迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

予想通りの結果だなw

“府市合わせ”選挙の結果は、大方の予想通りに、維新の“一人勝ち”な訳だったが、メディアは肝心な事を報じてなかったんで、たった一言言っとくと、今回の突発的なW選挙に関して、公明党は義理立で自共候補を“支持”はしても、地元大阪府内&大阪市内在住の学会員に対しては“自由投票”の指示があって、その一部が維新側に流れたと推測して良い訳で、その根底には、自民党大阪府連に対する不信感が根強かっただけに過ぎない…って事である。

 

ぶっちゃけ論で言えば、いくら信徒の総数が日本の人口の1割を占めてると言っても、逆を言ったらそれだけの票田しかないのであって、他の特定の政党を支持しない、いわゆる無党派層の方が圧倒的に多い訳であり、それがそのまま選挙に参加すれば、維新が勝つのは当然の流れである…但し、普段は絶対に参加しない層でもあるのが無党派層の性質であって、多くの人々が選挙に行った最大の“理由”なんてのは、公明党も含めた既存政党に対して“灸を据える”事が目的だったとすれば、実際問題として、維新が提唱する“大阪都構想”なんて“どうでもいい”って訳である。

 

この流れが止まらない最大の原因は、本来のブレーキ役にならないといけない自民党大阪府連が、事もあろうか他力本願に走った事に他ならず、共産党も独自候補を立てた上で競わすのが是である選挙戦を、ある意味放棄した事で、それまでの支持層が、こぞって維新支持に走った訳であり、公明党の支持母体である創価学会ですら“自由投票”を呼びかけた時点でお察しなのである。ここまでの流れが読めた人は、“選挙結果次第で大阪が終わる”と騒ぐ者の愚かさを、ハナで嗤うしかない訳である。

 

 

そもそも、公明党大阪市議連が維新の方針に難癖付けた最大の理由を理解してない人が多いから、誤解が生じてる訳なんだが、反発する理由は、“問うべき相手を間違えてる”という一点に尽きるのであって、維新の会派とて、そこんトコを突かれるとイタい訳である…大阪都構想は、大阪府によって大阪市そのものを“一元管理”するモノであり、税の配分を一括管理で行い、システムの合理化の先にある、東京都と同じ感覚で行政サービスの拡充や整備事業をやっっていこうという目的がある。しかし、先の住民投票で対象となったのは大阪“市民”のみであって、本来問うべき相手である、大阪市以外の大阪“府民”ガン無視だった事が、公明の大阪市議会会派がキレる原因となってる訳である。

 

 

だから、都構想そのものは、公明党会派がガッツリ頑張ってくれる限りはこれ以上進む事はないし、むしろどんなに大阪で維新会派が勢い付いても、最後の“ジョーカー”は学会員の胸算用に変わりはない。

 

まして、国政選挙に関して。今回の結果を受けて“選挙協力しない”と息巻いてるが、大阪府内の選挙区だと脅威でも、日本全国となると旗色が悪くなるのは維新の方であり、大阪都構想そのものが“本末転倒”になりかねない。つまり、今は“勝たせておく”方が、後々の国政選挙…直近で言えばこの夏の参院選が、突発的な衆議院解散がない限りW選挙になる事はないことを踏まえると、静観する時間は“まだある”と考えていい。その間に和解することもあれば、さらなる軋轢が生まれることもあり得るが、それは、どこまでいっても大阪府民の“判断責任”であって、よそ者が口出しする必要はない…当然だが、オイラも今は奈良県民だから、この件に関しては、これ以上野次を飛ばしたトコで、無意味だしねw

 

 

重要な事は、メディアの断片的な情報に惑わされず、そして、対立する要因がなんなのかをしっかり把握し、その上で“自分の意思”で判断を下す…これが民主主義国家の下においおて行われる選挙の本意であり、故に、毎回投票に参加しないと、その無責任な態度から国家基盤を失いかねない事態に陥るのである。まして、今回の大阪W選挙自体、そもそもの対立候補が、維新の意見に対する“明確な対案”を何一つ示さずに、ただ“維新打倒”と叫んでいた時点で、結果は見えてたのはいうまでもないし、大阪府民が突きつけた答えは、むしろ“既存政党イラネ”である。その意思を受けて、今後どうすればいいかなんて簡単な事である…寸志を改めて民衆の声に耳を傾けて議題に挙げる地道な作業をやる事だ。