていい部分を“間違えてる”から笑われるのと、くだらなくても気持ちがほっこりする“笑い”では、根本が全然違う。自分がバカにされて笑うことを“芸事”だというのなら、それこそ、他の“お笑い芸”に対して失礼だ。
エ:そうね…いじめ問題でも、基本は被害者の泣き面を見たくてやってる部分があって、当事者が事を深刻に捉えやすい…真面目な性格であればあるほど、エスカレートする部分があるわ。周囲から見たら“面白い”と一瞬は思うけど、自分がその立場になり、騒げば騒ぐほど惨めになるわね。
隆:そこやな…冷静になって、自分がその場に立たされた途端、ムキになって笑う者を叩くが、ほんの一瞬までは、“叩く側”としてゲラゲラ笑ってたんやからな。それこそ、自業自得や。
安:“叩かれる”事に慣れてるからといっても、反論にムキになって応じてる時点で話にならん。
テ:そもそも“叩かれる”理由が理解できてない時点で、話になりません…それこそ、人前で説教する以上は、分相応に自分自身の“襟を正す”ことができてこそであり、他人から批判される事を嫌ってるのでは、いずれ支持する人自体減ってきますよ。本気で“嫌われ者”を勝手出る人ほど、普段からの人付き合いも、適切な距離を取ってますから…
隆:それ、いっちゃん難しい事や。“嫌われ者”って言っても、それ故に信頼されとるトコもあるさかい、取り扱いがムズいって言われがちやけど、それは自分の“価値観”のみで扱こうとるさかいであって、様々な価値観で見ていけば、必要悪として認めてやる事で許せるモンやねんて。
安:だが…件の芸人は、ちょっとな。だから最近、メディアでの扱いかって、使い所が“わからん”から、ほぼ放置されてるんだろうな。我輩らがいたなら、一緒にやり持って修正がかけられるが、そういう、人生の辛酸を舐め倒した者が、今のメディアでは少なくなったからなぁ…制作現場も、結構勘違いしとるし。
テ:ホントに、笑えない話をする人って、自己の正義に酔いしれて、本文忘れて傍若無人を働くんですね…
隆:“正義”という本質は、“嫌われ者のお節介”ってモンやねんけどなぁ…