迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

My favorite announcer vol.18

今月の“My favorite announcer”本編は、(2ヶ月連続MBSアナってのもなんだかなぁ…っと思ったがw)先月からの流れで、女性アナにしました。今月は木谷…もとい、吉田智子アナの話です。このBlogで“吉田アナ”といえば、去年の2月に紹介した兵庫県競馬の“実況仙人”吉田勝彦アナを指す場合が多いんで、ココでは便宜上、“智子おばさん”または、“智子アナ”という表記で進めていきます。
MBSを定年退社後、かつて参加したイベント“おはなし夢ひろば”での腕を買われ、絵本童話“もちもちのき”の作者、斎藤隆介の作品を朗読する“ひとりがたり”なる活動の傍ら、大阪芸術大の講師も務めている彼女。とりわけ、“日本語”の正しい表現方法に厳しい事で定評がある。しかしそこには、彼女の“旧性”が物語る“躾”のあり方がすべてではないかと思われる。(彼女の近況を知りたい方は、公式ホムペで確認してくれ。ちなみに今年10月、東京でイベントをやる予定だそうな。)

さっきオイラは智子アナの事を“木谷智子”と書きかけた訳だが、この“旧姓”を見て、囲碁を嗜む方なら“ピンッ”ときた方も多いのではなかろうか。実は彼女、趙治勲大竹英雄など、かつて囲碁の世界で名の知れた棋士の師匠である、木谷昇(←漢字失念、間違ってたら指摘して)名人の“令嬢”である。つまり、もしもMBSのアナになっていなかったら、棋士としての道を歩んでいた可能性がある。事実、彼女の囲碁の腕はセミプロ級で、ヒマ潰しで彼女と囲碁をやろうモノならば、全然敵わなかったという。
そんな名家のお嬢だったからこそ、その躾のあり方は厳しいモノがあり、それが彼女の後輩アナに対する指導でも出ていたのはいうまでもない。ただ、いつまでも“木谷家のお嬢様”という見られ方を嫌っていたらしく、結婚(出産)後夫側の姓に変更した訳である。
女性アナの多くは、結婚後も“旧姓”で仕事をするケースが多く、先月紹介した佐々木アナも、本名は“斎藤美絵”(ちなみに、ダンナは努兄)である。その弊害として、病院や公的機関での呼び出しを“本名”で言われると、慣れてない分かなりパニる(@佐々木アナ)んだそうな。しかし、智子アナみたいに結婚・産育休(出産と育児による休暇、労働基準法に定められいる)後、現場へ復帰する際に夫の姓に変更して“気分一新”する場合もある。特に彼女の様に、“ある種のプレッシャー”がある女性の場合、コレをきっかけに活躍の場が広がる場合もあるんで、女性アナにとって“姓名変更”は、ある種の“仕切り直し”という側面もある。
智子アナの声で有名なモノといえば、TVだと“皇室アルバム”のナレーションだろうと思われる。コレは、彼女が担当するまで女性アナがナレーションを務める事はなかった(彼女の先任は男性アナ)のだが、優しい中にも力強い語り口が評価され、10年以上にわたり担当する事になったのである。(ちなみに現在のナレーションは、“高校野球ヲタ”こと森本栄浩アナが担当している。)また、ラジオでもかつて“榎さんのおはようさん”(TBSでやってた早朝の全国ネット番組、榎本勝起アナが20年以上にわたってパーソナリティーを務めた。ちなみに、榎さんもマラソンバカw)の中にあったローカル枠“けさの話題”というコーナーの担当回数が多く、そのネタを考えてる最中に偶然息子(長男)に声をかけられたにも拘らず、振り向かずに過ぎ去ろうとしたという事も…w(コレは“あどラン本”3冊目に書かれてるエピソード引用)
母として、女性として、そしてアナウンサーとしての生き様を貫き、定年後は“隠居”するつもりだったのに、結局は“朗読”という今までのアナとしての経験が生きる道を選んだ。それは地味だけど、いつまでもマイクの傍にいて欲しい“お母さん”的な存在感が、彼女をそうさせたのかもしれません。