迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

Shin’s Bar へようこそ 2019 〜三杯目〜

シン(以下シ):この金曜から、東京オリンピックのプレイベント的な格好で、ラグビーW杯が開幕しましたね。

カイル(以下カ):初戦で日本はロシアを降しで白星スタートだったけど、次がアイルランド…正直、これはどうかなって思うんだよ。

シ:4年前の南ア大会よりは、強くなってると思うよ。補強もさることながら、技術は確実に向上してる…だから、引けは取らないよ。

カ:うーん…それでも、オールブラックス相手だと…

シ:それは、決勝まで残れたらの話だし、ニュージーランド以外でも強豪は強豪だから、どうなるかは、今後次第だよ。

 

 

 

 

(カランコロン…)

 

 

カ:あ、いつもの煩いの来た…

シ:カイル、それは接客として失礼ですよ…いらっしゃいませ、ようこそ、Shin’s Bar へ。

チルト(以下築):あーもう、今年はリーグ優勝を逃した…もうヤケだ、ハイネケン、大ジョッキで!

アッシュ(以下阿):あのなぁ、こちとらBクラス確定だってのに、何言ってやがる…あ、シングルモルト知多、ロックで。

シ:かしこまりました。

カ:その様子だと、今年のセ・リーグジャイアンツ優勝って事ですね。

築:…あー、エルドレッド退団はもとより、丸の移籍が痛い…よりによって兎に行くとは。

阿:こっちは鳥谷の件で胸糞悪いわ…生え抜きにああいう態度は、経営陣の感覚を疑わざる得ない。

カ:まぁまぁ…それはそうとお二人に尋ねたい事があるんだけど?

築:おや、珍しいな。して…なんだい?

カ:今回のW杯において、日本代表なのに日本人じゃなく外国人選手が目立つ件で、批判的意見がSNS上で散見されたんですが、これって、どう思われます?シンに同じ話振ったら、競走馬の事案で説明するから、頭の中がこんがらがって…

築:それは、ラグビーの国際ルールそのものが、グローバリズムに機能してる証左だよ。選手自身に出場登録する国を選ぶ権利があって、条件さえ合えば、出身国以外でも、帰属国代表選手として出場できる規定になってるんだよ。

阿:日本に限らず、国内でプレイするチームに3年以上の在留記録があれば、如何なる外国人選手であっても、国の代表選手としてユニフォームを纏って試合に出場する資格ができる。逆も然りで、日本人選手であっても、他国で3年以上プレイして、他国の代表チームの一員として参加すれば、桜のラガーシャツを纏えなくなる。これがラグビーの国際ルールとしてあるから、外国人選手であっても“日本代表”として出場できる訳なんだ。

シ:競馬で言えば、アメリカ産馬のラニは、ケンタッキーダービーに出走する際、日本に輸出され繋養してたから、日本馬として登録された訳で、だからUAEダービーでの実績を出走条件として走って、出走に漕ぎ着けたんです。サクソンウォリアーはディープインパクト産駒の日本産馬ですが、アイルランドエイダン・オブライエン厩舎所属であり、英2000ギニー勝馬になりました。当然、扱い上はアイルランド馬です…この事例とほぼ同じですね。

阿:その例えはどうかとは思うが…言わんとする部分は、ほぼほぼ、そういう事だ。帰属する組織がどの国なのかで、選手は出場国を選べて、ただし、一度選んだ 国を変更する事は出来ない。しかし、日本代表選手となってる外国人選手は、日本という国に敬愛の念があり、日本人以上に“日本の為に”という思いがあってこそ、そのユニを着て走る…なかなか熱い話ではないですか。

築:そこを考えると、スポーツに政治的思惑を重ねる事は、本当に無粋な話だ…来年の五輪もさることながら、数ある国際競技の場において、試合中はともかく、終了した時点で、余計な遺恨で罵り合うのは、慎むべきだな。

 

 

 

 

 

シ:少し熱くなったところで、今宵の一杯…ロックグラスに氷を入れて、スコッチウィスキーとアマレットを3:1の割合で注げば…ゴッドファーザーです。アーモンドの香りとスコッチの濃厚な味わいをお楽しみください。

築:コレ…アルコール度数がかなり高めだが。

阿:自棄酒には御誂え向きだと思うよ…w