迷馬の隠れ家 はてな本館

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炎上覚悟?!後継者の話。

どうもこの“問題”を取り上げると、どこのBlogも“炎上”する様なんでオイラ的には避けたい話だが、皇室典範改正(天皇後継に関する事項)論議は、たとえ今回の様に上手く親王が誕生したからといって、問題を“後回し”する様ではいけない。てのも、ネガティブな考えかも知れんが今後この親王が成人するまでに亡くなられた場合や、現在の皇太子様や秋篠宮様皇位を継承できなかった(暗殺・事故・急性疾患による病死等)場合も含めた上で、早急に決めるべき事と認識するべきではなかろうか?
コレは何も、皇室に限った事ではない、どんな組織でも同じ話である。ただ、問題点が“血統的な保全”を前提とする話なのか、組織活性化の“旗印”としての話なのかの違いである。前者の場合はなかなか難しい問題なんでオイラ的にはパスするが、後者の場合はむしろ、ヘンな部分でモメるケースが多々ある。それは結局のトコ、組織の“創設者一族”が出しゃばり、組織の中で“正当な後継者”を騙って何もしないという危険を冒すパターンである。

忘れては困るが、皇室の場合でも過去において、“正当な血統”が途絶えたケース(大半は戦争による一族滅亡)があり、その度に“近親血統”とされる一族が皇位を継承(再興)して、今日に至ってる。ましてや“民間組織”の場合、創設者の親族だからといって、創設者の“責任者としての誇り”を受け継げてるとは限らないし、“外様”だからといっても組織の発展に貢献した場合は、正当な“後継者”として受け入れられる。ココいら辺の“問題”を、関係者全員がゴチャ混ぜにして考えるからややこしいのであって、何を基準にして後継者を選ぶべきかを“冷静に”分析する事が大事なのである。
皇室(王族)の場合は、日本国憲法による“国の象徴”という点を踏まえた上で論議するなら、(競走馬を引き合いに出すのは失礼ではあるが…)血統を重んじる以上は男系だろうが女系だろうが、あまり文句を言っても仕方が無い。男性皇族がいなくなった場合その時点で“終了”としても構わないし、存続させる気があるのなら早いうちに“女系の血統”も認めるべきである。仮に、そこに“外国人”の血筋が入って、祖先との系統が希薄になったとしても、皇室を“存続”させる事を決めた以上は背に腹は換えられない。そういった意味でも、この“問題”は難しい。
しかし、組織の場合は違う。一族の“血統”よりも、組織での“実績”である。従って、商店主や職人で、その子孫がノウハウを受け継がない場合は、その人の下で技術を習得したり修行を重ねた者が、正当な“後継”資格者である。当然だが会社の“社長”というのも本来なら、経営陣の中で一番のリーダーシップを取った者がなるのが普通であり、そういう者こそ社会に影響を与えた“責任”を一切請け負う覚悟がある。エスカレーター方式で“社長”になれるのは、ただ単純に組織が“形骸化”しているだけである。また、組織が永続的に存在し続ける為には、組織内で“後継者候補”の育成をキチンとやるべきであり、能力や学業成績だけで判断してはいけない。まして“一族”という曖昧な関連性だけで、他者と“別枠”で育てる様な状況では、組織が滅亡する日も近い。いろんな“得意分野”があり、人間的な“欠点”も考慮に入れた上で鍛え上げるからこその"後継者”であって、決して謂れや血統だけで決めてはいけないのが“組織の長”という地位である。この部分を忘れ、皇室(王族)と同じ様に組織の有り様を考えている様では、結末は知れている。