迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

災害が増えたのではなく、今までが無防備だっただけの話…あれから24年だから言えること

更新日時を見てもらってお解りの通り、昭和生まれの者であれば、しかも、関西在住30年以上なら避けて通れぬ一つの“遺恨”的な出来事…それが阪神淡路大震災である。いわゆる“都市直下型”激甚災害の一つの指針にもなったこの災害は、様々な部分で高度成長期と言われる、戦後の急速な復興(=都市再開発整備)に関して、様々な“問題点”を洗い出した分岐点であり、これが東京五輪大阪万博開催で沸いた“第一次バブル”の闇である杜撰な再開発のツケが、結果として関西経済の没落と、さらなる首都圏一極集中を招いたと、関西人…特に大阪人の心理的な“恨み節”を生み出した出来事だったのは、このBlogでは毎度の如く紹介してるからこそ、理解できるトコかと思う。しかし…今や“大震災”と言えば、去年の北海道胆振東部地震や年始早々の熊本地震の方が記憶に新しく、東日本大震災&東電福島第一原発事故(と長野栄村地震)なんて、もはや小学校の歴史の教科書で扱うかどうかのレベルなほど、無茶苦茶時代が進んでる…もちろん、あの当時ですらここまでのSNSがあった訳もなく、ネットスラング化した言い方で叩かれるトコの既存メディア以外の情報源が乏しかった時代だ。

 

だから被災地のメディアであったCRKサンテレビ神戸新聞社は被災地のド真ん中で、自分達も“被災者”という立場でありながら“報道機関”という立場での取材を強いられた。逆を言えば、被災地取材どころか、関係者全員が“被災者”となったがためにピーピーな在阪メディアを嘲笑いながら、救援物資一つも運ばず、それどころか“取材”のためなら現地の事情お構いなく、救助や支援の邪魔を悉くやった在京メディアは、その同じ過ちを、東北でも、熊本で…否、この四半世紀近くに起きた自然災害で、特に国から“激甚災害”と認定された現場で、繰り返した訳である…そんなに“現場の声”が信じられんのか?それとも、“スクープ”のためなら、しょうもない理由で戦争が起きた方が“嬉しい”か?

 

 

 

丁度この時期は、実は今年同様に、統一地方選挙が差し迫った時期でもあって、その先の国政選挙にも影響を及ぼしかねない時期だった…そんな矢先にコレが起きて、兵庫県…特に淡路島と神戸以東の自治体では、それどころではなかった訳であり、故に選挙の時期が3ヶ月ほどズレた訳である。もちろんその“理由”は、多くの投票所予定カ所が、ほぼ“避難所”として指定されたトコだったからであり、しかも多くの被災者が身を寄せたまま“滞留”してる訳であり、選挙の公平性を保てる環境下ではないってのと、官庁街(てか、市役所や公的施設)自体も被災した上に、場所によっちゃ崩落の危険もあった。そんな状態で“安全な開票作業”ができる訳がないのであり、苦肉の案として時期をズラしたのである…この教訓から、公選法の一部が改定され、公立学校や公民館以外の場所での投票所設置や、移動式の期日前投票所の開設などが、自治体事情に合わせて国から認められるようになった訳であり、選挙の立会い作業などは、できるだけ分担でやるようになった訳である。以前、オイラも斑鳩の郷に嫁いで間も無い頃に、参院選衆院選の選挙立会人になって現場にいた経験があるが…実は意外と地味に“退屈&しんどい”仕事で、投票率悪いと、ガチな話…めっちゃ手持ち無沙汰っすw

 

閑話休題…テレビやラジオが災害時のCM自粛を散々やりまくった結果、どんだけ子供が鬱になったか知ってます?被災地の子供達にとっちゃ、つい昨日まで“一緒”に笑ってた隣の同級生や知り合いを失った挙句、“大人の都合”でアニメやバラエティ番組が全部“休止”になったため、多くの被災児が鬱屈になり、それ故のPTSDで苦しんだ…その教訓が東北では、何かとトラブル頻発してる48グループが“慰問”と称して無償ライブをやったし、吉本芸人も大挙成して“笑い”を届けようとしたのはいうまでもない…が、これをいろんな意味で“政治利用”する勘違いタレントが増えた訳で、被災地以外じゃノリで支持する者はいても、被災現場では当然ながら“邪魔者”として排斥対象になってるのはいうまでもない。サンドイッチマン江頭2:50が被災地で支持されるのは、いうまでもなく、危険を顧みずに救援に奔走し、芸事で稼いだお金を被災地に届けようと動き、なおかつ、現場を少しでも“笑い”を途絶えさせぬ様にと懸命にやってる姿を、被災者に見せたからである。当然だが、これを“売名行為”と罵るなら、むしろ“名誉な罵倒”である。なんせ、“自分のできる範囲”で、“自分のできるスキル”のみで勝負し、“目の前の客人”を救済しようとしただけであって、特別な事など何一つやってない。ぶっちゃけ“普段通りの芸事”を、やったに過ぎないのにそれを批判した挙句、政界に“殴り込む”なんて態度こそ、芸能人…特に中途半端な学歴と芸歴しかないものがやるべき事じゃない。中村鋭一ですら、教員免許持つほどの学歴と、ABCアナウンサーとしての取材経験などがあっての政界入りであり、横山ノックとて、その知能はロザンの宇治原以上の博学さあってのボケキャラであった事を、関西人でお笑い好きなら、絶対に忘れてはいけない話だ。(もちろん、西条遊児の様に、決して学歴は優秀でなくても、常にリスナーの傍で優しく、笑みを浮かべながら励ます行為だって、立派な芸事の一つだ。)

 

 

 

こんな時代だから?いや、むしろいつの時代でも、一番バカにされた行動…それも、いわゆる“意識高い系”が絶対避ける様な行動を取った者が、確実に、そして多くの人から支持されるのは、歴史の中では明らかな“勝ち組”である。どんなに資産があっても、それを出し渋る者は“富豪”ではなく単なる守銭奴、如何に他より優れても後世に教えず出し渋る技能は必ず廃れる。それと一緒…愚直でも本気なら、どんなに時間がかかっても、必ず大成するのは、どんなに時代が変わろうと“不変”の理…そこを批判しバカにする者とは、単なる根性なしで嫉妬深く、そして…誰よりも他人から批判される事自体を嫌がる、臆病で幼い。それを他人に見透かされ、突かれるのが怖いから“分不相応な他力”に頼り、縋るのです…その末路がどうなったか、今一度、考え直す時ではないでしょうか?

 

 

 

 

 

あの日に虹の彼方へと去った、在りし日の栄華に感謝を、今を生きる者に永遠なる幸福を…南無妙法蓮華経