迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

なぜ、“つまらない内容”ばかりのTV番組が増えたか?

以前からさんざん書いている内容の話だが、ここ数年急激に“つまらない内容”の番組が増えた様な気がする。ローカル番組ならまだしも、全国ネットの、しかも一番視聴率の狙える“プライムタイム”(一般的に、19時〜23時の時間帯。特に19時〜21時は“ゴールデンタイム”ともいわれる時間)の番組である。もちろん、この時間帯は今でも、面白そうな番組が多いんだが、見てる途中でなんだか各局“ドングリの背比べ”状態なんに気付いて、一気に興ざめする事も多い。しかも“いい番組”はきちっと放送して欲しいのに、そういうのに限って、ヘンな特番やスポーツ中継(プロ野球以外)で休止が多く、しかも時間稼ぎの為のリプレイがクドい。
確かに、サッカーのワールドカップやオリンピックは開催国の関係上、放送時間帯がズレるのは仕方がない。しかし、明らかに結果が判明している試合を、フルタイムでクドクドとは見たくはない。まして、バラエティー番組でも同じ芸人“だけ”で違う番組をやってくれても、ネタバレしてる分全然面白くないし、同じ内容だとなおさらウンザリする。

ひとえに考えられるのが、出演しているタレントやアナウンサーが“固定”され過ぎて、視聴率向上を狙ってるつもりが“他局と同じ”になっている事に、当の制作サイドが気付いていない事である。また、同じ内容の事件や特集を、各局が似た様な時間帯に放送が集中するモンだから、ザッピングするだけ呆れてしまう。コレじゃ、オイラだったらCSのグリーンチャンネルアグリネットの番組か、スカイ-Aの“料理大学”の再放送を見ていた方が、いろんな意味で勉強になるしアイディアも浮かぶ。(それでも退屈なら、ネットをやるか図書館で“My favorite announcer”シリーズのネタ探しをするか、ラジオを聞いてる方がマシ。)
つまり、番組作りに必要な“人材作り”が全然できてなくって、その上経験不足なスタッフでやりくりしてるモンだから、過去のTV番組をパクった様な番組しかできなくなるのである。現在“売れっ子タレント”として活躍している人々は、過去に様々な経験を積ませる為に無茶な事を散々やりまくった。しかし、彼等に対して苦情がきた時、その責任を制作スタッフの“一番エラい人”が一人で背負い込み、関系各所に謝罪行脚をした程である。しかし、最近の番組は、その“責任者”を若いAD(アシスタントティレクター:大概は大学のバイト君が多い)に負わせ、“社員”であるディレクター以下ベテラン勢は、重要な出演タレント(の所属事務所)にコビる傾向が…。コレじゃ、番組が“コピー商品”だらけになるのも無理はない。
で、東京の全国ネットで仕事できない、いわゆる“都落ち”タレントでも、時として勘違いしている輩がいる。地方ローカルでも仕事がある分知名度も保持できるが、そこも失えば世間から存在を忘れ去られる“運命”ってのが解ってないバカが多い事。
全国ネットであれ、地方ローカルであれ、見ている視聴者をバカにしてる様では、ラジオ局以上にTV局も衰亡するのは目に見えている。特に、一部の芸能事務所(のタレント)の我侭に付き合わされてる様では、呆れた視聴者は去っていくだけ。開拓の余地のある素人を見つけ出す“名伯楽”が、現在のTVを救うには必要であり、それを上手く“TVスター”に仕立てられる腕を磨かないと、おそらくはTVを誰も見なくなるという危険性が強まる。
また、重要なのは番組の“内容”であって、タレントの腕や一発芸が“ウリ”ではない。あくまでそれは、番組内容に“花を添える”程度で十分なのであり、クドい様なら“芸がない”とみなして相手にしないのが鉄則である。そういった意味で考えると、既にTVは“死んでいる”と言った方が正しいのかもしれない。