迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

同じ人間なのに…

遅らせながら、今頃になって“ガンダムSEEDデスティニー”(誰だ?“岩種運命”なんて言うヤツは!!)のCSでの一挙放送にハマっている。ま、オイラ世代だと“ガンダム”といえば、“地球連合軍vsジオン公国軍”の一年戦争であり、赤いボディのモビルスーツといえば“シャア専用”とか言って、無邪気にはしゃいだモンだ。(そういや、シャア役の声優さんも、ザフトデュランダル議長役で登場するんだっけ?)
ま、大筋のネタは“一年戦争”(というより、シャアvsアムロの闘い)を現代風に踏襲しているだけなんだが、一貫して言えるのは、出生地が地球上なのかスペースコロニーなのかの違いだけで“人種差別”が発生し、それ故の戦争が激化してるという図式である。この“図式”、どっかで見た事ありません?

そう、決して他人事ではなく、まさに現実の世界でも同じ理由での差別が、未だに解決していないんです。物語みたいな壮絶な隔たりではなく、ごく“近所”での話です。例えば肌の色とか、生活環境の違いによる文化の発展とか、宗教的な価値観等。それら“断片的な相違点”だけでお互いを理解し合おうとせず、むしろ相手の価値観全てを否定し、自分優位でモノを見ようとしてぶつかったり、自分のみが生き残る為に、弱者のフリして他人のせいにしている様は、この物語の展開とまったく一緒です。
どこに住んでいようとも、どこで生まれようとも、どんな宗教を社会の基本に据えようとも、この“地球”という名の箱庭に生きている限り、この星に生ける者すべて“運命共同体”です。そりゃ人間は、生き抜くために、他の命を“奪い合う”行為を行う野蛮な生命だし、時として自然の掟を破る“無法者”ではあるが、それでもこの“地球”に生まれきたる価値があったからこそ備わったる“根源悪”であり、必要に応じて使い分けるべき“力”である。しかし、時として人間は、この事を忘れて(否、知らないから)お互いを“共食い”する。以前にも書いたが、同じ“人間”だからこそ、他の生命の模範となる“共栄共存”のあり方を模索していく“優しさと強さ”が、必要だとオイラは思う。(悪口を言うのはカンタンだけど、謝罪の言葉を受け入れるのは、難かしい。)