迷馬の隠れ家 はてな本館

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なぜ、女性アナは“嫌われ”るのか?

タイトルで、“…ヲイ!!”と思っただろうが、コレは人気とかではなく、男性アナと比べてのコストパフォーマンス…つまり“利用価値”の部分での話である。確かに、見栄えの良い女性アナの方が視聴率も取れそうだし、なんといっても若いうちから人気者になる可能性は高い。しかしそれは、近年のTVでの話であって、ラジオとなると…やはり男性“有利”な職業といえるだろう。特にスポーツ中継において、女性アナの実況よりも男性アナの実況の方が聞き易いし、“スポーツ好き”の実況といった感があって親しみ易い。だが、女性アナの場合、長丁場になり易いプロ野球については皆無に等しく、唯一“女性実況”が成り立ってる競馬においても、地方競馬の場内ならともかく、中央の場合は挑戦する人はいても、それが定着するケースは稀である。(しかも、未だにG1は実況させてもらえぬままではあるが…。)

オイラは放送業界の関係者ではないんで断言はできないんだが、おそらくコレは、放送業界の“固定概念”が影響している部分が大きい。てのも、女性アナの役割は、あくまで“進行補佐”であって、メインとしては扱われにくい。しかし男性アナの場合、“スポーツがダメでも…”って感覚で他の部門に回し易く、しかもそこで成果を上げる事も多い。つまり、ココに“同じ給与でもコキ使える男性の方が、女性よりも価値がある”という概念が生まれ、それが慢性化した結果、女性アナの活躍の場が極端に少ないという状況が続いたと考えて良い。
また女性アナの場合、もうひとつネックとなるのがプライベートな部分で男性アナより“制約”が多いという面である。考えたらわかる事だが、女性は結婚後、夫を支える為の家事に追われ、しかも妊娠・出産から育児まで預かる身分である。ゆえに男性と違って、せっかくのレギュラーを持っていても、こういった理由で“降板”を余儀なくするケースが多い。そういった事を考えると、余計に女性アナは“使い勝手が悪い”という事になり、ますます男性“有利”な条件でアナを育成せねばならなくなる。
近年、男女雇用機会均等法や出産・育児に伴う休暇に関する法整備が整ってきたとはいえ、未だそれに批准して女性アナの活躍の場面が増えたとは言い難い状況である。とはいえ、オイラが“あどラン”を見ていた時代からすれば、かなり改善された方ではある。それどころか、見栄えの良い女性アナを採用しておいて、話題性だけで勝負してる様にも見えるから、オイラ的にはイライラする。(特にどこの放送局とは言わんが…。)
どうせアナウンサーを育成するのであれば、男性だからとか、女性は…という“固定概念”だけで役割を振るのではなく、その人が持っている“ことばの才能”に掛けた育成方法を編み出すべきであり、見た目や人気を期待する必要性はない。コレは単に、アナウンサーという“職種”に限った話ではない、すべてにおいていえた話である。見た目や声質だけでアナウンサーの“価値”が決まるのではなく、デビューから“引退”までの間の“熟練度”を見極める事が重要であって、そういった意味では、オイラがやってる“My favorite announcer”シリーズで取り上げたアナ達は、紹介するだけの価値観がある“実績”と“熟練度”がある。単なる“面白いだけ”のアナウンサーは、例えベテラン級でも、むしろ紹介する価値すらない。そういった意味では、来月以降取り上げる予定の女性アナは、(参考資料は少ないけど)それに似合うだけの価値観があると、オイラは胸張って言い切りたい。